仙台市
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仙台市(せんだいし)は、宮城県のほぼ中央に位置する市で、同県の県庁所在地、政令指定都市。東北地方の政治・経済の中心都市である。「杜の都」として知られている。
目次 |
[編集] 概要
広瀬川や青葉山などの自然が都心にあり、また緑が多い事から、「杜の都」の名で親しまれている。河岸段丘に形成された都市の典型で、都市計画はニューアーバニズムやコンパクトシティの好例であるが近年では郊外に人口が拡散している。人口は約103万人で、昼間人口は約115万人に達する。
国から政令指定都市に指定されており、行政面や経済面では第三次産業の占める割合が高く、中央省庁や全国規模の企業の支部が集まっている事から「支店経済都市」となっている。
また、東京都区部と青森市のほぼ中間(双方からともに約350km)に位置している。地名の由来等については仙台を参照。
[編集] 地理
[編集] 地形
- 詳細は仙台の地形を参照
仙台市は、東の境界を太平洋(仙台湾)、北の境界を松島丘陵、西の境界を奥羽山脈、南の境界を名取川流域として、宮城県をほぼ帯状に横断する形状となっている。海岸から長町-利府線断層帯までが地質的には新しい沖積平野、その西が沖積平野より少し古い堆積岩類の台地であり、奥羽山脈の稜線近くは新生代に噴出した火山岩で出来ている。船形山、大東岳、神室岳などはいずれも50万年から150万年前に噴火した火山である。
仙台市は奥羽山脈を挟んで山形県山形市と接している。都道府県庁所在地同士が隣接する例は、仙台市と山形市の他、京都市と大津市、福岡市と佐賀市となっている(ただし、仙台市と山形市を直接結ぶ交通手段はJR仙山線面白山トンネルと未舗装の二口峠のみで、その他は両市以外を経由しなければならない)。また、仙台の北東には日本三景の松島(松島町)がある。
- 山:青葉山、船形山、白髪山、面白山、泉ヶ岳、大東岳、太白山、日和山など
- 仙台市役所は、市内の野生ニホンザルの頭数を約550匹とみている。
- 川:広瀬川、名取川、七北田川、梅田川など
- 沼:五色沼、長沼、大沼など
[編集] 気候
- 詳細は仙台の気候を参照
仙台は太平洋に開けた平野部に位置するため、海洋性気候(太平洋側気候)の傾向を持つ。そのため、冬は東北地方としては温暖で、冬日は比較的多いが、真冬日は少ない。東北地方の県庁所在地の中で最も降雪量が少なく、積雪が一週間以上残存することは少ない。夏は太平洋からの海風の影響で気温はあまり上昇せず、夏日にはなるが真夏日・熱帯夜が少ない。ただし、梅雨から夏の時期や秋分前後に北東から冷たい海風が入り込み、曇りがちになって大きく冷え込むことがある。このため、北海道の札幌よりも気温が低いことがしばしばある。
平年値は、年間平均気温:12.1度C、降水量:1241.8mm、日照時間:1842.6時間。真夏日と真冬日の合計は約20日で、都道府県庁所在地の中で最も少ない。2番目に少ない水戸市で約30日、東京都(千代田区)で約45日、大阪市で約66日と、仙台市は極端に暑くも寒くもない気候である。
- 主な都市の降雪量・積雪量(平年値)
都市 | 降雪量累計 | 最深積雪 | 1月気温 |
札幌 | 630 cm | 101 cm | -4.1℃ |
青森 | 774 cm | 114 cm | -1.4℃ |
秋田 | 409 cm | 41 cm | -0.1℃ |
山形 | 491 cm | 50 cm | -0.5℃ |
盛岡 | 351 cm | 36 cm | -2.1℃ |
仙台 | 90 cm | 17 cm | 1.5℃ |
石巻 | 56 cm | 17 cm | 0.5℃ |
福島 | 235 cm | 26 cm | 1.4℃ |
いわき | 14 cm | 6 cm | 3.6℃ |
NYC | 57 cm | - | -0.6℃ |
都市 | 降雪量累計 | 最深積雪 | 1月気温 |
軽井沢 | 136 cm | 32 cm | -3.6℃ |
新潟 | 255 cm | 39 cm | 2.6℃ |
富山 | 433 cm | 69 cm | 2.5℃ |
金沢 | 360 cm | 53 cm | 3.7℃ |
彦根 | 131 cm | 29 cm | 3.6℃ |
岐阜 | 52 cm | 16 cm | 4.3℃ |
鳥取 | 263 cm | 49 cm | 3.9℃ |
松江 | 111 cm | 24 cm | 4.2℃ |
東京 | 13 cm | 7 cm | 5.8℃ |
シカゴ | 97 cm | - | -5.6℃ |
- ※降雪量累計:気象庁の統計データでいう「降雪の深さ合計」のこと。日ごとの降雪量を、シーズン全体で合計した量(平年値)
- ※最深積雪:一度に降る最も多い積雪量(平年値)
- ※1月気温:1月の平均気温(平年値)
- (参考):参考としてニューヨーク市(=NYC)とシカゴ市の値も付加。アメリカ合衆国の統計値はNational Weather Serviceによる。
[編集] 人口
2005年7月1日現在の推計人口は、約102万7000人である。
(住民基本台帳人口:約100万3000人。外国人登録人口:約1万人)
- 世帯数:444,514世帯(2005年8月1日)
- 生活保護受給者数:約1万人(この10年で倍加。高齢者比率:40%以上)
- ホームレス:約150人(2004年末の約250人をピークに減少傾向といわれていたが、また増え始めている。同規模の都市の中では少ない方であるが、調査時期が冬で、ちょうど降雪時に当たっていたため、実情を反映していない可能性もある。)
- 厚生労働省
- 夜回りネット
日本の近代化の波に乗り遅れた東北地方では、他の地方と比べて産業が乏しかったため、田中角栄政権以降、公共事業に大いに頼って来た。そのため、東北6県では県庁が肥大化して、県内最大の「企業」の地位にのし上がることとなり、その「企業城下町」である県庁所在地の都市化が進んだ。中でも宮城県は、他の県に比べて面積は小さく、自然障壁の少ない仙台平野に県民の大半が住んでいたため、仙台市に県の機能が集中し、爆発的に都市化と一極集中が進んだ。
仙台市は「支店経済」の都市といわれているが、近年の高度情報化、ネットワーク化、および、景気低迷の流れから、他都市に本社がある企業の仙台支店が縮小・営業所への格下げ・閉鎖の傾向が見られる。そのため、以前のような社会増(転入超過)傾向はなくなり、社会動態における転入・転出はほぼ同数となっている。そのため人口増加は自然増に依存しており、近年は数千人程度の増加で留まっている。また、仙台市に隣接する富谷町・利府町・名取市などの宅地開発が進んでおり、これも転出増の原因となっている。平成16年度は社会動態が減少(転出超過)に転じたため、少子化傾向とあいまって、数年後には人口減少が始まるとみられている(転出先のトップは東京都)。仙台市には大学や各種専門学校が集中しているので、全国的に見ても若年者の人口に占める割合は大きい。
[編集] 産業立地と都市構造
- 業務・商業地
- 流通・工業地区
[編集] 住宅地
仙台市は、宮城野区や若林区の平野部の農地が、低湿地であったことと国の農政によって一部税金を投入した大規模圃場として整備され(後述)、都市化することが出来なかった。他方、泉区、青葉区、太白区の丘陵地帯は、山地のために安価、かつ、権利関係が簡素で、ディベロッパーが一括購入して住宅地造成することが容易であったため、都心の周囲の北部から南西部にかけての丘陵地に新興住宅地やニュータウンが造られた。現在も、仙台市東部の農地のみならず、仙台市周囲の仙台平野に位置する自治体にも農地の開発規制があるため、同様な宅地開発の中心は、仙台市に隣接する利府町・富谷町(以上、仙台北部の松島丘陵)・名取市(仙台南西部の青葉山丘陵)などの丘陵地に移ってきている。
いわゆる高級住宅地は、都心に近接しながらも、建ぺい率や容積率の規制が厳しく、高層マンション等をつくる事が出来ない上杉・片平・米ヶ袋・錦町・川内三十人町といった地域が該当する。これらの住宅地は、規制の厳しさによって日当たりが確保されているほか、都心への近さの割に閑静であることや、都心に近くて利便性が高いため人気がある。しかし、いずれも藩政時代から屋敷が集中しているため、市場への新規供給量が少なく、相場が上昇して公示価格は毎年上位に位置している。近年、これらの住宅地は、仙台市の都心部が拡大するにつれて、「住宅地」から「市街化地域」に用途が変更になって建ぺい率が緩和されるところが出てきたり、住宅地を貫く幅員の広い幹線道路が新たにつくられて建ぺい率が緩和されたりするなどして、高層マンションが建設される例が増えてきている。また、バブル崩壊後の地価下落や、郊外住民の高齢化による利便性追求の結果による「都心回帰現象」によって、都心のマンション需要が高くなってきており、更に低層住宅から高層マンションへの立て替えに拍車がかかっている。
山を切り開いて造成された郊外住宅地の内、70年代までのものは、山を大きく切り崩すことなく造成されたために坂道が多く、厳冬期の早朝にその坂道がアイスバーンになる。また、開発から30年余り経過し、住民の高齢化現象が起きて問題化しているところもある。しかし、より新しい郊外住宅地に比べて都心に近く、アイスバーン対策として、坂道にロードヒーティングがされているところもあり、更に、大きく切り崩さなかったことで見晴らしの良さを産んで、仙台都心部のみならず、遠く太平洋まで望めるためにかえって人気が出て、マンションが建設されるところも出てきた。郊外丘陵地一括開発の比較的成功例が泉パークタウンである。(詳しくは泉パークタウンを参照のこと)。その他、長命ヶ丘などの比較的新しい住宅地は、山を大きく削って開発地域内を「台地上の平地化」したため、地域内の移動がし易く、かつ、厳冬期の早朝アイスバーンの影響が少ない。
[編集] 都市軸
[編集] 戦後の仙台の都市軸の変化
高度経済成長期までの都市軸は、旧奥州街道を踏襲した、仙台から南に向かう国道4号沿いと、仙台から北東の多賀城・塩竈・松島に向かう国道45号沿いにあり、鉄道も並走している。1970年代初頭には、この都市軸沿いの松島町から岩沼市にかけて、仙台市を中心に合併して政令指定都市となることを目指したが失敗に終わった。この合併・政令市化が失敗した要因は、当時の仙台市が革新市政だったのを周辺市町の保守系首長が嫌ったためといわれ、すべての調整が済み合併調印の直前まで進んでいたのにもかかわらず合併調印の前日に多賀城市長が突如合併を批判、合併から離脱して仙塩合併は一夜にして瓦解した。結果として合併すれば政令指定都市の移行が約束され、発展が約束されたのにもかかわらず合併が行えなかった。結果として政令指定都市への移行が著しく遅れ、発展が著しく遅れる結果となった。
その後、人口増を背景に、市の北部から南西部にかけての丘陵地に新興住宅地が都心を囲むように弧状に造られ、「山の手」が形成された。これらの山の手地区と中心部とを繋ぐ幹線道路である国道4号沿い(都心から北向き部分)や国道286号沿いが新たに都市軸に加わった。この新都市軸の北の中心である旧泉市と、仙台の西に隣接する旧宮城町・旧秋保町を編入し、1989年に政令指定都市となる。この南北の新都市軸には、仙台市営地下鉄南北線(1987年開業)が鉄道インフラとして加わり、計画都市である北の泉中央(泉区)・南の長町南(太白区)は著しく副都心化が進み、大型商業施設やマンションが林立している(旧奥州街道の七北田宿の人口密集地区西隣に泉中央(泉中央駅)、長町宿→JR長町駅駅前の人口密集地区西隣に長町南(長町南駅)が建設された。JR南仙台駅前の旧・中田宿は現在再開発中)。
