えひめ飲料
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株式会社えひめ飲料(えひめいんりょう)は、愛媛県松山市に本社を置く飲料メーカーである。
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[編集] 事業
清涼飲料の製造・販売
- 「ポンジュース」のブランドは全国的に有名。
- 「ポンジュース」とは昭和27年に当時の愛媛県知事、久松定武が日本一のジュースになるようにという意味でつけたもの。「POM」はニッポンの「ポン」を表し、輸出商品としての将来を託したたものというのが公式見解。ただ、愛媛の方言で「ポン」は別の、「くだらないもの」、「糞」という意味もあり、地元では揶揄する向きもある。発売当時、「糞のジュース」と勘違いされたこともあった。また、POMというつづりからPower Of Mikanの頭文字からとったというデマも若者の間では広まっている。
- ポンジュースは現在、えひめ飲料とJA全農えひめから発売されている。愛媛県青果農業協同組合連合会のCMソング、『愛媛みかんの歌』『ポンジュースの歌』は、『ミカンが実る頃』で人気を博した藍美代子が歌った。作詞は伊藤アキラ、作曲は『ミカンが実る頃』と同じ平尾昌晃。非売品のソノシートのジャケットには東君平のイラストがある。
[編集] 事業所
[編集] 製造工場
[編集] 沿革
[編集] ポンジュースにまつわるもの
- 「ポンジュースの出る蛇口」
- 「愛媛県では、水道の蛇口のひねるところが3つあり、青い蛇口は水、赤い蛇口はお湯、オレンジの蛇口はポンジュースが出る」というネタがあり、愛媛県を良く知らない人と出会うと掴みネタとしてよく用いている。「ポンジュースの蛇口」は単なるネタにとどまらず、えひめ飲料自身が販売促進キャンペーン用の賞品として利用するまでなった。しかし、昨今ではこのもちネタが広まりすぎたためか、愛媛県人が他県に行った際に「ポンジュースが出る蛇口があるんでしょう?」と逆に言われることが多々ある。
- SEX MACHINEGUNS「みかんのうた」
- 愛媛のみかんへの『愛』を高らかに歌い上げたものであり、同曲の歌詞にはポンジュースが含まれている。また、えひめ飲料は、愛媛でのライブの際、大量のポンジュースやお花を送っている事で知られている。
- 「みかんごはん」
- 愛媛県では、学校給食に「みかんごはん」というものが出てくるという。作り方は普通の炊き込みご飯と変わらないが、ダシの代わりにポンジュースを入れて炊き込む。
- 「ジュースの日」
- 愛媛県の小中学校では週に一度ポンジュースが配られる。給食時に配られることもあれば別途配られることもある。愛媛県下全ての学校かどうかは不明。まだ週休二日制でなかった時は、土曜日に配られる学校が多かった。