お子様ランチ
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お子様ランチとはファミリーレストランなどで子供(一般的に小学校低学年以下)向けに用意されているメニューのことである。「ランチ」と呼ばれているが、ランチタイム以外でも注文できる場合が殆どである。また、子供向けのメニューであるが、年齢制限がない(すなわち大人が食べることもできる)場合もある。
[編集] 歴史
1930年、日本橋三越の食堂部主任であった安藤太郎が、人気メニューを複数揃えた、子供用定食を考案した。当時は「御子様洋食(定食との説もある)」と称されており、値段は30銭。翌年には上野松坂屋の食堂メニューにも登場し、こちらは「お子さまランチ」と称されていた。この名称が普及し、現在に至っている。
[編集] 特徴
一般的に、何点かの料理を一つの皿に盛られるように区切られたランチプレート(プレートには子供向けにキャラクターが描かれていたり、新幹線や飛行機といった乗り物を模った場合も多い)に、チキンライスやオムライス、チャーハンといったご飯が山型に盛られ、おかずにはハンバーグ、エビフライ、から揚げ、ナポリタン、プリンなどといった子供に人気の高い料理が添えられる。ご飯の山のてっぺんには爪楊枝と紙で作られた小さな国旗などが立てられている場合が多い。
ファミリーレストランなどでは、オレンジジュースといった飲み物や、小さなおもちゃがおまけとして付いてくるところもある。
大人が注文出来ない場合が多いのは、盛り込まれる料理の種類が多く手間が掛かるため採算が取りづらく、子供連れの家族を狙った客寄せの意味が大きいからである。だが、子供が食べきれるように惣菜は多種ながらも少なめに盛り付けてあるため、食が細めの女性や高齢者に好まれることも多い。
[編集] 関連項目
- トルコライス
- お子様ランチ…ルパン三世 (TV第1シリーズ)に搭乗する敵キャラ。
- ハタ坊 おそ松くんに登場するキャラクター。
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