また、北西部の丘陵地を弧状に貫く仙台北環状線(北環)、仙台中心部から西にトンネルで旧宮城町方面に向かう仙台西道路の完成により、仙台から西向きの都市軸も出来つつある。但し、この西向きの都市軸は、仙台西道路が自動車専用道路で旧宮城町地区に到るまで出入口がないため、都市としての連続性が断たれ、他の都市軸と比べ背景人口が少ないという特色を持っている。また、都市軸の中心駅の愛子駅や陸前落合駅の駅前は、ほかの都市軸の中心駅よりも遥かに遅くに開発されたため、他の副都心ほどは発展していない。
しかし、仙台西道路は、仙台と山形とを結ぶ国道48号・国道286号、そして東北自動車道を介して山形自動車道とも直結して仙台と山形との連携を生み、仙台・山形の「双子都市化」をもたらしている。そのため、交通の要衝として広域産業が進出し、東北地方唯一のアウトレットモールや、東北地方唯一の小児専門病院である「宮城県立こども病院」、その他の実業系高等教育機関などが立地し、人口も増加している。
[編集] 東西に分けられる仙台の街
仙台の街は、仙台駅、および東北新幹線・東北本線によって大きく東西に分けられている。仙台駅の西口側は、江戸時代からの城下町・仙台の中心部があったところで、現在に至るまで中心部であり続けているが、南は広瀬川、西は青葉山、北は北山-台原の丘陵地、東は東北新幹線と、四方が囲まれており、都心部の拡大が容易ではない。そのため、バブル期に、仙台の地元企業の経済力を超えて地価暴騰が起きる懸念があったが、バブル期以前から開発されていた地下鉄・南北線と、南北線上の泉中央(泉区)および長町(太白区)の存在により、地価上昇圧力が泉中央や長町への都市機能の分散を推進し、暴騰は回避された。反面、デフレ期に入ると、都市規模に対して疎になった都心の地価下落が止まらず、担保価値が減少した土地上の低層オフィスビルや低層住宅が、高層マンション等に取って代わられ、住民の都心回帰を助長している。
一方、仙台駅の東口側は、古くからの町並みが残る地区となっていた。特に南東側の平野部(若林区)は下町の趣があり、江戸時代から続く地名が残る。この下町地域の東側に隣接していた水田地帯には、1960年代に仙台バイパスが造られ、同時に卸売り業者・流通業者・車関係などの事業所、および印刷業の工業団地などの広大な流通・工業団地が造られた。この地域(卸町・六丁の目・扇町など)は、業務地・工業用地の指定のみで住宅地の指定がないため、ほとんど人が住んでいない。また、周囲の水田も国の農政、および、仙台のグリーンベルトの構想のために農地指定が解除されなかったため、仙台駅・東口側の住宅地は、東北本線と卸町に挟まれた極端に狭い地域に限定されてしまい、背景人口が増加せず、東口の商業集積を阻害してきた。東北本線をまたいで西口に到る幹線道路も、東口に広大に存在する卸町を迂回した経路(卸町の北側の国道45号と南側の新寺小路)のみで、卸町によって南北の街も分断された状態になっていた。
90年代に入り、卸しを通さない「中抜き流通」が主流になると、卸町の存在意義が薄れ、規制を解除して住宅地へ転用する動きが始まった。また、仙石線の地下化に伴って区画整理・再開発が活発になって、東口は街の形を大きく変貌させている。東口の駅前から延びる宮城野通り完成後は、通り沿いに仙台のIT企業が集中し始め、楽天イーグルスがフルキャストスタジアム宮城を本拠地にするに到って更に開発に弾みがついている。ただ、区画整理事業が終わる数年後に、旧仙石線線路沿いの土地にマンションが大量に供給され、マンション価格の下落、それに伴う郊外住宅地の地価下落が懸念されている。
仙台バイパスとその付帯施設である流通・工業団地の周辺および東側は、広大な水田地帯となっている。農地指定の解除は、仙石線沿いと建設中の地下鉄・東西線沿い、および幹線道路沿いのみとなっている。近年、グリーンベルトをまたぐ部分(仙石線では苦竹駅~福田町駅の間、東北本線では東仙台駅~岩切駅の間)の一部農地指定解除が行われ、仙石線に小鶴新田駅が設置されて住宅地化が始まっている。しかし、なおも岩切から利府町にかけてと、福田町から塩竈市にかけての市街地が、都心部からみて「飛び地」のようになっており、グリーンベルト維持か、市街地形成をするか、市の方針は必ずしも明確ではない。なお、福田町から塩竈市にかけての沿岸部は、仙台港を中心に工業地区となっている。農地指定と工業地指定、および松島丘陵に囲まれたこの「飛び地」地区では、近年、工業・流通地指定を解除して、商業施設の誘致と開発が計画されている。ただし、工業地(空き地)の所有者である宮城県の方針が出るまで時間がかかっている間に、隣の利府町側で先に農地指定を解除したため、この「飛び地」地区の商業中心は、利府のロードサイドショップの方に移っている。
[編集] 都市計画
都市としての仙台市は、伊達家62万石の城下町から発展したため、その名残りで都心部の道路は碁盤の目状になっているが、広瀬川の河岸段丘上に立地している点や、戦災復興事業において広幅員の道路を縦横に通したことにより、完全な碁盤の目とはいかずやや変則的である。伊達政宗の都市計画は、後に仙台をして 「杜の都」 と呼ばしめたが、戦前までの「杜」は、都市の近代化のために失われた部分も多い。しかし、市当局や市民の努力により、都心部に限らず、多くの道路に街路樹が植えられ緑化が進んだ。また、都心を取り囲む丘陵地や水田などの開発規制を行い、同心円状に、都心・グリーンベルト・住宅地という大ロンドン計画を模した都市計画を作成した。
[編集] 北四番丁大衡線
現在、東北大学病院の東端に沿って南北に走る木町通りの拡幅作業がなされているが、この道は、北向きに輪王寺を地下トンネル(北山トンネル・仮称)で通過し、桜ヶ丘・泉パークタウンを貫いて大和町へと至る宮城県道264号大衡仙台線(都市計画道路北四番丁大衡線)である。この道路は、北西部の住宅地と中心部とを結ぶ幹線道路という側面の他に、この道沿いに存在する東北大学病院・東北大学医学部・フィンランド健康福祉センター・宮城学院大学・宮城大学・宮城県図書館・泉パークタウン内の数々の研究施設、そして、仙台北部中核工業団地を結んで「智の回廊」として機能することも期待されており、「学都仙台」の戦略的道路となっている。また、東北大学病院の新東病棟1階に新たに設置される高度救命救急センターへの搬送路となり、北西部の命綱としても機能する予定である。なお、この道路と東北自動車道が交差する付近に泉PAがあるが、そこにETC専用出入口であるスマートICが設置された。
- (2006年度中に石巻市の石巻赤十字病院も指定される予定)
[編集] 歴史
[編集] 概略
[編集] 中世
中世、現在の仙台の地は国分氏の支配下にあった。国分氏は現在の多賀城市や仙台市岩切などを拠点とする留守氏と激しく対立をしていた。しかし、戦国時代に入ると、両氏とも戦国大名として台頭してきた伊達氏からたびたび養子を迎えて相手方より優位に立とうなどの努力をしたが、次第に伊達氏の隷属化に組み込まれていく。伊達政宗の叔父である国分盛重が政宗の下から逐電すると、国分氏の領地であった現仙台は政宗の直轄領に組み込まれる。なお、国分氏が城主の時代の城下町の系譜を引くのが現代の国分町である。
七北田村の沼田姓を名乗った検断新三郎は先祖を「備前」と言った。葛西氏の一族で同氏の没落後、慶長年中・北根村八乙女に来往した。伊達政宗は葛西大崎の遺臣で土着した者を多く村の指導者に任用したが、備前もその一人であった。市名坂の「御霊明神社」は備前が1619年(元和5年)、同地に勧請したものと伝えられている。同家は藩主・綱村、吉村の領内巡行の時寓所を務め「品替え百姓」となった。
沼田家も新道が出来るまでは北根(市名坂高玉)に住んでいた。1623年(元和9年)に七北田町屋敷に移り住んで肝入り(村役人)と検断を兼務した古い家柄である。品替御百姓として検断新三郎の高祖父・重兵衛とあり、後の沼田家である。
[編集] 江戸時代
天正まで、現在の仙台の地は「千代(せんだい)」と呼ばれていた。1600年(慶長6年)、伊達政宗が青葉山に仙臺城(仙台城)を築き、城下町を開いて当地の名前を「仙臺(仙台)」と改称したことで、仙台の都市としての歴史が始まった。「伊達62万石」といわれた仙台藩は、江戸幕府(約700万石 = 天領400万石+旗本領300万石)、加賀藩(102.5万石)、薩摩藩(77万石)に次ぎ、尾張藩(約62万石)と並ぶ大藩であり、城下町としての仙台も発展した。伊達政宗が来るまではごく小さな町であり、近隣の多賀城や塩竈の方がはるかに歴史は古い。
開国前の江戸時代の都市には、突出した大都市の三都(江戸・大坂・京)の他、大藩の城下町(金沢・名古屋・鹿児島・仙台・岡山・熊本・広島・徳島)や重要港町(堺・長崎)があり、仙台は、日本で十指に入る都会として賑わった。ただし、その人口は4~7万人程度(時期や資料による)で、東北地方の他の城下町と比べて極端に突出した都会ではなかった。また、藩のたががあったため、東北地方の中心都市としての機能はなかった(城下町の人口は、大体1万石あたり1000人として、石高を乗じたものと似た値になる)。
[編集] 幕末から明治維新まで
明治維新時、戊辰戦争において、仙台藩は奥羽越列藩同盟の盟主となって会津藩(幕府)側についたが、敗戦により石高を半分以下に減らされ、困窮した多数の家臣団を蝦夷地(北海道)に集団移住させる事態になった。これにより大量の知識階級(武士階級)が流出し、経済の基盤だった版図を失ったため、城下町仙台の経済は混乱した。
1871年の廃藩置県において、仙台藩は仙台県、角田県、登米県、胆沢県の4県に分割され、現在の仙台都市圏と似た範囲で仙台県が置かれた。その後何度か境界変更を繰り返し、現在の規模になった1872年に宮城県と改称して、同時に仙台区が置かれた。当時の仙台区は、現在の中心部ほどの広さであった。
[編集] 明治から戦前まで
仙台は、明治政府による中央集権体制において、東北地方支配の拠点とされ、国の機関が次々とつくられていった。
1887年に日本鉄道(今の東北本線)が塩竈まで開通し、仙台駅が置かれた。鉄道が開業したことにより、仙台から東京(以前の江戸)まで数日かかったものが、わずか半日程度で済むようになった。また、明治期以降、高等教育機関が設置されていき、1907年には東北帝国大学が創立し、国を支える人材を輩出した。
江戸時代の初期、幕府との戦争に備えて、伊達政宗は仙台に城や要害を多数築いていったが、それらは明治政府に全て接収されて近代軍事施設となっていった。仙台城二の丸には陸軍第二師団司令部と歩兵第三旅団司令部、現・仙台国際センターの土地には工兵第二連隊司令部、現・榴ヶ岡公園には歩兵第四連隊司令部が置かれたのを始め、輜重兵第二連隊(現・亀岡住宅)、騎兵第二連隊(現東華中学校)の他、練兵場(仙台城三の丸、および宮城野原練兵場(現宮城野原公園総合運動場および宮城野貨物駅ヤード))、飛行場(現国立仙台医療センター)、射撃場(旧警察学校~現台原小学校)、工兵作業場(現東北大学青葉山キャンパス)、偕行社(現西公園)、招聘社(仙台城本丸。現宮城縣護國神社)が置かれた。
このように仙台は、国の機関、鉄道、大学、軍が置かれ、そして県庁所在地となった事で人が集まるようになり、工業がない消費文化の中心地となった。そのため、中心商業地の一番町が勃興し、藩内制限経済から広域資本主義経済へ移行していった。
