ちばてつや
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ちば てつや（本名：千葉 徹彌、男性 1939年1月11日 - ）は、日本の漫画家、文星芸術大学教授。東京都出身。
代表作に『あしたのジョー』（高森朝雄=梶原一騎原作）、『あした天気になあれ』などがある。ちばあきお、七三太朗は実の弟。
目次 |
[編集] 略歴
幼少期は朝鮮･満州と太平洋戦争の厳しい戦局に合わせるかの様に住いを転々としていた。
1956年、『復讐のせむし男』、貸本（日昭館書店）でデビュー。その後、スポーツをテーマにした漫画を得意とし、規格外れの人間が登場する作品にも牧歌的な雰囲気を漂わせている。初期には少女漫画も執筆していた。ギャグ漫画や人間の暗黒面を描いた作品なども執筆しており、評論家やコアな漫画読者の中には、後年のスポーツ漫画よりもそれらの作品を評価する向きもある。（呉智英著『現代マンガの全体像』など）
登場する主人公の性格は乱暴な面もあるが天真爛漫で深いことは考えない。運動能力は抜群であるが、学業はお世辞にも良いとはいえないと言ったタイプが多い（ただし、原作付きの場合は別）。この理由は作者自身が温厚で、突飛な行動を取ることができないため、自分の憧れをキャラクターに投影した結果である。
名前の表記が平仮名なのは、当時の先輩漫画家に本名の漢字が難しすぎると指摘を受けたため。ちなみに、現在の一般的な本名の表記は千葉徹弥である。
[編集] 受賞歴
- 1962年 第3回講談社児童まんが賞 - 『1･2･3と4･5･ロク』
- 1976年 第7回講談社出版文化賞児童まんが部門 - 『おれは鉄兵』
- 1977年 第23回小学館漫画賞 - 『のたり松太郎』
- 1977年 第6回日本漫画家協会賞特別賞 - 『のたり松太郎』
- 2001年 文部科学大臣賞
- 2002年 紫綬褒章
[編集] 作品リスト
- ちかいの魔球（1961年1月～1962年12月、週刊少年マガジン、講談社）‐原作：福本和也
- 1･2･3と4･5･ロク（1962年1月～12月、少女クラブ、講談社）（1988年-1989年に柴田時江が長女役でドラマ化されている。）
- 紫電改のタカ（1963年7月～1965年1月、週刊少年マガジン）
- ハリスの旋風（1965年4月～1967年11月、週刊少年マガジン）
- みそっかす（1966年8月～1967年8月、週刊少女フレンド）
- あしたのジョー（1968年1月～1973年6月、週刊少年マガジン）‐原作：高森朝雄
- 蛍三七子（1972年9月、週刊少年マガジン）
- おれは鉄兵（1973年8月～1980年4月、週刊少年マガジン）
- のたり松太郎（1973年8月～1993年6月･1995年10月～1998年5月、ビッグコミック、小学館）
- あした天気になあれ（1981年1月～1991年5月、週刊少年マガジン）
- 少年よラケットを抱け（1992年5月～1994年6月、週刊少年マガジン）
[編集] アシスタント
[編集] 関連項目
- 国松さまのお通りだい
- 松文館裁判（証人として）
- ちばてつや賞（選考委員）
[編集] 外部リンク
- ちばてつやホームページ（公式サイト）
