CFIT
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CFIT (Controlled flight into terrain) は、航空機事故の一種で、航空機自体には何も異常がないのにもかかわらず、航空機が山や地面などに衝突する事故のことである。
CFITは、航空機器の異常、あるいはパイロット(機長・副操縦士)の経験不足や勘違いなどから、空路上の地形を誤認することから起こる事故である。したがってその解決方法は単純であり、アメリカ本土ではほとんどなくなっている。しかし今日、航空事故の死者の約4割は依然としてこのCFITを原因とするものといわれている。
[編集] 事故例
1997年8月6日、大韓航空801便ソウル発グアム行き (ボーイング747-300) が、グアム国際空港へ進入中に CFIT で墜落、乗員乗客228人が死亡した。