1889年には市制が施行され、それまでの仙台区はそのまま仙台市に移行した。1889年の統計では、国際貿易都市として勃興して来た神戸市や横浜市などに抜かれながらも、仙台市は人口90,231人を擁する都市となった。この人口規模は、当時の日本の第8位であった。1923年は仙台市として初の合併が行われ、現在の長町、原町、南小泉地区が仙台市になった。これ以降、仙台市は周辺の町や村を吸収していき、面積・人口を増やしていくことになる(→市域の変遷)。1926年には仙台市電が営業を開始し、50年に渡って市民の足として活躍をした。
[編集] 第二次世界大戦と仙台空襲
第二次世界大戦(アジア太平洋戦争)は日本各地に甚大な被害をもたらしたが、仙台には陸軍の軍事施設が多かったため、度々空襲に見舞われた。その中でも最大の被害をもたらしたのは、1945年7月10日の仙台空襲(戦略爆撃)である。B-29爆撃機からの焼夷弾絨毯爆撃により、市内中心部(主に市電環状線内が該当)が炎上し焼失し、死者は1066人にのぼった。また、沢山の家屋や歴史的建造物の他、「杜の都」の象徴であった樹木が失われ、市内は廃墟と化した。
[編集] 戦後の復興
終戦後、仙台にはGHQが進駐し、仙台にあった陸軍は解体され、軍事施設の跡地は主に公園になった。また、東二番丁通り、広瀬通り、青葉通り、定禅寺通りなどの広幅員の道路を縦横に通し、近代都市としての基盤が造られた。これらの大通りには、「杜の都」の復興を願って多数の樹木が植えられた。これらの樹木は、後に大木に成長して「杜の都」の象徴となる並木道へとなっていく。
[編集] 高度経済成長と人口の増加
トラック流通の興隆に応じて1966年に仙台バイパスが供用開始され、同時に広大な卸し・流通団地が造られた。1975年には東北自動車道が開通した。これでトラック流通・卸売りにおける東北地方の中心地の一つとなった。これ以降、東北地方の経済における中心地としての歩みを始める。高度経済成長(第三次産業型)の影響もあって1967年には人口が50万人を突破し、仙台市は活気付いてくるが、1976年には、交通渋滞の悪化に伴い、50年に渡って市民の足として活躍した仙台市電が廃止された。
[編集] 宮城県沖地震の発生
1978年6月12日には宮城県沖地震が発生する。17時14分44秒にマグニチュード7.4、最大震度6の非常に大きな地震であり、死者27名を出した。この地震は都市を直撃した地震災害の典型とされ、この地震により、建築基準法が改正され、以降の建物は改正に基づく耐震強化などが行われた。阪神・淡路大震災が起こるまでは現代の日本で最も被害を受けた地震であった。
[編集] 東北自動車道・東北新幹線の開通
1980年に東北自動車道が浦和ICまで、1982年には東北新幹線が大宮駅~盛岡駅間でそれぞれ開通した。移動の高速化は東北地方全体の日帰り圏を拡大し、仙台市内にある企業の支社や支店の東北地方全体を管轄する機能が増強されることになった。そしてこれは、仙台市が東北地方のビジネスにおける中心地になる要因になった。
仙台市の経済拡大と人口増、およびモータリゼーションの進展により、仙台都市圏は拡大していった。そのため、郊外と仙台市都心部を繋ぐ公共高速交通路が求められ、1981年に仙台市営地下鉄南北線が仙台市の富沢駅~泉市の八乙女駅間で工事が開始された。
[編集] バブル景気と政令指定都市への移行
1984年、保守系の石井亨が新市長となり、「青葉まつり」(市が中心)が1985年に再開された。また、「SENDAI光のページェント」(市民ボランティア中心)も同年新規に始まった。
1987年、NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」が放送される。本作の大ヒットにより、今まで経験したことがないほど大量の観光客が仙台に押し寄せ、仙台七夕を初めとした既存の祭りやイベントも過去最高の入り込み客数を記録する。この年は「未来の東北博覧会」も開催され、地下鉄南北線も開業するなど、政令指定都市移行前夜の仙台でバブル景気が始まった。
1988年に泉市と合併し、1989年には第11番目の政令指定都市になったことで経済力を得た仙台市は、バブル景気の後押しもあって、石井市長のリーダーシップで数々の文化施設を建設し、大規模イベントを始めるようになった。1989年には、旧泉市へのバーターとされる「グリーンフェアせんだい」が泉中央副都心の七北田公園で開催された。しかし、1993年、石井市長が本間俊太郎宮城県知事とともにゼネコン汚職事件で逮捕され、仙台のバブルも終焉を迎えた。
[編集] 市民の台頭
バブル期の開発行政の一方で、1985年に「SENDAI光のページェント」、1991年に「定禅寺ストリートJAZZフェスティバル」が市民ボランティアの手で始まった。
1994年にはJリーグ「ブランメル仙台」(後のベガルタ仙台)が誕生し、Jリーグ有数のサポーターと運営ボランティアの活躍で人気球団となった。
1998年からは「みちのくYOSAKOIまつり」、2000年から「伊達ロック」、2001年から「Jazz Promenade」と「とっておきの音楽祭」など、市民ボランティアが主体となって開催する「街を舞台装置とした無料の屋外イベント」が多数開催される街へと変化した。
[編集] 仙台経済圏の拡大
2000年前後から始まった東北地方の陸上交通の再編の動きの中、仙台が小売の中心地として東北地方各地から買い物客を引き付けるように変化した。そのような中、隣接する山形県村山地方や福島県北部などと一体となり、仙台経済圏が拡大していった。
2005年には「東北楽天ゴールデンイーグルス」がプロ野球に新規参入し、他のプロ野球チームを持つ都市との間に交流が始まる一方で、東北地方全体からの誘客力も上昇した。さらに、2005年には新しく設立されたプロバスケットボールの「仙台89ERS」を加えて、プロスポーツチームを三つ持ち、年中、イベントが開かれるようになった。
[編集] 年表
[編集] 市制時代の年表
- 1871年 - 廃藩置県により、仙台藩は分割され、仙台県が置かれる
- 1872年 - 現在の規模になり、仙台県は宮城県と改称。仙台区が置かれる
- 1875年 - 桜ヶ岡公園(西公園)が開園
- 1887年 - 仙台駅落成
- 1889年 - 市制施行で、仙台区は仙台市となる。人口90,231人(全国8位)
- 1897年 - 河北新報創刊
- 1900年 - 市内に電話開通
- 1902年 - 榴ヶ岡公園が開園
- 1907年 - 東北帝国大学創立
- 1914年 - 勝山公園が開園
- 1920年 - 第一回国勢調査時、人口約12万人
- 1926年 - 仙台市電営業開始
- 1945年 - 7月10日、仙台空襲。
- 1967年 - 人口50万人突破
- 1971年 - 仙台港開港、市の花・木・鳥・虫を制定
- 1973年 - 東北自動車道・仙台南IC開通
- 1976年 - 仙台市電廃止
- 1978年 - 6月12日17:14、宮城県沖地震発生(現在の仙台市域での被害: 死者16人、重軽傷者10,119人)
- 1981年 - 仙台市営地下鉄南北線工事着工
- 1982年 - 東北新幹線開通(大宮駅~盛岡駅)
- 1987年 - NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」放送。
- 1987年 - 仙台市営地下鉄南北線開業
- 1988年 - 泉市と合併
- 1989年 - 市制100周年、政令指定都市(11番目)になる
- 1992年 - 市営地下鉄南北線、終点駅を泉中央駅(泉区)まで延長
- 1994年 - 天皇杯で善戦した東北電力サッカー部が、Jリーグ入りを目指して改組・プロ化。仙台市をホームタウンとするブランメル仙台となる(後にベガルタ仙台に改称)
- 1997年 - 泉区七北田公園内に仙台スタジアムが完成する。
- 1999年 - ベガルタ仙台がJ2加盟
- 2001年 - ベガルタ仙台がJ1昇格を決める(後にJ2へ降格)
- 2002年 - ワールドカップサッカーが宮城スタジアムで行われる。
- 2004年 - 東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地となる(2005年シーズンから参戦)。
- 2005年 - 仙台89ERSの本拠地となる。
- 2005年 - 県営宮城球場からフルキャストスタジアム宮城になる
- 2006年 - 仙台スタジアムからユアテックスタジアム仙台になる
- 2006年 - 10月10日、仙台ナンバー(ご当地ナンバー)を導入。
[編集] 行政区域の沿革
- 1871年(明治4): 廃藩置県により、仙台藩から仙台県となる。
- 1872年(明治5): 仙台県が宮城県と改称され、仙台区が置かれる(「宮城県」の名は、仙台が元々所属していた宮城郡からとった)。
- 1889年(明治22)4月1日: 市制施行により、仙台区が仙台市となる。
- 1928年(昭和3)4月1日: 長町(名取郡)、原町、七郷村南小泉(以上宮城郡)を編入。
- 1931年(昭和6)4月1日: 七北田村荒巻および北根(宮城郡)を編入。
- 1932年(昭和7)10月1日: 西多賀村(名取郡)を編入。
- 1941年(昭和16)9月15日: 中田村、六郷村(以上名取郡)、七郷村、岩切村、高砂村(以上宮城郡)を編入。
- 1956年(昭和31)4月1日: 生出村(名取郡)を編入。
- 1987年(昭和62)11月1日: 宮城町(宮城郡)を編入。
- 1988年(昭和63)3月1日: 泉市、秋保町(名取郡)を編入。
- 1989年(平成元)4月1日: 政令指定都市に指定され、現在の5区制となる。
現在の仙台都心部を含んだ北側(広瀬川上流域および中流域の北側、七北田川流域など)は宮城郡、南側(広瀬川中流域の南側と名取川流域など)は名取郡に元々所属していた[1]。
[編集] 行政
[編集] 概略
行政課題は数多いが、経済・産業の活性化、都市交通の改善(地下鉄東西線構想ほか)などの課題がある。地下鉄東西線構想については、交通アクセス改善への期待はあるものの、高運賃や採算性への不安などから反対運動もある。
また、前々市長時代には大手ゼネコン疑惑で県知事、市長が収賄で相次いで逮捕、首長、自治体のありかたが全国の注目の的となった。またこの事件の契機に全国にさきがけ、仙台市民オンブズマンが誕生した。
2004年12月14日、当時の助役であった佐々木副市長は東北文化学園大学補助金不正受給事件の問題が発展して辞職した。
藤井黎前市長の任期満了に伴う交代選挙となった2005年の市長選では、仙台市営地下鉄東西線のあり方について焦点となったが、梅原氏は東西線の加速的推進を公約にしていた。他候補が見直し、白紙撤回だったのに対し唯一推進候補であったため争点が明確かつ、票が集約されたために当選したと見られる。
梅原市長は、伝統文化の重視を公言しており、仙台市の歴史的資源の活用に意欲的である。
[編集] 歴代市長
+は在職中死去
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 |
---|---|---|---|
1-2 | 遠藤庸治 | 1889年5月2日 | 1898年3月7日 |
3 | 里見良顕 | 1898年4月8日 | 1903年3月13日 |
4 | 早川智寛 | 1903年4月2日 | 1907年7月1日 |
5 | 和達孚嘉 | 1907年7月2日 | 1910年7月2日 |
6 | 遠藤庸治 | 1910年12月11日 | 1914年11月4日 |
7 | 山田揆一 | 1915年5月25日 | 1919年5月24日 |
