KORG 01/W
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KORG 01/W(コルグ ゼロ・ワン・ダブリュー)とは、シンセサイザーの型番・機種名である。
1991年発売のKORG製。Aiスクエアシンセシス搭載のPCM音源方式を採用している。
シンセサイザーとして基本的な機能を持ち、また元のPCM波形にウエーブ・シェイピングという方法で倍音を加算できる01/Wならではのシンセサイズ方式を持っている。また高機能なシーケンサーも搭載されていて、01/W一台で音作りから打ち込みまで行え、ミュージック・ワークステーションと呼ばれ世界中の著名ミュージシャンに愛用された。
もともとはM1の後継機種としてM10という機種名で開発されていたが、開発室を訪れた上層部の人が逆さまから読んでしまい01/Wと命名されたらしい。
型番の読み方は、『ゼロ・ワン・スラッシュ・ダブリュー』ではなく『ゼロ・ワン・ダブリュー』が正式であるとされている。
[編集] 01/Wのシリーズ
- 01/W
- 基本形。61key。
- 01/W FD
- 01/Wにフロッピーディスクドライブを搭載した機種。61key。
- 01/Wpro
- 01/W FDを76keyにした機種。
- 01/WproX
- 01/W FDを88key、ピアノタッチ鍵盤にした機種。
- 01R/W
- 音源モジュール版。シーケンサー内蔵。2Uラックマウントサイズ。
- 03R/W
- 音源モジュール版。シーケンサー無し。1Uラックマウントサイズ。
[編集] 01/WのPCMカード
- Best of M&T (XSC-1S)
- Orchestral (XSC-2S)
- Piano Keyboard (XSC-3S)
- Dance (XSC-4S)
- Synth Design (XSC-5S)
- Ethnic (XSC-6S)