イラン航空
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イラン航空(هواپیمایی ملی ایران)は、イランの国営航空会社。1944年設立のIranian Airwaysと、1954年設立のPersian Airwaysの合併、国有化により1961年に設立。
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[編集] 概要
1979年のイラン革命まで機材増強、航路拡大に力を入れていたが、革命に続くアメリカの経済制裁により西側製航空機の購入が事実上不可能となり、現在は保有機材の老朽化が問題となっている。
主力機材は革命前就航のボーイング747、ボーイング737、ボーイング727、エアバスA300であるが、革命後に少数のフォッカーF100、エアバスA300-600R、中古のエアバスA310などを取得し、現在運用中である。
設立以降はエコノミークラスのみであったが、1993年にビジネスクラスの「ホマクラス」が導入された。宗教上の都合で、機内ではアルコール飲料はサービスされず、持ち込んだアルコール飲料を機内で飲むことも禁止されている。
日本へは世界でも数十機しか製造されなかったボーイング747SPで主に乗り入れている。かつてはアメリカン航空などもこの機材で乗り入れていたが、現在日本にこの機材で乗り入れているのは、イラン航空のみである。
[編集] コードデータ
- IATA航空会社コード:IR
- ICAO航空会社コード:IRA
- コールサイン:IranAir
[編集] 日本路線
1974年に東京への乗り入れを開始。週2便、直行便または北京経由で運航されていたが、2003年より直行便がソウル経由に変更された。
- 成田国際空港 - 北京首都国際空港 - テヘラン・メヘラーバード国際空港
- 成田 - 北京間の利用もできる。
- 成田国際空港 - ソウル・仁川国際空港 - テヘラン・メヘラーバード国際空港
- 成田 - ソウル間の利用はできない。
2000年頃にはテヘランから新千歳空港や関西国際空港へのチャーター便の運航が計画されたが、2001年に起きたアメリカ同時多発テロ事件の影響で中止となって以降、近年は計画されていない。
[編集] 保有機材
2006年8月現在。
- エアバスA300-600型機 4機
- エアバスA300B2型機 4機
- エアバスA310-200型機 6機
- エアバスA310-300型機 2機
- ボーイング727-200型機 4機
- ボーイング747-100型機 1機
- ボーイング747-200型機 3機
- ボーイング747SP型機 1機
- フォッカー100型機 12機
[編集] マイレージプログラム
Sky Gift
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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