8-9 | 鹿又武三郎 | 1919年7月17日 | 1927年7月26日 |
10 | 山口龍之助 | 1927年8月13日 | 1930年6月7日 |
11-13 | 渋谷徳三郎 | 1930年8月31日 | 1942年8月30日 |
14 | 今村武志 | 1942年9月23日 | 1946年5月14日 |
15-18 | 岡崎栄松 | 1946年6月17日 | 1957年12月17日 |
19-25 | 島野武 | 1958年2月2日 | 1984年11月6日+ |
26-28 | 石井亨 | 1984年12月23日 | 1993年7月3日 |
29-31 | 藤井黎 | 1993年8月22日 | 2005年8月21日 |
32 | 梅原克彦 | 2005年8月22日 | 現職 |
[編集] 市議会
- 議長:柳橋 邦彦(やなぎはし くにひこ 2005年6月9日選出)
会派名 | 計 |
---|---|
計 | 60 |
みらい仙台 | 16 |
フォーラム仙台 | 10 |
自由民主党 | 8 |
公明党 | 8 |
日本共産党仙台市議団 | 6 |
社民党仙台市議団 | 6 |
仙台・グローバル | 5 |
やしろ | 1 |
(欠員) | - |
[編集] 予算規模
- 当初予算規模(2004年度)
- 約4,165億円(一般会計)
- 約2,993億円(特別会計)
[編集] 区
仙台市は、政令指定都市に移行する際、区の名称には方角や緑区といった名称を極力使用しない方針をとった。そのため、以下のような名称を使用している。
|
現在、仙台市の中心的な機能を持ち、同時に仙台市最大の区である青葉区の旧宮城町を新たな区として分離する計画がある。この計画に関しては、「青葉区 (仙台市)#青葉区(宮城地区)分区問題」を参照すること。
[編集] 地方公営企業
[編集] 都市外交・国際交流
日本国内の外国人登録数の国籍別の順位は、1位:韓国・北朝鮮(30.8%)、2位:中国(24.7%)、3位:ブラジル(14.5%)、4位:フィリピン(10.1%)、5位:ペルー(2.8%)、6位:米国(2.5%)という順である。
仙台市は、東日本の他の大都市と同様に中国系の数の方が多く(西日本の大都市は韓国系の方が多い)、また、工業が少ないために南米出身の日系人も少ない。但し、隣接する大和町に工業団地があるため、大和町と富谷町には日系人がやや多い。なお、仙台市はロシア人の比率が札幌市に次いで多く、実数も多い。一般に、日本海に面した漁港・貿易港のある北海道や北陸地方各都市などにロシア人が多いが、沿岸漁業用の漁港しかない仙台にロシア人が多いことは特徴的である。宮城県(北上川流域)には、ロシア正教会系のハリストス正教会が多く、日本の3大拠点(仙台・東京・京都)の1つであるため、ロシア人に親和性があるのかも知れない。
また、東北大学だけで留学生を1200人余り(留学生の家族を含まない数)を受け入れており、仙台の外国人登録数の10%以上を占めている(2005年)。東北大学は、主にアジアからの留学生受け入れに力を入れているが、「魯迅が留学していた大学」として江沢民・国家主席(1998年当時)が来訪するほど中国国内で有名であるため、中国からの留学生がとりわけ多く(466人)、次いで韓国からの留学生が多い(190人)。また、旧帝国大学のつながりから、台湾からの留学生も多い(45人)。欧米からの留学生は、アメリカ合衆国(24人)とスウェーデン(13人)が1位2位であるが、金属材料系で世界一の研究所である金属材料研究所や、流体科学研究所などの有力研究所・講座があるため、大学間交流は盛んである。
- 外国人登録数:総数10,284人(平成15年12月末)
内訳:(単位:人)
国籍別(上位) | 人数 |
---|---|
中国 | 4,202(40.9%) |
韓国・北朝鮮 | 3,109(30.2%) |
フィリピン | 427(4.2%) |
米国 | 372(3.6%) |
カナダ | 151(1.5%) |
ロシア連邦 | 137(1.3%) |
インド | 137(1.3%) |
オーストラリア | 125(1.2%) |
英国 | 124(1.2%) |
インドネシア | 123(1.2%) |
バングラデシュ | 123(1.2%) |
地方別 | 人数 |
---|---|
アジア | 8704(84.6%) |
(※赤が東アジア) | |
ヨーロッパ | 579(5.6%) |
アングロアメリカ | 523(5.1%) |
ラテンアメリカ | 194(1.9%) |
オセアニア | 162(1.6%) |
アフリカ | 117(1.1%) |
[編集] 領事館等
[編集] 都市外交
都市外交としては、東京都の世界大都市外交や「アジア大都市ネットワーク21」、福岡市のアジア重視政策が有名であるが、仙台市の場合は、人口約1000万人の東北地方、なかんづく人口約570万人の南東北の拠点都市として、身の丈に合った北欧諸国との都市外交を進めている(北欧諸国:スウェーデン900万人、デンマーク540万人、フィンランド520万人、ノルウェー469万人など)。特にフィンランドとは、仙台市の仲介で東北福祉大学が福祉関連施設のフィンランド健康福祉センターを開設し、成果が出ている。しかし、研究開発・産業分野に限った都市外交であるため、経済全体に対するインパクトは弱く、観光面で人の交流の活発化を実現した東京や福岡のような例とはかけ離れて、小さい経済効果しか見込まれていない。
なお、北欧以外では、支倉常長関連で宮城県とローマ県やセビリア市、仙台市でサッカーイタリア代表がキャンプを開いたことにより、仙台市とイタリアの間で交流が深い。
[編集] 姉妹都市・友好都市
国内・海外姉妹都市を各々締結順に掲載する。仙台市は、海外の姉妹都市と提携して、それぞれの都市を紹介するラッピングバスを運行している。
[編集] 国内
- 大分県竹田市 - 1967年1月18日音楽姉妹都市提携。
- 土井晩翠と野口雨情の音楽の縁
- 長野県中野市 - 1967年1月18日音楽姉妹都市提携。
- 土井晩翠と中山晋平の音楽の縁
- 徳島県徳島市 - 1970年4月15日観光姉妹都市提携。
- 七夕まつりと阿波おどりの交流
- 愛媛県宇和島市 - 1975年11月3日歴史姉妹都市提携。
- 伊達政宗の長子・伊達秀宗が宇和島藩祖へ
- 北海道白老郡白老町 - 1981年5月8日歴史姉妹都市提携
[編集] 海外
- 国際姉妹都市
- リバーサイド市(アメリカ合衆国カリフォルニア州リバーサイド郡の郡庁所在地。ロサンゼルス大都市圏内)
- レンヌ市(フランス共和国ブルターニュ地域圏イル=エ=ヴィレーヌ県。ブルターニュ地域圏の首府であり、なおかつイル=エ=ヴィレーヌ県の県庁所在地)
- ミンスク市(ベラルーシ共和国の首都)
- アカプルコ市(メキシコ合衆国ゲレーロ州)
- 光州広域市(大韓民国。広域市)
- 国際友好都市
- 産業振興協定締結都市
- 交流促進協定締結都市
[編集] 経済
仙台は、江戸時代に東北地方最大の都市にして、日本で十指に入るの人口を抱える都市となっていたが、それは、伊達氏62万石の藩内経済を背景としたものであり、藩外との経済交流を考えれば、酒田などの港湾都市の方に資本集積があったと考えられている。
明治時代になると仙台は、明治政府の中央集権体制における東北地方の支配拠点とされ、栄えることとなった。戦後においては、特に1982年の東北新幹線開通後の発展や、1989年(平成元年)の政令指定都市化前後(地下鉄開業、バブル経済期)はめざましいものがあった。
主な産業は、東北全体を商圏とする「卸売業」、仙台都市圏を中心に南東北全体に商圏を広げつつある「小売業」、及び、「サービス業」が中核をなす。中でも、「卸売・小売業」は仙台市だけで東北六県全体の年間販売額の40%近くを占める。また、東北地方の情報集散地としての役割も担っているため、「出版・印刷業」や「IT関連業種」などの情報関連産業も多く立地している。
仙台市は、大企業の支店の存在に経済を支えられている側面が強く、また工業も発展していないため、経済関係者の間から「支店経済都市」「支社都市」と呼ばれている。このため、地場の産業を育成する事が課題となっている。
[編集] 第一次産業
他の大都市同様、総生産額・従業者ともに全産業に占める第一次産業の割合は僅である(市内の農家数はおよそ5000戸)。しかし、米は仙台の主力農産物であり、かつ、ササニシキやひとめぼれなどのブランド米を産する土地柄、平野部の稲作地は都市化圧力から守られてきた。市内東部の平野や河川沿いの平地では土地改良事業が行われ、長方形型の大きな圃場が整備されて、大型農機による大規模稲作が行われている。これらの大規模圃場は、一部税金を用いて整備されているため、商業地や住宅地への転用が条例によって規制されている。
- 「Google Maps」 で「仙台市」と入れて "Search" をクリックすると一般地図がでる。その後、"Satellite" をクリックすると衛星写真が出る。衛星写真で見ると、仙台市東部と特に七北田川沿いの農地が開発規制されているのが分かり、他の大都市との農政の違いが分かる。即ち、他の大都市が、平地にあれば同心円状、谷あいにあれば平地のほとんどが都市化している一方、仙台都市圏は、幹線道路および在来線沿い以外は農地の開発規制がされている。「いくとこガイド」でも航空写真が見られ、同様な傾向を読み取れる。
このように、河川沿いの平地や東部の広大な平野部は、農地指定が解除されない限り、商業地や住宅地等に利用できないため、人口増に対応する住宅供給は、専ら仙台市都心部を取り巻く丘陵地の宅地造成によりなされた。宅地造成は、都心部に近い北西部を中心に進んだが、それでも供給不足に陥ったため、仙台市民の隣接市町への転出を促し、名取市・富谷町・利府町などの人口増に寄与した。
仙台市当局は、政治的に平野部の農地を守ってきた。その政治判断により、平野部や河川沿いに水田が残り、夏には風の通り道になってヒートアイランド現象を軽減し、また、西部の山々とともに都心部を取り巻くグリーンベルトとして景観の保持にも寄与している。
ただ結果として、仙台市の農地政策は、「都心部以外は、平地は農地、丘陵地は住宅地」 という都市構造を助長した。そのため、住宅地が丘陵地ごとに島状分布し、都心と住宅地との間に坂道が多いため車社会を加速し、人口密度が低く、人口の割に職住が離れた非効率的都市圏を形成することになった。現在は、その非効率性はなくなっていないものの、農地指定の解除が徐々に進んで、「島」と「島」との間の平地が商業地や住宅地になりつつある。
ちなみに、現在の泉区の中心部(泉中央駅~八乙女駅、市名坂)は、80年代に七北田川沿いの農地指定を一気に解除して水田の上に造られた計画都市であり、現在は仙台の副都心として発展している。
[編集] 第二次産業
工業地区は主に仙台市東部地区に分布している。主な業種は「石油化学業」、次いで「印刷・出版業」、「電気機械・器具業」、「食品加工業」など。
第二次世界大戦中の燃料不足のおりには、市内の中心部に近い八木山・大年寺山などで褐炭(低品位な石炭)の掘削が盛んに行われた。この際の坑道跡が現在も放置されたままであるため、地盤陥没や計画中の地下鉄東西線の工事費上昇が危惧されている。
[編集] 第三次産業
仙台市の産業のうち、総生産額で8割、従業員数で7割を占める。業種別では「サービス業」の伸びが顕著である。
