W・G・ゼーバルト
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W・G・ゼーバルト(W・G・Sebald、本名 Winfried Georg Maximilian Sebald 、1944年5月18日-2001年12月14日)はイギリスの小説家。
写真やイラストなどを組み合わせた小説とも散文とも随筆とも言えるような、独特の作品で知られる。
2001年には「アウステルリッツ」で全米批評家協会賞を受賞した。
本名のヴィンフリート・ゲオルクでは「ドイツ的」なため筆名ではイニシャルだけの「W・G・ゼーバルト」としている。
ノーベル文学賞に最も近い人物と期待されたが、2001年、交通事故で死亡した。
ハイネ賞、ブレーメン文学賞など受賞。
目次 |
[編集] 略歴
- 1944年5月18日、ドイツアルゴイ地方ヴェルタッハ生まれ。
- 1966年、マンチェスター大学講師になる。
- 1969年、ドイツで高校教師を務めた後、マンチェスター大学に戻りイギリスに定住。
- 1970年よりノリッジにあるイースト・アングリア大学文学部講師
- 1975年、1年間だけドイツの語学学校で講師を務める。
- 1988年よりイースト・アングリア大学ドイツ文学正教授になる。
[編集] 主な著作
[編集] 邦訳されたもの
- 「移民たち 四つの長い物語」(1992年、2005年邦訳、訳 鈴木仁子、白水社)ISBN 4560027293 (解説 堀江敏幸)
- 「目眩まし」(1990年、2005年邦訳、訳 鈴木仁子、白水社)ISBN 4560027307 (解説 池内紀)
- 「アウステルリッツ」(2001年、2003年邦訳、訳 鈴木仁子、白水社)ISBN 4560047677
[編集] 邦訳予定
- 「土星の環」(2006年末刊行予定)
- 「空襲と文学」
- 「カンポ・サント」