アルフォンソ11世 (カスティーリャ王)
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アルフォンソ11世(Alfonso XI, 1311年8月13日 - 1350年3月26日/27日)は、カスティーリャ王国の国王(在位:1312年 - 1350年)。カスティーリャ王フェルナンド4世の子。「勇敢王」と呼ばれる。
生後13ヶ月で即位した。14歳で親政開始。すぐに、摂政フアン・マヌエルを追放した。
従妹にあたるポルトガル王女マリアと結婚したが、彼女を顧みなかった。愛妾レオノール・デ・グスマンをそばから離さず、王妃とペドロ王子(のちのペドロ1世)を王宮から遠ざけた。レオノールとの子、エンリケ(のちのエンリケ2世)は、トラスマタラ伯爵家へ養子に出されたが、王の近くで育った。エンリケの同母弟たちの処遇もぬかりなく、ファドリケはサンティアゴ騎士団長となった。テリョは豪族デ・ララ家の女子相続人と結婚することで、ビスケー湾に面したビスカヤの領主となった。彼の愛妾への偏愛が、のちのカスティーリャの内乱を招くことになる。
レコンキスタに熱心に取り組み、何度もアンダルシアのイスラム軍を攻めている。
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カテゴリ: カスティーリャの君主 | 1311年生 | 1350年没