仙台市は、南東北における物販・サービス業などの中心地となっている。一番町と仙台駅周辺の2つの中心部商業地の大きな集客力と、郊外ロードサイドショップの密集により、仙台市の小売商圏は、仙台市周辺市町村の域を越えて、山形県村山地方、福島県中通り北部・浜通り北部、および岩手県北上川流域南部まで広がっている。
中心商業地以外では、仙台駅東口からフルキャストスタジアム宮城に至る宮城野大通り周辺(宮城野区・若林区)に、90年代以降、IT関連産業のオフィスが集積してきており、「ITアベニュー」と呼ばれるようになった。この東口地区に東北楽天ゴールデンイーグルスのスタジアムが建設されたことで、集客マグネットとしての商業活性の役割が期待されている。
また、北の副都心である泉中央(泉区 : 泉中央駅~八乙女駅)にも都市機能が集中し始めている。ここでは、ベガルタ仙台が集客マグネットの役割を果たしている。
なお、南の副都心として期待されている長町(太白区 : 長町一丁目駅~長町南駅)は、旧国鉄貨物ヤード跡地の再開発をうけ、一躍注目地区となっている。また、プロバスケットボールチームの仙台89ERSが長町副都心に隣接する富沢駅前の仙台市体育館を本拠地としたことで、集客マグネットとしての役割が期待されている。男子VリーグのNECブルーロケッツと女子VリーグのNECレッドロケッツも、仙台市体育館で「ホームゲーム」を開催しているが、仙台に地域密着をしているというよりは興行的意味あいが強く、仙台に本拠地を置く他の3球団と比べてそれらの集客マグネットとしての力は未知数である。
[編集] 主な企業
[編集] 東証1部上場企業
- 七十七銀行(宮城県・仙台市の指定金融機関)
- NECトーキン(電池・コンデンサー関連の磁気材料メーカー)
- カメイ(総合商社。会社売上高で、東北地方全業種中2位)
- 高速(食品向けの容器製造メーカー)
- サンシティ(マンションデペロッパー)
- 東北ミサワホーム(南東北をエリアとするハウスメーカー)
- 日本セラテック(半導体関連企業。東北大学との産学連携が深い。太平洋セメントの子会社)
- バイタルネット(東北中心に新潟・首都圏に進出する医薬品卸会社)
- やまや(酒類ディスカウント販売で国内最大手。酒類・輸入食品等販売業。本社機能を塩竈市から仙台市に移転。イオングループの一員)
- ユアテック(東北電力の連結子会社である電気・通信工事会社)
[編集] その他仙台市に本社を置く企業
- アイリスオーヤマ(家庭用プラスチック製品製造において国内最大手。家具の"Simple Style"も製造)
- アミノ(回転寿司と寿司料理のうまい鮨勘を運営している。直営20店、FC3店、海外1店)
- インフィニシス(AfterDarkなどのコンピュータソフト製作メーカー)
- エヌ・ティ・ティ・ドコモ東北(NTTドコモの地域子会社。会社売上高で、東北地方全業種中3位)
- 京王ズ(やき組などを経営)
- サトー商会(食材の卸売業。「業務食品センター」として小売も行っている)
- ジー・テイスト(回転寿司の「平禄寿司」を経営。「アントニオ猪木酒場」を全国展開の予定)
- ストロベリーコーンズ仙台本社 (宅配ピザチェーン。東京本社と2本社制)
- ゼオ・サプライ(子供服ブランドおよび専門店の「Berry's Berry」を展開)
- セルコホーム(カナダ輸入住宅などの設計・施工)
- TTK(東証2部上場 電気通信工事業者。地盤の東北地区では最大手)
- ディアナサン(ダイヤモンド加工・販売業。無色透明なダイヤを、光のスペクトルをコントロールする数学理論と独自のカットとにより、有色ダイヤにする技術を持つ)
- 東北西友(旧エンドーチェーン。1991年西友と業務提携し、「エンドーチェーン」ブランドからSEIYUブランドに順次変更。2001年に(株)エンドーチェーンから現社名に変更。)
- 半田屋(セルフ方式の定食屋めしのはんだや、および、大衆食堂半田屋を全国展開。その他、きらら寿司2店舗、びっくりドンキー4店舗を経営)
- 藤崎(同名の百貨店を運営、藩政時代より続く老舗である)
- ピーチ・ジョン仙台本社 (下着を中心とした衣類の輸入・販売。東京本社と2本社制)
- ホシザキ東北(ホシザキ電機の地域子会社)
- メガネセンター(弐萬圓堂を経営するメガネ量販店。北海道・東北・関東甲信越・広島に販売網を展開)
- メガネの相沢(地元メガネ販売店)
- 楽天野球団(東北楽天ゴールデンイーグルスの運営会社)
- 大和電設工業(電気通信工事業者。2004年4月に協和エクシオ傘下に)
[編集] 電力会社
- 東北電力(会社売上高で、東京以北全業種中1位)
[編集] マスメディア
NHKを含めたテレビ局として5局が、AM放送局として2局がある。テレビ東京系の局は無く、テレビ東京系で制作された番組は番販形式で在仙の民放4局で放送されている。しかし、仙台で放送されるテレビ東京の番組は、人気バラエティ番組はよく放送されるが、ドキュメンタリー番組は現在「日経スペシャル ガイアの夜明け」(東北放送)のみの放送になっている。アニメに関しては、東日本放送が月曜~木曜の夕方4時台を中心に放送しているが、現在でもテレビ東京系列の番組が他局で同時間帯(東日本放送と東北放送の週末朝など)に放送され、視聴率を食い合う形になることもある。そのため、一部で新局を設置して欲しいという要望があるが、今のところ大きな動きは無い(衛星デジタル放送が開設されたため、新局開設は絶望視されている)。また、東北限定のローカルネットワーク局も存在しない(東北ブロックでネットする番組は多い。)。ちなみに、関東圏では放送されない関西ローカルの番組(「たかじんのそこまで言って委員会」など)が幾つか放送されることがある。そのため、「探偵ナイトスクープ」のような関西ローカル番組において宮城県在住者の「視聴者からの手紙」が度々採用される奇妙な現象が起こる。また、名古屋テレビ・九州朝日放送では、朝の全国ネット向け情報番組を飛び降り放送して、ローカル枠を放送している。その中で東北放送は朝に「ウォッチン!みやぎ」を「みのもんた朝ズバッ!」の放送内で放送している。「朝ズバッ!」の飛び乗り局(青森テレビ・宮崎放送など)は数局あるが、同番組の一時飛び降り局(ED(8:29)の1分間は放送されるため、完全な飛び降りではない。また、山陰放送・宮崎放送は8:27で放送終了するため、飛び降り放送になる。)は現在宮城県のみである。
- 東北放送(TBCテレビ1ch TBS系列、TBCラジオ1260kHz JRNとNRNのクロスネット)
- 東日本放送(32ch テレビ朝日系列)
- 宮城テレビ放送(34ch 日本テレビ系列)
- 仙台放送(12ch フジテレビ系列)
- NHK仙台放送局(総合3ch、教育5ch、ラジオ第一891kHz、ラジオ第二1089kHz)
[編集] ケーブルテレビ
ケーブルテレビは以下の2局がある。いずれもテレビ東京系の再送信は行われてない。
- CAT-V(仙台市中心部・南部のケーブルテレビ局)
- ケーブルテレビキャベツ(仙台市北部のケーブルテレビ局)
[編集] FM局
Date fmは産経新聞が大株主で、同じく産経新聞が大株主の仙台放送とはつながりが深い。このため、FMで仙台放送の番宣がよく流れている。 同局では、他県に比べて自社製作番組が多く、全国ネットの番組は一部の時間帯(月曜~木曜の場合 11:00~11:30・13:00~13:30・22:00~24:00)のみの放送になっている。
[編集] コミュニティFM局(cFM)
- 仙台ラジオ3(青葉区 76.2MHz 独自番組以外:J-WAVEの再配信)
- FMいずみ(泉区 79.7MHz 独自番組以外:MusicBird → J-WAVEの再配信)
FMじょんぱ(宮城野区 78.8MHz 独自番組以外:KSSK → InterFMの再配信。財政赤字により閉鎖)
[編集] 新聞社
- 宮城県で唯一、夕刊を発行している(朝日新聞などの全国紙の夕刊は仙台では発行されていない)。全国紙、中日新聞、西日本新聞に次ぐ広域販路を持つブロック紙。明治維新以来、東北地方は「白河以北一山百文」(東北地方の土地は価値が低く山1つを百文で買える)と軽視されていた。「河北新報」の社名は「東北振興」と「不羈独立」を社是として付けられた。
[編集] 出版社
- プレスアート(ラジオ3の大株主)
- 理楽社
- りらく(仙台を中心とした東北地方の情報誌)
- 東北レジャー情報(本社は秋田市にあるが、編集部が仙台市にある)
- 廣済堂 仙台
- SHIZEN CLUB(東北・新潟の釣り情報。北海道から首都圏までの書店等で販売)
- QJ宮城版(求人情報誌)
- ぱど仙台版、くるマッチ、Workin仙台版(フリーペーパー)
- 仙台経済界
- (株)東北経済調査研究所
- 旬刊東北経済(仙台の企業向けビジネス誌。東北地方各都市で直販)
- 東日本出版
- 月刊とうほく財界
- 株式会社CHINTAI
- CHINTAI(賃貸情報誌)
[編集] フリーペーパー
- ぱど 仙台版(31万部)(隔週刊。関東・関西・仙台・広島・岡山・静岡・浜松の各版)
- Workin仙台版(求人情報)、くるマッチ(中古車情報)
- リビング仙台(24万部)(週刊。主婦層向け。全国の主要商圏58エリア各版)
- ホットペッパー 仙台版(クーポンマガジン)
- FLYING POSTMAN PRESS(月刊。札幌・仙台・新潟・東京(渋谷)・名古屋・京都・大阪・岡山・広島・福岡)
- ZONE(月刊。仙台北環状線沿いの情報)
- くるサーチ 南東北版、グルメ仙台版
- PEACHPIE 仙台版(月刊 風俗情報誌、盛岡・福島)
- ポケナビ 仙台版(月刊 クーポンマガジン)
- 住宅情報タウンズ 借りる・買う(「買う」は2007年1月5日に創刊)
[編集] 金融機関
現在の青葉通りの東端に仙台駅が設置(1887年)され、芭蕉の辻(江戸時代の仙台の中心商業地。国分町通り=奥州街道、および大町=仙台城大手門前から続く道の交差点)に日本銀行仙台支店が設立(1941年)されたことにより、この2点の間の地域に金融機関が集中した。現在の仙台市の金融街は、青葉通り沿いの仙台駅西口前から晩翠通り辺り(東西軸)までを中心とし、途中交差する国分町通り沿い(南北軸)にも立地している。
仙台の中心商業地(→仙台市中心部)には、一番町と仙台駅西口一帯の2つの極があるが、従来から、一番町は地元商店が強く、駅前は県外資本(主に東京)が強い。金融街の構成にも似た傾向があり、青葉通り沿いの仙台駅前から東二番丁通り交差点までの部分に都市銀行や有力地方銀行の本支店が集中立地し、それより西の一番町に近い青葉通り沿いに他の地銀や第二地銀の本支店が集中立地している。このように、小売と金融がリンクして立地の違いをみせるため、おおまかに言って、一番町が東北地方の経済を反映し、仙台駅前が日本全体の経済を反映した動きをするのが仙台の特徴となっている。なお、企業よりも個人資産をターゲットとする県外銀行は、中心部アーケード街に支店を設置している。
近年、仙台でも消費者金融や個人ローンが盛んになってきている。勢力としては、消費者金融全国チェーン、宮城県内の金融機関の他、特に山形県の2大地銀、盛岡の地銀・第二地銀の仙台市場参入が著しい。それぞれがテレビCMをうって競争している。
都道府県別の1人あたりの預貯金額(2003年度末)では、全国順位で北海道・東北・九州が下位を占めており、宮城県は501万円で37位である。内訳は、国内銀行299万円(59.7%)、郵便貯金134万円(26.7%)、JA貯金38万円(7.6%)、信用金庫30万円(6.0%)となっている。資産は、土地・証券・貴金属など多様であり、国外の銀行で資産運用する人もいるので一概には言えないが、目安として以下に仙台市内に本店のある金融機関の預金残高を示す(証券等含まず)。東北労働金庫は、東北地方全体で合併したので、預金残高が大きい。その他は、仙台市内に基盤を持つ金融機関である。
