アンドロメダ座51番星
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データ 元期 2000年初分点 (J2000.0) |
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星座 | アンドロメダ座 |
赤経 | 01h 37m 59.6s |
赤緯 | +48° 37' 42" |
視等級 (V) | +3.59 |
特徴 | |
スペクトル分類 | K3 III |
色指数 (B-V) | ― |
色指数 (U-B) | ― |
変光星型 | なし |
アストロメトリー | |
視線速度 (Rv) | ― km/s |
固有運動 (μ) | 赤経: ―ミリ秒/年 赤緯: ―ミリ秒/年 |
年周視差 (π) | ― ± ―ミリ秒 |
距離 | 174 ± 7 光年 (53 ± 2 パーセク) |
絶対等級 (MV) | ― |
他の名称 | |
アンドロメダ座51番星(51 Andromedae / 51 And) は4等星で、アンドロメダ座では5番目に明るい。固有名をネンブス(Nembus)という。この星はオレンジ色のK型巨星で、太陽系からの距離は174光年。
[編集] 歴史
この星はもともとアンドロメダ座に属しており(プトレマイオス第17星、ティコ第18星)、ペルセウス座φ星とともにアンドロメダ姫の右足とされていた。ところがバイエルによって、φ星ともども隣接するペルセウスの持つ剣とされた(ゆえに、アンドロメダ座としてのバイエル符号を持たない)。その後、ヘヴェリウスによってアンドロメダ座に復帰させられ(ヘヴェリウス39番星)、フラムスティードもこれを踏襲した(51番星)。ボーデは Vorstellung der Gestirne(1782)所載の星表において「2.υ」としていた(星図では単に「υ」)。以後、現在までこの星はアンドロメダ座所属ということになるが、アルゲランダー、ハイスはペルセウス座に組み入れていた。