アルベール運河
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アルベール運河( - うんが、オランダ語:Het Albertkanaal, フランス語:Le Canal Albert)はベルギー北東部にある運河。名称はベルギー王アルベール1世にちなむ。アントウェルペンからリエージュを経て、ミューズ川を経由しフランスへと繋がっている。
1930年から1939年にかけて建設された。運航開始は1940年のことである。しかし、第二次世界大戦の影響により、本格的な使用は1946年からとなった。アントウェルペンとリエージュ間は標高差56mであり、6つの関門がある。うち5つは10m以上の標高差に対応した関門である。この運河の完成により、1930年代に7日間の時間を要したアントウェルペンとリエージュ間の水路運航は18時間にまで短縮された。