馬装
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馬装(ばそう)とは、騎乗のために人馬の準備をすることである。
馬においては鞍や頭絡などを馬に装着することであり、このことだけを指す場合もある。
一般的には、馬装の際にその準備として簡単な馬の手入れも含まれる。
通常、裏堀り⇒ブラッシング・マッサージ⇒保護具の装着⇒装鞍⇒装勒の順で行われる。
保護具にはプロテクターや肢巻などがあり、プロテクターは簡易で傷の保護に役立ち、肢巻はやや手間がかかりますが、保護と補強に優れている。
どちらも、留める部分は外側に来るようにするべきである。
装鞍に当たってはまず、ゼッケンを左右均等になるように乗せ、必要であれば鞍傷防止ゲルパットやゲルゼッケンなどを左右均等、所定の位置につける。
それから、鞍骨の前端を基準にして肩甲骨の4cm後方から第18肋骨より前の間に鞍を置く。
長さは届く範囲で出来るだけ短い腹帯をつけ、鞍がずれない程度にしっかりつけておく。
腹帯が緩いままだと、騎乗する際に鞍がずれて馬を驚かせてしまうので、乗る前にしっかり締める。
人が乗るとその重みの分、腹帯が緩むので、必ず乗った後にもう一度締めなおすようにする。
ある程度運動するとさらに緩んでくるので、安全な乗馬を楽しむには、騎乗中でも必要に応じ随時、馬装を点検することである。
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