るり色の砂時計
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るり色の砂時計(るりいろのすなどけい)は、1994年10月から九州朝日放送(KBC)とBIG BEN制作で、九州・山口のANN系列及びスカイ・Aで放送されている旅情報番組。2006年末で放送600回を突破している。KBCではドォーモ、九州街道ものがたりにつぐ長寿番組となっている。2005年10月より字幕放送を、2006年11月からはハイビジョン放送(アナログ放送ではレターボックス形式)を開始した。「るり色の砂時計」というタイトルの由来は、「宇宙はるり色(紫色を帯びた紺色)に輝き、人間がどんな生活をしようとも、大自然は音もなく時を刻んでいる」とのこと(過去、ホームページに掲載されていた)。
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[編集] 放送時間
- 福岡国際マラソンなどマラソン・駅伝が放送される場合は、放送時間が変更される。
- 山口朝日放送…日曜5:15~5:50
- テレビ宮崎…不定期で単発放送
- スカイ・A…火曜12:00~12:38(約4ヵ月遅れ)
- 再放送(KBCのみ)…土曜深夜3:35~4:15
- 2007年1月6日土曜には16:45~17:25に青森朝日放送(東日本・北日本地域では初のネット?)でも単発扱いで放送された。
[編集] 出演者
- ナビゲーター…藤原里奈
- ナレーション…沢田幸二(KBCアナウンサー)
[編集] 番組コンセプト
この番組のコンセプトは、「日々の暮らしの流れに埋もれることなく、宇宙の大いなるリズム=大いなる自然の織り成す不思議を受け止め、人間らしさを回復しよう」である。KBCの番組ホームページには2004年ごろまでは記述があったが現在はなく、るり色通信(後述)のホームページには少し内容を短くして現在も書かれている。
[編集] 内容
大まかな内容としては、女性ナビゲーター(現在は7代目・藤原里奈)が、九州・山口各県の観光スポット、グルメなどを紹介する旅情報番組。まれに広島県の宮島や島根県の津和野などの九州・山口以外の地域も紹介し、過去には新春スペシャルとしてニューカレドニアも訪れている。2004年10月に放送500回を達成し、その際には2週にわたって韓国の釜山と済州島を紹介。九州・山口のほとんどの市町村でロケが行われている。年末にはその年の放送内容の総集編を放送、毎年1月には新春スペシャルを放送している。
全体的な傾向として、11月~2月ごろの冬の時期は、黒川温泉や嬉野温泉、指宿温泉といった温泉地を紹介することが多く、5月~8月ごろの夏の時期には、阿蘇、くじゅうなどの山間の高原地や、日南海岸などの海のリゾートを紹介することが多い。
[編集] 歴代ナビゲーター
- 初代…泉やすこ(1994年10月~?)
- 2代目…馬島えり(?~1998年3月)
- 3代目…中尾香織(1998年4月~1998年12月)
- 4代目…溝口多佳子(1999年1月~2001年3月)
- 5代目…小島かおり(2001年4月~2004年3月)
- 6代目…佐藤はるみ(2004年4月~2006年9月)
- 7代目…藤原里奈(2006年10月~)
[編集] 関連事項
テーマソングは「FLAT FACE」の「ハネムーン イン パリス」。エンディングテーマはシャーデーの「KISS OF LIFE」。
1999年10月から、その月にナビゲーターが訪れたところをまとめたフリーペーパー「るり色通信」が月末に配布されている。
エンディングの後に、テーマソングの「ハネムーン イン パリス」のCD販売告知か、「るり色通信」の購読告知を行っている。まれに番組のなかで紹介した旅館やホテルの宿泊券の応募告知をすることもある。
KBCでは土曜6:45~7:00にるり色の砂時計の過去の放送分を再編集し、15分に短縮した「風を感じて」という番組を放送している。
不定期で、九州版の朝日新聞に特集が組まれることがある。
[編集] 関連項目
- Sunday!スクランブル(テレビ朝日他、主に東日本のANN系列局で同時刻に放送。)
- 日曜笑劇場(朝日放送他3局で同時刻に放送、またKAB・OABも異時ネットで放送。過去にはKBCも異時ネットでの放送経験あり。)
[編集] リンク
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