3DO M2
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3DO M2は、松下電器産業株式会社が開発した3Dグラフィックス表示が可能なボードの開発コードである。 当初は3DOの上位互換機として開発されたが、家庭用インタラクティブ機器向けの発売を断念し、一部の産業機器で採用された。 CPUは3DOのARM6からPowerPC602に変更されており、3DOインタラクティブマルチプレーヤーとの互換性はない。
[編集] M2基板(DFUP0882ZAM1)仕様
- MPU:EMPPC602FB66 PowerPC602(66MHz) ×2個搭載
- コンパニオンチップ:B861131 VY21118-CDE2 3DO 02473-001-0F(208ピンQFP)
- :BU6244KS BIG BODY2(56ピンQFP)
- :ASKA (NEC製)(44ピンQFP)
- :26H14717 043007K1(IBM MICROELECTRONICS製)(C-BGA)
- メモリ:0316169CT3B(1Mビット*16ビット出力SDRAM,IBM Micro Electronics製) ×4個搭載(512KB)
- ユニファイドメモリアーキテクチャ:UMA構成を採る。
- サウンド出力用D/Aコンバータ:AKM4309VM(旭化成マイクロシステム)
- グラフィック画像出力用D/Aコンバータ:MC44200(MOTOROLA)
- 96ピン拡張コネクタ
- 48ピン拡張コネクタ
[編集] 採用事例
- 「とべ!ポリスターズ」,アーケードゲーム,コナミ,1997年
- 「Battle Tryst」,アーケードゲーム,コナミ,1998年
- 「Evil Night / Hell Night」,アーケードゲーム,コナミ,1998年
- 「Heat Of Eleven '98」,アーケードゲーム,コナミ,1998年
- 「Total Vice」,アーケードゲーム,コナミ,1997年