[編集] 仙台市内に本店をもつ金融機関
括弧内は預金残高(2004年度)と仙台市内店舗数
- 七十七銀行(地銀)(5兆 436億円、60店舗)
- 仙台銀行(第二地銀) (7168億円、30店舗)
- 杜の都信用金庫 (2962億円、24店舗)
- 宮城第一信用金庫 (1109億円、12店舗)
- 東北労働金庫 (1兆2438億円、 5店舗)
- 仙台農業協同組合 (1759億円、19店舗)
仙台市には2006年2月27日にローソン(ローソンATM)、2006年3月1日にセブンイレブンとイトーヨーカドー仙台泉店(セブン銀行)、2006年3月20日にファミリーマートとミニストップ(イーネット)、のように、市内のコンビニでコンビニATMが設置されている。仙台市へのコンビニATMにより政令指定都市全てにコンビニATMが導入されることとなった。 仙台市は地方中枢都市なので、本来ならば他の政令指定都市が相次いで導入した2~3年前に設置されてもおかしくないはずであったが、隣県の山形県、福島県が導入した後も導入を見送った。これは、七十七銀行と仙台銀行の方針により、「自社の支店でまかなう」としていたからである。(郵便貯金のコンビニ内設置ATMは2005年から仙台駅東口に1軒設置されている)そのため、商業界や若者の利用者からの強い要望により、七十七銀行がセブン銀行(当時:アイワイバンク銀行)との提携に同意し、現在に至る。
なお、七十七銀行が指定金融機関と公営企業出納取扱金融機関、仙台銀行・仙台農業協同組合が指定代理金融機関となっている。
[編集] 仙台市内に支店を持つ金融機関
仙台市内第1店舗目は、ほぼ上述の金融街に設置されている。2店舗目以降は、卸売り・流通企業が集中している卸町やその周辺の商業地を含めた宮城野地区(卸町、宮城野、原町、南小泉など)、県庁・市役所・国の出先機関などが集中する官庁街の二日町地区、仙台の副都心である泉中央や長町(富沢・泉崎)、その他、各金融機関の顧客層に合わせて、下町や郊外住宅地に店舗展開している。以下、支店店舗数と本社所在地を付記する。出張所は+で付記する。
[編集] 教育
- 詳細は学都仙台を参照
仙台は、高等教育機関に通う学生を85,000人以上抱えており、人口に対する学生比率が、政令市等の中では京都市、福岡市、東京23区に次いで4番目に高く、仙台市の行政や地元マスメディアは「学都仙台」を自称している。また、人口に対する大学院生比率も京都市に次いで2番目に高い上、高等教育機関の教員も4,000人近く住んでおり、日本の学術を支える重要な都市の1つとなっている。しかし、東北大学においては、その入学者における地元占有率(東北大では東北地方出身者の割合)が、他の旧帝大のそれと比べて低く、また、仙台市や東北地方にいい就職先が少ないため、卒業者のほとんどが他の地方に流出し、頭脳流出が激しい。また、工業基盤が薄い仙台市では、研究成果も他の地方に流出し、地場で産業化される例は極めて少ない。近年では、人材と研究成果の流出を抑えるため、産学官共同のベンチャーキャピタルが設立されたが、まだ大きなビジネスに育っていない。
仙台でも、人口増加・経済成長時代に、通勤・通学の便を無視し、広い敷地を求めて郊外に移転した大学・高校があったが、少子化で学生の取り合いをしている現在、および、将来においては、高校・大学の学生の通学や教員の通勤の足として鉄道があるかどうかという事が、学校にとって重要な問題の1つとなりつつある。そのため、鉄道沿線に学校を移転新築したり、近くの路線に請願駅建設するよう申請する高校や大学が出てきている。さらに、建設中の仙台市営地下鉄東西線も、仙台市民の公共交通機関として期待される一方で、計画沿線にある学校の通学通勤路線としての役割も期待されている。
[編集] 文化
仙台市内にはライブハウスやクラブが存在し、アマチュア・バンドやインディーズが活動している。仙台市に拠点を置いて活動する他地方出身のセミプロバンドもおり、全国版のヒットチャートと仙台のヒットチャートとの間に違いが生じるようになった。また、アマチュア演劇も行われており、多数のアマチュア劇団が存在して活動をしている。
仙台市は文化活動、文化事業を「楽都仙台」や「劇都仙台」と標榜してバックアップし、また一方で、地元マスメディアも地元の人材活用をするようになって、バンド・タレント・芸能人・モデルなどのローカルタレントが増加して、隣県のメディアに進出する者も表れた。そのため、小さいながらも仙台芸能界が形成されつつある。
[編集] 楽団
- クラシック音楽専用につくられた仙台市青年文化センター・コンサートホールを本拠とするプロのオーケストラ。本拠の他に、宮城県民会館やイズミティ21でも定期演奏会やコンサートを行っている。
[編集] 祭り
最も有名かつ、観客者数の多い仙台を代表する祭りは、仙台七夕祭りである。七夕祭りは藩政時代以来の歴史を持つ祭りで、市中の商店が名誉をかけて華美を競い合い、全国でも類を見ない華麗な七夕祭りになったとされる。東北四大夏祭りの1つに数えられており、中心部商店街では、期間中200万人以上の人出がある。
- どんと祭(1月14日夜)
- 青葉まつり(5月第3日曜日とその前日)
- 仙台七夕花火祭(8月5日)
- 仙台七夕まつり(8月6・7・8日)
- みちのくYOSAKOIまつり(10月)
[編集] 催事
「市民ボランティアが主体となって開催する」「街を舞台装置とした」「無料の」「屋外音楽祭」が多いのが特色。音楽以外がメインのイベントでも、ステージが設置され、バンド演奏が行われることがある。以下に記載したものの他に、地元テレビ局、自治体、プロスポーツのイベントなども行われる。
(音楽関連)決まった時期に毎年開催(無料。勾当台公園や一番町などが主会場のもの)
- 5月 定禅寺ストリートJAZZフェスティバル - Spring Preview(GW中)
- 6月 とっておきの音楽祭
- 7月 伊達ロックフェスティバル(7月と9月 年2回開催)
- 7月 ジャズ・プロムナード in SENDAI(7月最終週末)
- 8月 スターライト・エクスプロージョン(仙台七夕と同時開催)
- 9月 the 定禅寺ストリートJAZZフェスティバル in SENDAI(9月初旬)
- 前夜祭(金曜夜)、本祭(土・日)。西公園でフリーマーケットも同時開催
- 9月 伊達ロックフェスティバル(9月下旬)
- 11月 仙台ゴスペル・フェスティバル(11月中旬)
10月1日~11月30日に行われる音楽や演劇等の公演を「仙台市芸術祭」という名称で仙台市が後援しており、2004年11月には勾当台公園で野外演劇祭(仙台演劇祭)も行われた。
定禅寺ストリートJAZZフェスティバル(通称『ジャズフェス』)は、全ての音楽ジャンルのプロ・アマに開放された「ストリート音楽祭」である。定禅寺通りを中心に、商店街・公園・駅前など到る所で演奏おこなわれ、街中が音楽に満たされる。演奏者の多様性のみならず、観客の側も演奏者の前で立ち止まって聴いたり、オープンカフェに座って聴いたり、特設のビアガーデンやオープンバーでお酒を飲みながら聴いたりと、多様なスタイルで楽しめる。一般に「音楽祭」や他都市の「ジャズフェス」は有料であるが、仙台の場合は、有志やボランティア、そして市民に支えられているため無料となっている。そのため、「音楽の祭典」としては参加バンド数・観客とも日本最大で、同様の形式のパリなどの「音楽祭(Fête de la Musique)」に肩を並べる。参加バンド数:640、ステージ数:80、観客数合計:63万人(2005年9月。2日間延べ数)
(音楽関連以外)毎年開催(無料。勾当台公園や一番町などが主会場のもの[2]。★:音楽用ステージが設置されるもの)
- 1月 仙台初売り(1月2日~)
- 4月 ★せんだいアートフェスティバル(GW中 2日間)
- 8月 金蛇水神社祭典(8月最終日曜日)
- 9月 国分町フェスティバル
- 10月 みやぎまるごとフェスティバル
- 11月 ★青葉区民まつり(11月3日)
- 11月 ★一番町まつり
- 12月 ★SENDAI光のページェント(12月中旬~大晦日)
SENDAI光のページェントは、12月中旬から大晦日までの期間におこなわれるイルミネーションの祭典である。定禅寺通りと青葉通りのけやき並木に60万個以上の豆電球が飾り付けられ、並木道が大きな光のトンネルと化す。他都市の電飾法が木の枝沿いに豆電球付き電飾コードを巻き付けるのに対し、仙台の場合は枝沿いの他、枝と枝の間に渡らせる方法も取っているため、豆電球の密度が高い。また、風で大きく揺れて、道に立って見ると動的な生きた光の洪水のような印象を受ける。脚本家・内館牧子氏をして「山火事だ...」と言わしめるほどである。例年、期間中は、積雪に見舞われることは少ないが、積雪があると白い雪にイルミネーションが反射して、道全体がぼうっと夜陰に浮かび上がり、更に美しさを増す。光のページェントを空から眺めるナイトフライトも人気がある。
(音楽関連)時期は年によって違うが毎年開催(有料)
- 荒吐ロックフェスティバル
- MEGA☆ROCKS
- 仙台市中心部にある多数のライブハウスが連携して行うライブイベント。
- 仙台クラシックフェスティバル(せんくら2006)
(音楽関連)3年毎の開催(有料)
[編集] 機関・施設
仙台市の文化機関・公共施設は、市が設置・運営しているものの他、市の外郭団体、民間が設立・運営(電力ホールなど)しているものがある。
図書館、博物館等の社会教育機関や、ホール・会館・ライブハウスといった公共施設については、仙台市の公共施設一覧を参照のこと。
仙台市博物館や仙台市天文台などの社会教育機関は、その社会教育活動や施設を維持するために有料であるが、2002年から仙台都市圏の小中学生を対象にして発行された「どこでもパスポート」を利用すると、土曜日、日曜日、休日、春休み、夏休み、秋休み、冬休みの期間は所持している小中学生に限り無料で利用することができる。
現在、新規に計画されている公共施設は、仙台駅東口にミュージカル(主に劇団四季)用劇場、西公園に能楽堂の計画がある。なお、長町副都心に音楽堂を設置する計画があったが現在は凍結されている。
[編集] グルメ
仙台は三陸の魚介類は勿論、各種農作物の産地に近く、新鮮な食材の料理を楽しむ事が出来る。特に、牛タン料理の店は街中にあることで有名であり、洋食レストランでタンシチューなどを作っていた店主が、仙台に戻り独立した際、安価で牛タンを楽しんでもらえるものとして、牛タン炭火焼きとテールスープ、麦飯を定食として出したのが始まり。米どころでもある。仙台駅は駅弁の種類が日本で最も多い駅である。これについての詳細は仙台駅の項目を参照。ラーメン店も多いが、東京ラーメンと喜多方ラーメンの影響が強く、仙台ラーメンと称するものはそれらの折衷版である。地元資本のもっとも有名なラーメン店は五福星(うーふーしん)である。これは日本テレビの大晦日のラーメン特番で放映されたのをきっかけに、全国から客が来るようになったが、2006年に中心部から泉区野村に移転した。また、めしのはんだやは、安い定食屋として多くの人に愛されている。
[編集] 旬の味覚・季節料理
- 正月料理:ナメタガレイ(煮付けにして食べる)。雑煮(ハゼで出汁を取る)
- 春:山菜。くじらの刺身。海苔。赤貝。生マグロ(晩春~夏)
