エジプト美術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エジプト美術(エジプトびじゅつ)
ギリシアの哲学者プラトンが、「エジプト美術は10000年を経ても変わっていない」といっているように、エジプト文明は保守的、伝統的とされていた。エジプト美術は宗教、特に死後の世界との接点が多く見られる。人々は死後、魂が再びミイラや像を通して住めるようにと、作られたらしい。エジプトの絵のスタイルは、約2500年もの間、ほぼ同じ物とされる。大きな特徴は、正面を向いた胴体に、横向きの両足という固定したスタイルである。このような直立し、凝固したようなポーズはファラオの神々しい姿を表し、描かれている。
他にもエジプトといえば、ミイラやピラミッドがあり、なかでも有名なのがツタンカーメンの黄金の仮面である。ツタンカーメンは弱冠19歳にしてなくなっていて歴史上、あまり重要ではない人物である。しかし、彼の墓は完成以来ほとんど破損がないので、今では最も有名なエジプト遺産となっている。