RFS
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RFSとは、海上保安庁の使用する、射撃管制装置(FCS)の一種である。日本語では目標追尾型遠隔操縦機能、目標自動追尾機能などと表記される。
Remote Firing Systemの頭文字を取った略称であり、英訳もその通りであるが、英語表記とは異なり単なる遠隔射撃装置ではなく、目標追尾・外部環境による修正等を行うFCSの一種である。主に、20mm機関砲と連動して使用されている。
海上保安庁では簡易的なシステムであるとしているが、あくまで40mm機関砲に使用している「海上保安庁のFCS」と比較した場合に、最大対処距離や演算能力の面で簡易的なシステムであるとの位置づけであり、九州南西海域工作船事件では、十分な精度を発揮した。不審船対策として、旧来の手動型機関砲・機関銃からの更新が進められている。