オリター
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オリターとは、大学における新入生援助を目的とした団体、もしくはその団体に所属する構成員を指す。
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[編集] 概説
オリターの語は「Orientation Conductor」の略である。海外の大学寮では、新入生に寮生活に早く慣れてもらうため、オリターが置かれている。日本の大学の場合、新入生に大学の環境に早くなれてもらい、より有意義なキャンパスライフを送ってもらうためにオリター・オリター制度がある。多くが大学からの公認・援助を受け、積極的に活動を行っている。 オリター設置の経緯として、最初から新歓委員などが学生の自治会に存在し、それが独立した機関に発展したケース、他大学に習うケースなどがある。 立命館大学産業社会学部では「エンター」、龍谷大学では「クラスサポーター」など、名称が変わる場合もある。
[編集] 活動
オリターの活動は大学によって異なり、基本的に新入生を援助することに変わりはないが、オリター自身の考えや大学側の方針によって変化する。大学という新しい環境下で不安を覚える新入生のために、まず新入生と仲良くなることから始めていくことが多い。履修相談や勉強のサポートなど、大学のオリターによって活動が広がったり、より専門的であったりする。
[編集] 問題点
新しい環境に置かれとまどうことが多く、特に、下宿を始める、友達がいない大学に進学したなど、新入生は精神的に不安定になる。それを解決するのがオリターであるが、オリターの新入生に与える影響力は非常に大きく、逆にオリターが新入生に好ましくない存在となることがある。オリターに求められる知識、問題解決能力、人間性や、最も問われることとなる責任意識は、その大学のオリターがどこまで活動範囲を広げているかによるが、非常に大きいものになる。全てのオリターがその能力を持っているとは限らず、オリターになるための審査、あるいは研修がある大学がほとんどではあるが、能力のないオリターが新入生と接することもありうる。 また、オリターは新入生に大きな影響を与えることから、特定のサークルなどへの勧誘を目的としてオリターになったり、ただ交友関係を広げたりすることを動機としてオリターとなるなど、新歓期は特定の新入生とのみ関わりを持つ、特定の団体への勧誘を行うなどに終始し、本来のオリターとしての活動をしないなどの行動が問題視されている。
[編集] オリター制度のある主な大学
青山学院大学 / 高知大学 / 京都橘大学 / 京都文教大学 / 東京大学 / 東京工業大学 / 東京経済大学 / 千葉大学 / 長野大学 / 名古屋市立大学 / 一橋大学 / 福島大学 / 法政大学 / 松山大学 / 立命館大学 など