FEP
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FEPはFront End Processerの略。エフイーピィー、フェップと読む。
「先に処理する機構」という意味で、システムの前処理を行なうもの全般を意味する。具体例としては、汎用コンピュータにおいて、メインプロセッサの負担の軽減のためにデータの前処理などを行う補助プロセッサのことを言う。
[編集] インプットメソッドへの誤用
かつてMS-DOSがパソコンで主流だった時代、多くの日本語入力システムがFEP形式を取っていたため、本来は日本語入力システム(日本語用インプットメソッド)と呼ぶべきところをFEPと呼ぶ誤用が広まっていた。
しかし、パソコンにおいてさえ言語の入力システム以外にもFEP形式のものがあるほか、Windows時代に入り日本語入力システムの仕組みがFEP形式でないものも増えたため、IME(本来はWindowsのみの用語)、日本語インプットメソッド、日本語入力システム、かな漢字変換ソフトウェアなどと呼ばれることが多くなった。
「日本語入力フロントエンドプロセッサ」という言葉が初めて用いられた製品はバックスがPC-9801用に発売したかな漢字変換システム「VJE-86」である。