カルツァ=クライン理論
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カルツァ=クライン理論(Kaluza-Klein theory、KK理論)は、重力と電磁気力を統一するための理論で、理論物理学者のテオドール・カルツァ (Theodor Kaluza) とオスカル・クライン (Oskar Klein) が1921年に提唱したもの。
通常の四次元時空(縦、横、高さ、時間)にもうひとつ、超微細な空間に円形で存在する余剰時空を設定すると、一般相対性理論からでも重力と電磁気力を平等に扱うことができる、という理論。これを n 次元に拡張すると他の非可換ゲージ場も現れる。
ここで注意しておかなければならないことは、この理論は力の統一論の完成系ではなく、あくまで古典論の範囲内の理論だということである。
このカルツァ=クライン理論を発展させたものが弦理論、超弦理論である。
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