- 夏:ホヤ・カツオ・サンマの刺身。ウニ。アナゴ。
- 秋:芋煮会。もどり鰹の刺身。サンマ、キチジ。ハゼの天ぷら。はらこめし。新米。
- 冬:アワビ。カキ料理。ホッキめし。タラコ(白子)。牛タンのしゃぶしゃぶ。
[編集] 仙台発祥の料理
[編集] 酒
- 宮城県の有名な日本酒といえば「浦霞」と「一ノ蔵」があるが、仙台の「勝山」や「天賞」なども根強い人気がある。最近は、石巻の「墨廼江」や「日高見」、山形県の「十四代」や「初孫」、青森県の「田酒」などの人気が上がっている。
- 『日本のウイスキーの父』と呼ばれる「竹鶴政孝」が創始したニッカウヰスキーは、国内に二箇所の蒸留所を持っているが、その内の一箇所が仙台市青葉区、広瀬川上流の新川(にっかわ)河畔にある「宮城峡蒸留所」である。「シングルカスク」と呼ばれる最高級ウイスキーのいくつかはここでしか入手できない。
[編集] 名産
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[編集] 芋煮会
- 詳細は芋煮会を参照
仙台の秋の風物詩として、芋煮会がある。芋煮会は、河原などの野外において、家族や友人、学校や職場の仲間が集まって、大鍋に汁をつくって食べる季節行事である。この習慣がある地域では、花見と同じくらい重要な年中行事として扱われている。10月から11月にかけて行われる。
仙台の芋煮は、里芋と豚肉を主な具として味噌で味付けする、いわゆる豚汁タイプが一般的であるが、魚やジャガイモをいれるものもある。また、参加する人数が多くなると、仙台風の芋煮の他に、牛肉・醤油味の山形風芋煮、キムチチゲ(鍋)、バーベキューや鉄板焼きなどを加えて作ることもある。芋煮のための大鍋は、スーパーやコンビニエンスストアで借りることが出来、薪も買える。シーズン中は、材料の下ごしらえがされた芋煮セットがスーパーや大学生協などで売られているので、忙しい人たちも簡単に芋煮会をすることが出来る。また、仙台近郊のキャンプ場では、全ての材料・鍋・薪が準備されていて、あとは火をおこして煮るだけの芋煮会パックというサービスもある。
なお地元の人の間では、芋煮と豚汁は明確に区別されている。
[編集] 「センダイ」と名の付く動植物
- センダイハギ(千代萩、仙台萩)
- ムラサキセンダイハギ(紫千代萩 ; Baptisia australis)原産地は北米。
- センダイヨシノ(仙台吉野)
- センダイソウ(仙台草 ; Saxifraga sendaica)
- 本種は、ロシア人のカール・ヨハン・マキシモウィッチ博士によって命名された。紀伊半島、四国、九州に自生し、仙台市には自生しない。
- センダイゾウ(仙台象 ; Sinomastodon sendaicus)絶滅種。
- センダイムシクイ スズメ目ウグイス科の渡り鳥。
- センダイウィルス (Sendai Virus : Sev) (Hemagglutinating virus of Japan : HVJ)
[編集] 仙台を舞台にした作品
[編集] 映画
- 磯川兵助功名噺(1942年)
- 第五列の恐怖(1942年)
- 出征前十二時間(1943年)
- 三尺三五平(1944年)(榎本健一主演)
- 真珠母(1953年)
- 大地の侍(1956年)
- 新日本珍道中(1958年)
- キングコング対ゴジラ(1962年)(ゴジラが松島湾から上陸。仙台市街地を破壊)
- 惜別の歌(1963年)(小林旭主演)
- 赤い殺意(1964年)
- 青葉繁れる(1972年)
- ゴジラvsメカゴジラ(1993年)(ベビーゴジラを追ってきたラドンに仙台は破壊される)
- 国会へ行こう!(1993年)(吉田栄作主演)
- ガメラ2 レギオン襲来(1996年)(霞目飛行場でガメラとマザーレギオンが戦った。仙台は大爆発し消滅する)
- 緑の街(1997年 小田和正監督)
- 故郷(1998)(淡島千景主演)
- 非・バランス(2001年)
- 千の風になって(2004年)
- アヒルと鴨のコインロッカー(2007年)
[編集] テレビドラマ
- 独眼竜政宗 (NHK大河ドラマ)(1987年)
- 天花 (朝ドラ)(2004年)
- 二つの星(1965年。「木下恵介アワー」内のドラマ)
- ずっとあなたが好きだった(1992年。東京と仙台が舞台)
- 杜の都恋物語
- しあわせギフトお届け人シリーズ
- ざこ検事 潮貞志の事件簿シリーズ
[編集] 小説
- パラサイト・イヴ(著者 : 瀬名秀明)
- 青葉繁れる(著者 : 井上ひさし)(仙台一高が舞台)
- 鉄塔家族(著者 : 佐伯一麦)
- ア・ルース・ボーイ(著者 : 佐伯一麦)
- 最後の奇跡(著者 :青山圭秀)
- 終末のフール(著者 :伊坂幸太郎)
[編集] 紀行文・俳諧
[編集] 漫画
- ジョジョの奇妙な冒険Part4 ダイヤモンドは砕けない(荒木飛呂彦)
- 作中では「杜王町」との表記。「杜の都」仙台をもじったものと思われる。作中には勾当台や牛タンといった地名や名物、さらには仙台に実在する店までが登場する。
- パスポート・ブルー(石渡治)
- 中学校編までは東京の下町、中学卒業後からは仙台を舞台にしている作品である。同作品では仙台城址青葉山公園や隅櫓が忠実に描かれており、作中に出てきた青葉高校は東北大学の近くに立地する宮城県仙台第二高等学校をモデルにしている。(正門の風景、弓道場は仙台二高のそれとほぼ同一である、なお、作中の青葉高校が2007年度時点で男女共学、制服制であるのに対し、仙台二高は男子高、私服制である。ただし作中の設定である2007年より共学化することが決定した)
- BLUE CITY(かどたひろし)
- 真夏の夜のユキオンナ(大山玲)
- ボールパークへようこそ(高田靖彦)
[編集] 楽曲
[編集] 市民の言葉
[編集] スポーツ
- 詳細は仙台のスポーツを参照
- 仙台市に本拠を置くプロスポーツ
- ベガルタ仙台(プロサッカー・Jリーグ2部)
- 東北楽天ゴールデンイーグルス(プロ野球・パシフィックリーグ)
- 仙台89ERS(エイティナイナーズ)(プロバスケットボール・bjリーグ)
- みちのくプロレス(略:みちプロ)
- センダイガールズプロレスリング(略:仙女)
上記のプロスポーツでは、地域密着の範囲として、東北楽天とみちプロは東北地方、89ERSは仙台経済圏、ベガルタは宮城県、仙女は現在のところ仙台市となっている。
- 仙台市を準本拠地とするチーム
- NECブルーロケッツ(バレーボール・男子Vリーグ)
- NECレッドロケッツ(バレーボール・女子Vリーグ)
[編集] 交通
[編集] 空港
- 仙台空港
- 仙台空港は、仙台市に隣接する名取市とその隣の岩沼市に跨って位置する。滑走路は3000m。札幌、函館、成田、名古屋、大阪(伊丹)、小松、広島、福岡、那覇へ向かう国内定期路線と、ソウル、長春、大連、北京、上海、グアム、台北へ向かう国際定期路線が運行されている。セスナおよびヘリコプターによる遊覧飛行(仙台上空・松島上空など)の離着陸地としても利用されている。仙台駅までは、空港直結の仙台空港駅から仙台空港アクセス線(仙台空港鉄道仙台空港線)で約20分。また、愛子観光バスと東日本急行が運行するバスでおよそ40分。
[編集] 鉄道
仙台駅を中心に路線が放射状に存在する。旅客輸送については、東日本旅客鉄道(JR東日本)と仙台市交通局(仙台市営地下鉄)の2事業者があり、私鉄は存在しない。以前は宮城電気鉄道、仙台鉄道、秋保電気鉄道といった私鉄の路線も存在したが、宮城電気鉄道は戦時買収により国鉄(現JR)仙石線となり、後2社の路線は廃止された。また、日本貨物鉄道(JR貨物)と仙台臨海鉄道の2事業者が貨物輸送を行っている。各線の詳細はそれぞれの路線の項目を参照。
[編集] 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■ 東北新幹線 (仙台駅)
- ■ 東北本線 (南仙台駅 - 太子堂駅 - 長町駅 - 仙台駅 - 東仙台駅 - 岩切駅)
- ■ 常磐線(南仙台駅 - 太子堂駅 - 長町駅 - 仙台駅):線区上は岩沼駅以南
- 仙台空港アクセス線 (南仙台駅 - 太子堂駅 - 長町駅 - 仙台駅)
- 仙台駅と仙台空港駅を結ぶ鉄道路線の愛称。仙台空港線の列車が名取駅から東北本線経由で仙台駅まで直通する。毎時2~3本の運行を予定している。
- 仙台駅~名取駅間は、上記3つの路線が利用可能なため、この区間内の運転頻度は仙台地区で最大規模である。
- ■ 仙山線 (仙台駅 - 東照宮駅 - 北仙台駅 - 北山駅 - 東北福祉大前駅 - 国見駅 - 葛岡駅 - 陸前落合駅 - 愛子駅 - 陸前白沢駅 - 熊ヶ根駅 -(臨)西仙台ハイランド駅 - 作並駅 -(臨)八ツ森駅 - 奥新川駅)
- ■ 仙石線 (あおば通駅 - 仙台駅 - 榴ヶ岡駅 - 宮城野原駅 - 陸前原ノ町駅 - 苦竹駅 - 小鶴新田駅 - 福田町駅 - 陸前高砂駅 - 中野栄駅)
[編集] 仙台市営地下鉄
- 南北線
- ラッシュ時3~5分おき、日中7分おきの運行であり、仙台圏のなかでは最も高頻度の運行を行っている。すべて普通列車である。泉区への唯一の軌道系公共交通である。仙台駅から長町駅の区間はJR東北本線と併走し、実質的にその緩行線のような機能を担っている。これは東北本線が長距離列車主流であった時代に、市内交通を担っていた仙台市電の代替として計画された経緯による。
- 東西線(建設中・2015年開業予定)
- 八木山動物公園、八木山ベニーランドを有する八木山地区と現在宅地開発が進む荒井地区を結ぶ仙台市第2の地下鉄路線となる。車両は鉄輪式リニアモーターカーが採用される予定。車両規格の違いからJR在来線・地下鉄南北線との直通運転は不可能。
[編集] 日本貨物鉄道(JR貨物)
- 東北本線宮城野貨物支線
- 貨物専用の路線。鉄道貨物のターミナル宮城野駅はこの貨物線上に位置する。同線を宮城野駅共々旅客化する構想が一部で持ち上がっているが、現在のところ、旅客化に向けての具体的な動きは無い。
[編集] 仙台臨海鉄道
[編集] 船舶
[編集] 仙台港
太平洋フェリー運航のフェリーが就航している。名古屋航路と苫小牧航路がある。苫小牧航路は原則として毎日就航しているが、名古屋航路は隔日就航。仙台駅と仙台港は路線バスでおよそ40分。
[編集] バス
[編集] 路線バス
バス路線は、仙台駅に向かう系統が最も多く、次いで仙台市営地下鉄南北線の乗継指定駅に向かう系統が多い。近年は、在来線の駅前にロータリーを新設して、在来線との乗り換えを進める傾向もある。仙台市内を走るバスとして、以下のバス事業者がある。
- 仙台市交通局(仙台市営バス)…主に青葉区・宮城野区・若林区が中心。仙台空港へのアクセスの主流となっていたリムジンバスも交通局の運営であったが、仙台空港アクセス線開通に伴い、2007年3月17日で廃止。翌日からは、愛子観光バスと東日本急行がリムジンバスの運行を開始した。
- 宮城交通…市内では太白区・泉区が中心。市外では塩竈市、富谷町方面へ運行している。
- ミヤコーバス…大和町、加美町、村田町、川崎町方面へ運行している。
- 愛子観光バス…錦ヶ丘団地と仙台駅を結ぶバスを運行。2007年3月18日からは、空港リムジンの運行を始めた。
仙台市交通局と宮城交通では、バスロケーションシステム(どこバス 仙台)が導入され、バスカードも共通である。共通バスカードは、そのプレミア率の高さから利用者が多い(5000円→5850円)。企業によっては定期券ではなく、バスカードにより通勤手当を算出するところも多い。なお、このバスカードは市営地下鉄の乗車には使えず、バス専用の磁気式乗車カードである。地下鉄と共通で使えるものとして、ジョイカード(5000円→5500円)がある。
