POS
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POS
- Point Of Salesの頭文字を取った言葉で、物品販売の売上実績を単品単位で集計する事である。ポス。:ここで記述する。
- Plan d'Occupation des Solsの頭文字を取った言葉で、フランスにおける土地利用計画制度の一つ。日本語では土地占用計画と称する。主に市町村を単位とする具体的な土地利用条件を定めている。
- Problem-Oriented System (POS) 課題解決型医療、医学教育のこと。
- Point Of Study (POS) 予備校東進ハイスクール、東進衛星予備校の東進学力POSシステムのこと。
- Pain of Salvation(PoS) スウェーデンのプログレッシヴメタルバンド、ペイン・オヴ・サルヴェイションの略称。
- しばしば楽器屋にて目に付く、ギターもしくはベースのブランド名*POSのこと。
POSはアメリカにおいて先行的に発展した。レジ担当者の不正防止や誤った売価での販売などを防ぐ目的が強かった。 POSを利用するに当たり、商品へのマーキングが必要不可欠である。
POSにおいて最大の利点は、商品名や価格、数量、日時などの販売実績情報を収集するため、「いつ・どの商品が・どんな価格で・いくつ売れたか」を経営者側が把握しやすく、売れ行き動向を観察できる点である。 収集する項目はシステムを導入している企業により異なり、データや算出方法は企業秘密である場合がほとんどである。また、コンビニエンスストア等において購入者の年齢層、 性別、当日の天気もデータとして収集しているのは有名である。
基本的にはジャーナルと呼ばれるデーターを紙に印字して保存するか、コンピュータの情報として保存し、売り上げデーターとして活用する。 ジャーナルはレシートと同じ内容を記録したもので店舗、企業で7年間の保存義務があるが、近年は磁気ディスク上に記録する「電子ジャーナル」も普及している。
現在は、電子ジャーナルを基礎データーとして売り上げ動向を監視し、当初の目的のみならず、消費者の購入動向から仕入れする品物の数量などを決定する事による在庫管理などを行っている。
[編集] POSの導入
- 基本的には、POSレジスターと呼ばれる商品単位の集計機能を持ったレジスターを導入することにより簡易的な導入が可能であるが、POSシステムと呼ばれるオフィスコンピュータ等を利用した物がスーパーマーケットやコンビニエンスストアで普及している。
- 導入には集計を容易にするためバーコードと呼ばれるマーキングを用いることが多い。
- バーコードを商品へ付加するマーキング方法は2種類あり。商品の製造過程でバーコードを印字またはシールを商品に付ける事を「ソースマーキング」と呼び、販売店舗にてバーコードを印字またはシールなどで付加する事を「インストアマーキング」と呼ぶ。主にインストアマーキングは、同じ商品でも量や重さ、サイズなどで販売価格が異なる場合(肉や魚、衣類など)に使用され、その店舗または会社内だけで使用可能なコードを用いる。
- また、ホテルなどではレストランのキャッシャー等でPOSレジスターを用いるがバーコードを用いていないケースも多い。
[編集] 関連項目
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