ごまだし
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ごまだしとは焼いた魚の身、ごま、醤油等を混ぜ、擂り潰して作られる大分県佐伯市地方の食材で、これを湯に溶き、郷土料理「ごまだしうどん」のつゆとして用いることが一般的である。 また、その他の麺類やご飯等を用いた料理のトッピングや調味料として利用されることもある。 魚が豊富な街の家庭の味として「ごまだし」は作られていたが、食の多様化で家庭での「ごまだし」づくりは少なくなっている。
目次 |
[編集] ごまだしの作り方
[編集] 用途
[編集] その他
- ごまだしは広口の瓶に入れておけば、夏は1週間、冬は1ヶ月は保存が利く。
- ごまだしは各家庭でつくられて、そのため統一された味ではありませんでした。一般的な「ごまだしうどん」としては食堂のメニューとして存在し各店でだし味が当然違った。
- うどんのだしとして、ごまだしを使う場合、「ごまだし」を入れる量はお好みです。薄味、濃い味が存在します。
- 佐伯は四国との古くからの交流があった割には、うどん(讃岐系うどん)の影響はすくなく。唯一のオリジナルとして「ごまだし」が各家庭で作られた影響か、現在もうどん専業店はすくない。
- 佐伯名物というより、家庭の一般的な料理の一つと言えた。ごまだしを作るのに手間がかかり、特に材料としての「エソ」が手に入りにくいようです。そのような、現状で現在では「めずらしい」メニューの一つとなってしまったと言えます。
- 海の街佐伯として、漁業産業の衰退が素材の「エソ」の入手が困難となっている一つの原因のようです。
[編集] 代表的な店
- 鮮魚店「かわべ」(「美味しんぼ」に登場、テレビ情報番組「はなまるマーケット」でも紹介された。)
- 海鮮・魚料理「つね三」(ウェブページ上で「ごまだし」の通信販売を行っている。)購入可能!
- 「味愉嬉食堂」がオセロ司会の「知っとこ!」でアレに合う地・調味料ランキング第5位で紹介された。ごまだしの活用法も紹介している。購入可能!
- 佐伯市の特産物を販売している「さいきり~ふ」[1]のHP上でも購入ができる。原材料がいりこのごまだしも販売している。購入可能!
- 一般的な食堂のメニューとしては、市内天草食堂で食べる事もできるようです。
- 佐伯宿毛フェリーターミナル内レストランで「ごまだしうどん」を食べる事ができます。
- 道の駅「やよい」では安価で「ごまだしうどん」が食べられます。また、瓶詰めの「ごまだし」も販売していて、家庭でも手軽に調理ができるのが魅力的です。
[編集] 関連リンク
カテゴリ: 食文化関連のスタブ項目 | 大分県の食文化 | 日本の魚介料理