エズラ・ヴォーゲル
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エズラ・ファイヴェル・ヴォーゲル(Ezra Feivel Vogel, 1930年7月11日 -)はアメリカ合衆国の社会学者。 日本学・現代日本の社会学が専攻で、日本・東アジア関係の研究に従事した。
オハイオ州デラウェアに生まれる。オハイオ・ウェズレー大学、ハーバード大学に学び、1958年に博士号を取得。1967年から2000年にかけて、ハーバード大学にて教鞭を振るう。
彼の著書、『ジャパン・アズ・ナンバーワン』は、日本において、西洋の著書としては稀に見るベストセラーとなった。
中国語、日本語に堪能なヴォーゲルは、ハーバード大学の看板教授である。
1973年から1977年までは同大学の東アジア研究所長をつとめた。
1993年9月、CIA国家情報会議(CIAの分析部門)のアジア担当の分析官となった。
[編集] 著作
- 1963年 : "Japan's New Middle Class"、『日本の新中間階級―サラリーマンとその家族』(1968, 1979)
- 1949年-1968年/1969年 : "Canton Under Communism"、『中国の実験―改革下の広東』ISBN 4532140390(1991)
- 1975年 : "Modern Japanese organization and decision-making"、ISBN 0520028570(英語)
- 1979年 : "Japan as Number One"、『ジャパン・アズ・ナンバーワン』ISBN 4484841118(1984), ISBN 4813311989(2004)
- 1991年 : "The Four Little Dragons"、『アジア四小龍―いかにして今日を築いたか』ISBN 4121011244(1993)