アクスレイ

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**アクスレイ**
ジャンル	縦／横シューティングゲーム
対応機種	スーパーファミコン、i-revo
発売元	コナミ
人数	1人
メディア	8Mbitカセット
発売日	日本：1992年 9月11日北米：1992年9月欧州：1993年 9月30日
価格	8,800円（税別）

■テンプレート（■ノート）

『アクスレイ』 (AXELAY) はコナミより1992年に発売されたシューティングゲーム。このゲームの自機の名前でもある。

縦スクロールのステージと横スクロールのステージが交互に展開される。

[編集] 概要

『グラディウスIII』『パロディウスだ!』などで定評のあったコナミによるスーパーファミコン(SFC)オリジナルシューティングとして1991年に大々的に発表された。しかし、発売予定日は徐々に延期され、実際に発売されたのは1992年も半ばを過ぎた9月になってからと当時のシューティングゲームにしてはかなり開発期間が長かった作品である。アクスレイが発売された'92年9月は『ドラゴンクエストV』や『真・女神転生』といった大作RPGの発売を控えており、有名シリーズ作品でもないアクスレイの注目度は世間的には決して高くなかった。コナミのシューティングとしては知名度の低い作品であるが、数々の特徴的な試みがなされている。

特に目を引くのはSFCの拡大縮小回転機能を利用し、背景画面にパースをかけることで擬似的に3Dを再現しようとしている縦スクロールステージである。これは画面の上に行くほど見かけの自機のスピードが遅くなったり、大型キャラが歪んだりと違和感を感じる部分もある。

ゲーム中にアイテムの類は一切登場しない。ステージ開始時にウェポン（武装）を3種類選び、ゲーム中にL、Rボタンで自由に切り替えることが出来る。敵の攻撃を受けると装備中のウェポンがなくなり、ウェポンが無くなった状態でさらに攻撃を受けるとミスとなる。上記の通り、ウェポンは同時に3種類装備できるため、最大で3回まで敵に攻撃に耐えることができる。全てのウェポンがなくなった状態でも簡易ショットと簡易ミサイルは使える。地形に接触した場合はウェポンの装備に関係なく即座にミスとなる。ミスした場合は残機があればその場で復活し、ウェポンも回復する。残機がなくなるとゲームオーバー。クレジットがあればコンティニューも可能で、ステージの最初のウェポン選択画面から再開できる。

ステージの最後に待ち構えるボスを倒すとステージクリア。選択可能なウェポンはステージをクリアするごとに増えていき、選択の幅が広くなる。

難易度はオプション（SET UP）で3段階から設定でき、これによって敵の攻撃の強さ、コンティニュー回数、そしてエンディングが変化する。真のエンディングはハードモードをクリアした場合のみ見られる。

[編集] ウェポン

装備箇所はポッド、サイド、ベイの3箇所。それぞれ装備できるウェポンが異なる。ウェポンは全部で8種類。他のゲームでは見られないような独創的な武器もある。

POD ポッド: 機体上部。レーザー系ウェポンを装備。

STRAIGHT LASER ストレートレーザー: 正面に発射されるショット。威力は中程度だが、癖がなく比較的使いやすい。最初から使用可能。

NEEDLE CRACKER ニードルクラッカー: 自機の周囲6方向に発射され、その後敵のいる方向に向かっていくレーザー。耐久力の低い敵には有効だが、威力は低い。3面から使用可能。

WIND LASER ワインドレーザー: 自機の後方4方向に発射された後、前方へ曲がるレーザー。方向キーの前後方向の入力によって曲がる角度が変わる。前進すると上下に拡散し、後退すると前方に収束。敵を貫通する。最終面でのみ使用可能。

SIDE サイド: 機体側部。バルカン系ウェポンを装備。

ROUND VALCAN ラウンドバルカン: 自機の周囲全てを攻撃できる連射ショット。ボタンを押すと後方から発射され、押し続けるごとに発射方向が前方になる。ボタンを離すと再び発射方向が後方に向く。最初から使用可能。

MORNING STAR モーニングスター: ボタンを押しっぱなしにすると自機の周囲を回転し、離すと複数の方向に放射状に発射されるエネルギー弾。5面から使用可能。

BAY ベイ: 機体下部。ミサイル系ウェポンを装備。

MACRO MISSILE マクロミサイル: 正面に発射され、着弾すると爆風でもダメージを与えるミサイル。速度は遅いが威力が高い。ボムボタンで発射。最初から使用可能。

EXPLOSION BOMB エクスプローションボム: 前方下方向に発射され、着弾すると爆風でもダメージを与えるミサイル。ボムボタンで発射。2面から使用可能。

CLUSTER BOMB クラスターボム: 自機の真下に発射される小型の爆弾。連射可能。ボムボタンで発射。4面から使用可能。

[編集] ステージ構成

全6ステージで、1、3、5面が縦スクロール、2、4、6面が横スクロールとなっている。

1面は雲海のある惑星。破壊不能な岩も浮遊しており、地形を形成している。
2面はスペースコロニー。
3面は夜景が美しい都市上空。
4面は水脈のある洞窟内部。奇妙な生物が多数出現する。
5面は溶岩に覆われた星。
6面は闇の帝国の艦隊との戦い。

[編集] その他

本作の装備がパロディ・シューティングの『極上パロディウス』（SFC版）や『実況おしゃべりパロディウス（PS、SS、PSP版）』に登場した「ドラキュラくん」と「キッド・ドラキュラ」に継承されている。アクスレイでは威力の低かったニードルクラッカーはグレードアップにより最強武器と言われるまでに強化される。