とわだ型補給艦
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とわだ型補給艦(とわだがたほきゅうかん)は海上自衛隊の補給艦。一番艦とわだ (AOE422) は1987年(昭和62年)に就役した。さがみ型補給艦の拡大改良型として計画され、3隻が建造されている。
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[編集] 概要
海上自衛隊の艦船に対する洋上補給を行うことを目的としている。とわだ型補給艦の整備により、さがみ型補給艦を含めて各護衛隊群に一隻ずつ割り当てが可能となった。
補給ステーションは片舷3ヶ所づつ、6ヶ所あり、うち4ヶ所は給油用である。給油速度は片舷あたり1分間に約11kl。後部に艦橋がある。艦尾は大型のヘリ甲板となっており、MH-53Eなどの大型ヘリコプターが発着できる。なお、ヘリコプター格納庫はない。武装は搭載されていないがファランクスの装備は、考慮されている。
なお、護衛艦の大型化や艦載ヘリコプターの増加、海外派遣への対応などから、後継艦として大型化したましゅう型補給艦も整備されている。
[編集] スペック
- 基準排水量:8,100t(ときわ・はまな は8,150t)
- 満載排水量:15,850t
- 全長:167m
- 全幅:22m
- 主機関:三井16V42M-A ディーゼル2基2軸
- 出力:26,000馬力
- 速力:22ノット
- 武装:なし
- 乗員:140名
[編集] 同型艦
- とわだ (AOE422) 1985年4月17日起工、1986年3月26日進水、1987年(昭和62年)3月34日就役。
- ときわ (AOE423) 1988年5月12日起工、1989年3月23日進水、1990年(平成2年)3月12日就役。
- はまな (AOE424) 1988年7月8日起工、1989年5月18日進水、1990年(平成2年)3月29日就役。