あなたの隣に誰かいる

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あなたの隣に誰かいる（あなたのとなりにだれかいる）は、2003年 10月7日～12月9日にフジテレビ系列で放送されたテレビドラマ。全10回、平均視聴率12.5％。2004年に死去したザ・ドリフターズのリーダー・いかりや長介が最後に出演したテレビドラマでもある。

注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

[編集] あらすじ

松本欧太郎・梓夫婦は、父親の残した家を相続し、郊外の住宅地の一軒家に引っ越す。その住宅街は奇妙な住人や奇妙なルールで溢れていた。更に、奇妙な事が立て続けに起こり、家庭内にも亀裂が走り始めてしまい…。

[編集] 登場人物

松本梓 - 夏川結衣

　欧太郎の妻であり、鈴の母親。数馬とは過去に何かがあった模様。34歳。

松本欧太郎 - ユースケ・サンタマリア

　ごく普通のサラリーマン。引っ越してきてから不思議な事が起こるようになる。34歳。

草間五郎 - いかりや長介

　裁判官だった経験があり、松本家の住む家にまつわる家族の変死を知っていて、数馬の正体も蟲姫物語だと考えている。72歳。

松本鈴 - 山田夏海

　梓と欧太郎の間に生まれた子供。数馬に人質にとられる。

澤村数馬／久遠駿介 - 北村一輝

　松本家の隣の住人。梓に手を出す。その後も松本家に付きまとう。絶対に死なない、連続殺人犯。34歳。久遠駿介と澤村数馬は別人の模様。

澤村愛子 - 白石美帆

　数馬の妻であるが、殺される。24歳。

柏木里美 - 佐藤藍子

　草間の付き人、フリーライター。父の死の真相を探っている。28歳。

柏木雅夫 - 光岡湧太郎

　里美の父。

有島樹里 - 戸田菜穂

　梓の親友、雑誌編集者。梓とともに数馬を一度殺す。30歳。

藤成正毅 - 高知東生

　欧太郎の友人であり、精神科医。梓を診療する。草間とは違う考え方をしている。35歳。

松本志摩子 - 梶芽衣子

　欧太郎の母。度々家に来る。

濱口琴音／稲葉の妻 - 高樹マリア

　欧太郎の会社での浮気相手。22歳。何者かに殺された（と思われるが、死体はどこかに消えた）。その後、最終話で松本家の隣に引っ越してきた別人（？）の稲葉の妻として登場。

車田行生 - 火野正平
車田美佐江 - 久保田磨希
車田真子 - 石田未来
車田智也 - 新井敬祐
網川睦子 - 鷲尾真知子
布部サキ - 森康子
三好卓朗 - 木下ほうか
三好文子 - 山口香緒里
星野智嗣 - 柏原崇
井伏次郎 - 児玉謙次
菅谷 - 谷津勲
光恵 - かとうあつき
法子 - 菊田由美子
由里 - 中坪由起子
捜査本部長 - 本田博太郎
稲葉 - 役所広司（最終話）

　最終話で、松本一家が新たに引っ越した家の隣に引っ越してきた人物。　主人公「松本家」の隣りに「稲葉家」が引っ越してくることで主題歌を歌うB’ｚのふたりが揃うことになる。

[編集] 澤村数馬の正体について

北村一輝が演じている、澤村数馬の正体は、話の中に出てくる蟲姫物語の虫の人間張本人であり、追っている草間よりも年上であるが、老ける事はなく、死ぬことはない。長年子供をつくっては殺し続けてきた。今回の目的は、梓との間に子供をつくり、松本家を惨殺し、梓を家の地下にある棺桶に入れ、子供はどこかの施設に預ける事であった。しかし、欧太郎の行動などにより阻まれる。血を嫌い、もし体が死んでしまえば、虫となって耳から出る。

久遠駿介だが、梓がまだ若いころに付き合っていた相手だと思われる。ここは実際の事は分かっていない。

[編集] 蟲姫物語

愛する姫を失った蟲の男は、姫が成人するのを待ち、手をかけ、子供をつくるが、それでも本当の愛は手に入らない。年をとらず、死なず、呪われた命を持った男は、娘を愛し、子供をつくっては娘を殺し、間にできた子供を愛し、これを何百年とやってきた。娘たちを愛することで、姫との永遠の愛を手に入れようとした。

この話に久遠駿介も見入っていた。この男こそが、澤村数馬である。

[編集] タイトル

死者ノ住ム町
恐怖ノ隣人
隣の夫との禁断の関係
悪魔ノ誘惑
情事ノ代償
家庭崩壊
父と娘の絆
もう一度、家族に戻りたい…
蟲男の正体
大逆転!!

[編集] 楽曲

主題歌

B'z「アラクレ」

作詞：稲葉浩志　作曲：松本孝弘　編曲：松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人

挿入歌

「TAK MATSUMOTO feat.稲葉浩志」「勝手にしやがれ」

※第5話のみ

「TAK MATSUMOTO feat.ZARD」「異邦人」

[編集] 備考

ジャンルは、日本ドラマとしては珍しいサスペンスホラー。
今ドラマが復帰作となったいかりやであるが、終盤に近づくにつれ病状が再び悪化していく様が見て取れる。最終回に至っては全身痩せ細り、声はしわがれ、台詞は何を言っているか聞き取ることは困難である。だが、衰弱した状態が更に熱演に磨きをかけており、迫真の演技を見ることが出来る。
ドラマの中には色々な説があり、話が進むごとに分かっていく。実際、最後は説が二つあり、視聴者の解釈で任せている部分がある。