アンドリュー・チーチー・ヤオ
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アンドリュー・チーチー・ヤオ(Andrew Chi-Chih Yao、姚期智、Yáo Qīzhì、1946年12月24日 - )は、著名な計算機科学者にして計算理論家。
2000年、「計算複雑性理論に基づく擬似乱数、暗号理論、通信複雑性などの計算理論への基本的貢献に対して」チューリング賞を授与された。
ヤオは、今日「ヤオの法則」として知られる理論の証明にミニマックス法を用いた。
ヤオは中国上海に生まれた。台湾大学で物理学を学び、1972年にハーバード大学で物理学の博士号を取得した。その後、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で計算機科学の博士号を取得している。
プリンストン大学で計算機科学の教授を務め、アルゴリズムと複雑性の研究を続けた。2004年、中国北京の清華大学の Center for Advanced Study の教授となった。
全米科学アカデミーのメンバー、アメリカ芸術科学アカデミーのフェロー、米国科学振興協会のフェローなども務めている。中国科学院のメンバーでもある。