Phew
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Phew(ヒュー)とは、1970年代後半に関西で活動していたアーント・サリーの一員だった頃から現在に至るまで活躍し続ける女性シンガーである。
[編集] バイオグラフィー
アーントサリーの一員だったPhewは、やがてソロシンガーで活動するようになり、パス・レコード(PASS RECORDS)と契約する。
そして坂本龍一とのコラボレーションである『終曲(フィナーレ)/うらはら』を1980年3月25日に発表。制作の過程に関しては、Phewがカセット・テープにアカペラで録音した歌を坂本龍一が受け取り、ヴォーカルへのイコライジングとシンセサイザーなどによるバッキングを加えて楽曲の形にまとめ上げたという説があるが、シングルのクレジットには、Phewは、ヴォーカル、声(Voice)、ノイズを担当したとあるので、楽曲の形にまとめ上げる際にも参加していると思われる。その後パスレコードのプロモーション・ツアーに参加。
そして1981年の1月から2月の間にアルバム『Phew』を西ドイツ(当時)ケルンのコニー・プランクのスタジオで制作。レコーディング・メンバーは、Phew ホルガー・チューカイ ヤキ・リーベツァイト コニー・プランク そしてパス・レコードの創立者である後藤美孝(坂本と共同で『B2-ユニット』を制作した後)。アルバムは、1981年6月パス・レコードから発売されたが、Phewは、その後数回のライブに出演後活動を中断。
1987年、活動を再開。近藤達郎 大津真らとアルバム『View』を発表。1991年10月21日 恒松正敏 高橋豊 大津真 藤本敦夫 藤井信夫らと『songs』発表。以後ソロやユニットの形でライブ活動、アルバム制作を定期的に行っている。現在のユニットは、MOSTとBig Pictureである。
[編集] 資料
- CD "PASS NO PAST"の湯浅学の解説
- CD "Phew"の加藤彰の解説
- CD "songs"のライナーノーツ