アリダ・ヴァリ
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アリダ・ヴァリ(Alida Valli, 1921年3月21日 - 2006年4月22日)は、イタリアのイストリア生まれの女優。オーソン・ウェルズの「第三の男」で知られている。
10代の早い時期からローマの映画センターで演技を学び、1935年から映画に出るようになる。1941年の"Piccolo mondo antico"でヴェネチア国際映画祭で賞を受けるなど高い評価を得るが、戦時中はファシスト政権を嫌って出演を断ったために逮捕されそうになったこともあったという。その後デヴィッド・O・セルズニックと契約してハリウッド映画にも出演するが、強い訛りがあったために成功はしなかった。しかし、イタリアでは100本以上の映画に出演し、舞台にも出ており晩年まで活躍した。