つま恋ガス爆発事故
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つま恋ガス爆発事故(つまごいガスばくはつじこ)とは、1983年11月22日に静岡県掛川市のレクリェーション施設で発生したガス爆発事故。
[編集] 概要
ヤマハレクリェーションつま恋(現:ヤマハリゾートつま恋)に、満水亭(たまり亭)というバーベキューハウスがあった。11月22日午後0時58分、室内に充満したプロパンガスに製氷器の火花が引火し爆発、火災が発生。客や従業員など死者14名、負傷者28名(国会の答弁資料では27名)の大惨事となった。
[編集] 原因
満水亭は、同年11月13日に改装工事を実施したが、作業員が調理器具を繋ぐ末端のガス栓を閉めずに器具の撤去を行い、ガス栓を放置した。この作業手順のミスは、工事期間中にガスの元栓が締められていたことから発覚せず、改装後初営業日となった11月22日に、元栓が開かれると同時に末端の30個以上のガス栓からガスが一気に漏出、床面に溜まった後に大爆発を起こした。爆発直前に、ガス漏れ警報器が作動したが、誤作動と勘違いした従業員が警報機を止めていたことが被害を拡大させた。
[編集] 関連項目
- 松本育夫(爆発事故により重傷を負ったサッカー指導者)