S型小惑星
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S型小惑星( - がたしょうわくせい)は、珪酸鉄や珪酸マグネシウムなどの石質の物質を主成分とする小惑星であり、既知の小惑星の約17パーセントがS型小惑星である。「S」は英語で石質を意味する形容詞「Stony」あるいは珪素質を意味する形容詞「Silicaceous」に由来する
アルベドは0.10から0.22の間にあり、比較的明るい外観をしている。S型小惑星は鉄やマグネシウムなどのケイ素化物にニッケルや鉄などの金属物が混合した化学組成を持っている。S型小惑星は主に火星と木星の間にある小惑星帯の中央より内側の軌道を周回しており、この軌道を周回する小惑星の大多数がS型小惑星である。