福島大学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
福島大学(ふくしまだいがく、英字表記:Fukushima University)は、 1949年に設立された福島県福島市金谷川にある国立大学(国立大学法人)。大学の略称は福大(ふくだい)。
目次 |
[編集] 概観
人文社会学群・理工学群の2学群からなるが、人文社会学系を主軸として開学しているため、文系色が濃い。理工学系は新設。 自由・自治・自立の精神を尊重し(三者自治の項目を参照)、教育重視の人材育成大学として、グローバルに考え地域とともに歩む学生を育てることを目標として掲げる。 文系大学として社会人教育を重視しており、旧短大夜間部に始まり、行政社会学部・経済学部に夜間主コースを経て、現在は人文社会学群夜間主コースを設けている。
- 女子陸上では、学生記録を多数持つ強豪である。
[編集] 沿革
- 1874年9月 - 福島師範学校講習所開校(後の福島師範学校)
- 1920年10月 - 福島県立実業補習学校教員養成所設置(後の青年師範学校)
- 1921年12月 - 福島高等商業学校設置(1944年4月福島経済専門学校に改称)
- 1949年5月 - 福島師範学校・福島青年師範学校・福島経済専門学校(旧福島高等商業学校)を前身として新制福島大学発足、学芸学部・経済学部を設置
- 1966年4月 - 学芸学部を教育学部に改称
- 1976年4月 - 大学院経済学研究科を設置
- 1979年4月 - 教育学部浜田町キャンパスと経済学部森合キャンパスを金谷川キャンパスに統合移転
- 1984年3月 - 経済短期大学部廃止
- 1985年4月 - 北海道・東北地区ではじめて教員養成系大学院である大学院教育学研究科を設置
- 1987年10月 - 行政社会学部(行政学科、応用社会学科)を設置
- 1993年4月 - 大学院地域政策科学研究科を設置
- 2004年4月 - 国立大学法人法により、国立大学法人へ移行
- 2004年10月 - 3学部制から2学群・4学類・12学系に改組、
- 2005年4月 - 福島市大町のチェンバおおまちに現代教養コース向けのサテライト教室 (街なかブランチ)を設置。
[編集] 基本方針
- 新生福島大学宣言 ~新たなる旅立ち~(2005.4)
- 福島大学・プラン2015 <自由で自律的な学びを重視する人材育成大学>~地域に根ざし、世界に羽ばたく~(2007.1)
- 福島大学・アクションプラン(2007.1)
[編集] 教育及び研究
[編集] 学群・学類・学系
- 人文社会学群
- 理工学群
- 共生システム理工学類 - 人間支援システム専攻・産業システム工学専攻・環境システムマネジメント専攻
- 数理・情報学系 -
- 機械・電子学系 -
- 物質・エネルギー学系 -
- 生命・環境学系 -
- 共生システム理工学類 - 人間支援システム専攻・産業システム工学専攻・環境システムマネジメント専攻
[編集] 大学院
[編集] 附属機関
- 総合教育研究センター
- 生涯学習教育研究センター
- 地域創造支援センター
- 総合情報処理センター
- 保健管理センター
[編集] 附属学校
- 福島大学附属幼稚園
- 福島大学附属小学校
- 福島大学附属中学校
- 福島大学附属養護学校
[編集] 単位互換制度
[編集] 主な行事
- 4月上旬- 入学式
- 4月中旬- サークルオリエンテーション(通称:サオリ)
- 4月中旬- 行政政策学類及び現代教養コースの合宿ガイダンス
- 4月29日頃から-スポーツ大会(新入生歓迎実行委員会主催)
- 5月31日- 開学記念日(なお、2004年までは休講扱いだったが、2005年からは学年暦変更により授業日となった。)
- 8月上旬- オープンキャンパス
- 7月下旬~8月上旬- 前期末定期試験
- 11月上旬- スポーツフェスティバル(福大祭実行委員会主催)
- 11月第1週の土曜日・日曜日- 福大祭
- 2月上旬- 後期末定期試験
- 3月下旬-学位記授与式
[編集] 三者自治
- 福島大学では教員・職員・学生の「三者それぞれの独自の機能を尊重しつつ、その意思の反映によって、(中略)大学の自治を擁護し、教育・研究の発展を期する」とする「三者自治」による大学運営を目指している。