[編集] 高速バス・特急バス
- 詳細は仙台経済圏を参照
「路線高速バス」の乗り場は、宮城交通とその系列会社(東日本急行)が広瀬通、JRバス東北・富士交通が仙台駅東口にある(一部を除く)。仙台~東京間の「定期ツアーバス」をそれぞれ運行する数社の乗り場は、仙台駅東口の代々木ゼミナール前にある。
山形行、福島行の便は1時間に3本以上あり、料金も割安で特に便利である。山形行きのバスは、山形自動車道開通前から一般道経由の特急バスとして運行していたため、「路線高速バス(都市間高速バス)」ではなく、現在も「特急バス」として運行されている。詳しくは特急バス仙台山形線を参照。
[編集] 道路
[編集] 高速道路
仙台市とその周辺市町村には、「1環状5放射状」の高速道路網が広がっている。
- 仙台都市圏の高速道路網については 「仙台都市圏」を参照せよ
東北自動車道浦和本線料金所から仙台宮城ICまでの距離は332.4km、料金は普通車7200円。東京からの距離・時間と青森からの距離・時間はほぼ同じである。
東北自動車道と仙台南部道路は、仙台南ICで接続している。現在は仙台南ICの旧料金所の廃止によってJCT化された。東北道⇔仙台南部道路との連絡に関しては実質的には「仙台南JCT」として機能している。また、三陸自動車道、仙台東部道路、仙台北部道路方面とは、仙台南部道路を経由することによって連結している。
[編集] 一般国道・宮城県道
[編集] 市街地の主な道路
仙台市の中心市街地は、一部地域を除き、ほぼ碁盤の目のように道路が整備されているが、そのほとんどの道路に道路愛称および歴史的な通称が一般的に使われている。各々の項目参照。
- 歴史的通称名
- 仙台市は歴史的町名等活用推進事業を行っており、その一環として歴史的町名を書いた辻標や通り看板を立てている。
- 北一番丁通り、北二番丁通り、北三番丁通り、北四番丁通り、北五番丁通り、北六番丁通り、北七番丁通り、北八番丁通り、中杉山通、元柳町通り、姉歯横丁、北材木町通り、長刀丁通り、石切町通り、北山町通り、南光院丁通り、柳町通、江戸町通り、狐小路、新坂通 、大町通り、教楽院丁通り、二本杉通、連坊小路、小田原車通 、外記丁通、小田原金剛院丁通り、光禅寺通、支倉通、小田原大行院丁通り、勾当台通、八幡町通り、小田原長丁通、米ヶ袋鹿子清水通、半子町通り、小田原広丁通り、米ヶ袋十二軒丁通り、東一番丁通り、東二番丁通り、東三番丁通り、東四番丁通り、東五番丁通り、東六番丁通り、東七番丁通り、東八番丁通り、東九番丁通り、小田原山本丁通り、米ヶ袋中坂通、大仏前通り、表小路、肴町通り、猿曳丁通り、花京院通、新伝馬町通り、覚性院丁通り、杉山通、鍛冶屋前丁通り、片平丁通り、田町通り、空堀丁通り、滝前丁通り、南六軒丁通り、北五十人町通り、土樋通り、宮町通り、堤通、神子町通り、角五郎丁通り、茂市ヶ坂、同心町通、本荒町通り、土橋通、元鍛冶丁通り、本材木町通り、名掛丁通り、元寺小路、中島丁通り、本櫓丁通り
[編集] 観光地
「杜の都」と呼ばる仙台には、名所や旧跡、景勝地がある。また海の幸・山の幸に恵まれており、美味しい料理を味わうことが出来る。市内観光には市交通局が運行する、市内周遊観光バス「るーぷる仙台」が便利である。市街地から車で30分もあれば、郊外へ出ることが出来る。秋保温泉・作並温泉は「仙台の奥座敷」と呼ばれ、江戸時代からの名湯である。松島にも近いため、観光ツアーや旅行ガイドブックでは「仙台・松島」と一緒に組まれる事が多い。福の神仙台四郎グッズを扱う店は、一番町や中央通り商店街、仙台駅地下などにある。
[編集] 名所・名勝
仙台城址の整備は長らく市民の悲願であり、現在は石垣の整備および、三の丸跡から本丸跡への観光ルートの整備が行われている。2006年3月に、本丸に小規模なガイダンス施設「仙台城見聞館」がオープンした。仙台城の大手門を復元しようという計画もある。現在の仙台城本丸は、眺めはよいものの、石垣と伊達政宗銅像があるのみである。天守閣はもともとない。大手門の位置にあった大手門脇櫓(わきやぐら)が復元されており、これのみが城らしい建物である。脇櫓は市民の間では隅櫓(すみやぐら)と呼ばれ、これと大橋が現在の仙台城のシンボルである。脇櫓の向かいに林子平の銅像と阿部次郎記念散歩道の案内がある(外部リンク「歴史と文化の散歩道」参照)。隅櫓近くの、東北大学川内記念講堂周辺の散歩道は快適である。東北大学植物園内にも遊歩道や遺跡がある。
隅櫓の下にある仙台市博物館は充実している。国際センターはこの向かいであり、宮城県美術館も近い。市街地から大橋を渡り博物館と隅櫓を見れば、城らしい雰囲気を味わうことはできる。隅櫓から本丸までは、博物館裏から徒歩であがることができるが、かなりの坂道を20分ほど歩く。るーぷる仙台バスを利用した方が良い。観光には瑞鳳殿か、商店街の一番町通り、けやき並木の見事な定禅寺通り、青葉通りの方が見ごたえがある。定禅寺通りには、仙台市の「彫刻のあるまちづくり」事業の一環として、遊歩道となっている中央分離帯に彫刻がある(外部リンク参照)。定禅寺通りにあるせんだいメディアテークは、市民図書館や仙台市に関する映像ライブラリー、スタジオ、ネット閲覧コーナー、インフォメーション、カフェなどがあり、一番町や市役所にも近く便利である。
- 仙台城址(国指定史跡)
- 仙台市博物館
- せんだいメディアテーク(「柱」のみで建つ特殊な構造のビル建築として世界的に有名)
- 仙台市科学館
- 仙台文学館(常設展や特別展があるが小規模)
- 定禅寺通り(ケヤキ並木・日本の道100選)
- 晩翠草堂(「荒城の月」の作詞で知られる土井晩翠の住居)
- 三居沢発電所(現在も稼動している日本最初の水力発電所)
- 広瀬川(名水百選。芋煮会、釣り、カヌー。上流の新川の水でウイスキーがつくられている)
- 秋保大滝(国指定名勝)
- 二口峡谷
[編集] ライトアップされている建築物
[編集] 宗教施設
- 大崎八幡宮(国宝・安土桃山様式の壮麗な神社)
- 輪王寺(重要文化財)
- 瑞鳳殿(伊達政宗廟。伊達家墓所。経ヶ峯歴史公園内)
- 薬師堂(旧陸奥国分寺)
- 陸奥国分尼寺跡
- 仙台東照宮
- 仙台大観音
- 成田山経ヶ峰国分寺
- 定義如来 西方寺
- 仙台ハリストス正教会
[編集] 展望台
無料で一般公開されているもの
[編集] レジャー
[編集] 公園・緑地
仙台市では都市の緑化と緑地公園・森林公園に力を入れている。都心部を囲む水田地帯、広瀬川の河川敷、小さな山などを含めてグリーンベルトと見なし、条例で開発を規制している。生垣にも助成金を出している。ブロック塀を減らすことで地震対策としている面もある。これは1978年の宮城県沖地震の際、ブロック塀が崩れ、その下敷きとなり多くの犠牲者を出した反省に基づいている。
- 森林公園・植物園・山岳保養地
- 台原森林公園、水の森公園、太白山自然観察の森、青葉の森緑地、秋保大滝植物園、東北大学植物園、大年寺山公園・仙台市野草園、県民の森、泉ヶ岳など
- 海浜緑地等
- 貞山運河、浜辺の森・海岸公園、蒲生干潟
[編集] 出身有名人
[編集] 郵便番号
(括弧内は集配局)
- 青葉区
- 宮城野区 983(仙台東)(港5丁目のみ985 (塩釜))
- 若林区 984(若林)若林開局以前は980、982、982-01(今泉局)、983が混在し、若林局開局半年前に若林区全域を984とした。
- 太白区 982(仙台南→2002年10月7日より新仙台に変更)
- 泉区 981-31(泉) 981-32(根白石→1992年11月より泉西に変更) 981-80地域(仙台北、青葉区と区別するため法人専用の郵便番号を除き5けた目が80となる)
[編集] その他
- 市制記念日:4月1日
- 市外局番は、1962年~1986年の間は「0222」、1986年以降は「022」である[3]。
- 但し旧生出村域は1980年頃までは「022381」で022381→0222-81という局番変更を行っている(同時に生出局から仙台局に変わり市内通話が可能になる)。また、宮城野区港5丁目(新日本石油の精油所や新仙台火力発電所などが当地にある。しかし、港1~4丁目とは川を挟んでおり、間に橋が架かっていないため、いったん多賀城市を経由しないといけないため、事実上飛び地となっている)は元々は塩釜局であり旧市外局番は「02236」である。
- なお市内局番3桁化後に編入された旧泉市、旧宮城町、旧秋保町の旧市外局番は旧泉市が「02237」(泉局)、旧宮城町/旧秋保町が「02239」(愛子局)である(ただし、3桁前に利用されてなかった現在の(022)396は、宮城野区の岩切収容局で利用)。
- かつては、宮城県内の自動車ナンバープレートの地名表示は「宮城」のみであったが、いわゆるご当地ナンバー制度により、2006年10月10日から「仙台」ナンバーが導入された。「仙台」ナンバーを取得できる車は、仙台市内に車庫登録をしている車となっている。
- 問題:「東京と青森からそれぞれ500台ずつの車が走り出しました。さて、どこで出会うでしょう?」
- 答え:「仙台(1000台)」
[編集] 外部リンク
- 仙台リング(サーチエンジン)
- イベント情報(仙台市役所作)
- 仙台市役所
- Walking-Tour Guide Miyagi SENDAI (English, Korean, Chinese)
- 仙台市役所:国土地理院ウォッちず
- 仙台観光コンベンション協会
- 杜の都親善大使(仙台探訪 仙台城)
- BBっとe東北
- せんだい・宮城フィルムコミッション
- 町資源データベース
- 東北大学附属図書館 絵葉書コレクション(昔の仙台の写真)
- 仙台街並み写真
- 近代建築散策(宮城県仙台市)
- 仙台風景写真館(高層建築や名所の写真の他、動画もある)
- 彫刻のあるまちづくり(仙台市作)
- 歴史と文化の散歩道(仙台市作)
- 仙台カフェ
- 仙台文学館
- 仙台市科学館
- 仙台城見聞館
- せんだい教材映像アーカイブ(仙台の歴史・地理の動画。仙台市教育委員会製作)
- 仙台インターネットマガジン(仙台のフリーネット雑誌)
- S-style online(せんだいタウン情報)
- キレイ-仙台。コム(仙台のファッション関連サイト)
- 仙台牛たん焼マップ
- みやぎ沿岸まんぷく道(宮城県の旬の食材について詳述)
- 宮城ITSショーケース "ロードみやぎ"(宮城県内の道路交通情報の総合案内)
- GHQ Camp Sendai
- DONTO
- せんだい時遊map(現代・昭和30年・大正15年の詳細地図と写真)
[編集] 関連項目
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また、この記事は、記事が長くなったために、下記のページに内容を分割しています。このテーマに関する情報については、それぞれのページをご参照ください。
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関西: | 大津市 | 京都市 | 大阪市 | 神戸市 | 奈良市 | 和歌山市 |
中国: | 鳥取市 | 松江市 | 岡山市 | 広島市 | 山口市 |
四国: | 徳島市 | 高松市 | 松山市 | 高知市 |
九州/沖縄: | 福岡市 | 佐賀市 | 長崎市 | 熊本市 | 大分市 | 宮崎市 | 鹿児島市 | 那覇市 |