- 2004年1月には全構成員(学生・教職員)の過半数の署名によって「福島大学憲章」が制定された。
- 毎年1回、学生・教職員の共催によって「キャンフェス」が開催され、学内の諸問題について話し合われる。金谷川キャンパスに移転直後は、金谷川地域の住民も参加し、「金谷川まつり」として5月31日の開学記念日に行われていた。
[編集] 主なサークル
[編集] 公認サークル
|
|
[編集] 非公認サークル
|
|
[編集] その他学内団体
- 統一サークル連合
- 福大祭実行委員会
[編集] 新入生歓迎運動実行委員会
4月の新入生歓迎行事を取り仕切る団体である。通称は新歓(シンカン)。
[編集] 活動時期・状況
活動期間は主に12月~5月。 活動場所は大学内の合宿研修所と小講義棟1番教室(通称・S1教室)である。 1番教室は福大祭実行委員会(以下、学祭委員)と共用。 選出方法はサオリと呼ばれる新入生向けのサークル選択イベントとゼミ、クラスから一定の人数を選出していく。 部屋の状況などから主に学祭委員の活動外に行われ、学祭委員との交換時期は1番教室の整理作業を行っている様子が見える。
類似のものに行政政策学類のシニター活動という新入生歓迎、サポート活動もあるが、こちらは自治会の主催である。
[編集] 主な企画
- ティーパーティー
- スポーツ大会
スポーツ大会はゴールデンウイークの入り時期3日間で行われるチーム対抗のスポーツ大会。 秋は学祭委員の主催するスポーツフェスティバルだが、こちらはスポーツ大会となっている。 競技はソフトボール、バレーボール、バスケットボール、サッカーの4種目。
- 福島大学新聞会
- 留学生会
[編集] 施設
[編集] 学内の施設
|
|
[編集] 学外の施設
[編集] 学寮について
- 金谷川キャンパス内に如月寮、信夫寮、葵寮という3つの学寮、福島市内に留学生向け宿舎の国際交流会館がある。金谷川キャンパスの三寮は学生の自治によって運営される自治寮である。
- 伝統的に如月寮は教育学部(人間発達文化学類)の男子学生、信夫寮は経済学部の男子学生が多く入寮する傾向がある。
- 金谷川キャンパスに統合される以前は旭寮という男子寮があったが、新キャンパスには建設されなかった。
[編集] 周辺環境
[編集] 交通
- 鉄道
- バス
- 福島駅東口より「松川」、「水原」行に路線バスを利用。ただし便数が少なく、またJRと比べて非常に割高(420円)である。下車停留所は「福島大学」
- 自家用車
- 自家用車の場合は、福島市中心部より国道4号を南進。約20分。大学周辺は大学の敷地内の駐車場を除き駐車スペースが少ない、そのためか、周辺道路は駐車禁止となっている。
[編集] 学生の実態
- 学生は主に金谷川、南福島、福島市中心部に居住する。金谷川地区に住む学生が一番多いが、需要が高いためアパートの値段は他地域と比較して割高である。金谷川の学生街は大学移転後に区画整理された農村地帯で、学生アパートと戸建住宅、旧来の農家住宅が混在している。アパートの大家さんが兼業農家の場合、自宅で採れた野菜をくれることもある。
- 大学周辺に物販店や飲食店、レジャー施設はほとんどなく、金谷川に住む学生は福島市中心部に買出しや遊びに行く。また仙台と福島を結ぶ高速バスの便数は非常に多く運賃も手頃なため、休日などは比較的簡単に仙台に遊びに行くことが出来る。
[編集] まぼろしの「福島大前駅」
- 1990年10月11日付「朝日新聞」福島面によると、福島大学が「金谷川駅」を「福島大前駅」(仮称)への変更を地元住民に持ちかけたが、大学と地元の交流のなさから反対され、実現しなかったという経緯がある。
[編集] 国際交流
[編集] 大学間交流協定
福島大学では2006年4月現在、10大学と大学間交流協定を締結し、学術交流や学生派遣を行っている。協定校での短期語学研修も実施している。
|
[編集] 留学生
福島大学には約130人の外国人留学生が学んでいる。留学生の出身国は中国が最も多い。
[編集] 同窓会
|
|
[編集] 大学関係者と組織
[編集] 大学関係者一覧
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 大学関連のスタブ項目 | 福島県の大学 | 日本の国立大学 | 福島市