カルロス・アウベルト
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カルロス・アウベルト・トーレス(Carlos Alberto Torres、1944年7月17日 - )は、ブラジル・スドナバラ出身のサッカー選手。ポジションはディフェンダー(右サイドバック、センターバック)。
攻撃的サイドバックの創始者とも言える選手で、クラブチーム・代表チームの両方で「王様」ペレのチームメイトとして活躍した。サントス時代には5度のリーグ優勝に貢献。
カラーテレビ放映が開始された1970年のW杯メキシコ大会にはブラジル代表キャプテンとして出場。 特に決勝戦での得点は彼のハイライトとも言うべきもので、完全に相手ディフェンダーの裏を取ってオーバーラップし、そこからダイレクトでファーサイドのゴールを射抜いてみせた。ブラジルに最後のジュール・リメ杯をもたらしたこのスーパーゴールは、ブラジル国民の魂を熱く喚起させる素晴らしいものだった。
現役引退後はフラメンゴや各国代表チームの監督を歴任。2004年、ペレが選ぶ世界の名プレーヤー「FIFA 100」のひとりに選ばれた。
1995~99年にJリーグの名古屋グランパスエイトで活躍したトーレス(Carlos Alexandre Torres)は実の息子に当たる。
[編集] 所属クラブ
- 1963-65 フルミネンセ(ブラジル)
- 1965-71 サントス (ブラジル)
- 1971 ボタフォゴ (ブラジル)
- 1972-76 サントス(ブラジル)
- 1976 フルミネンセ(ブラジル)
- 1977 フラメンゴ(ブラジル)
- 1977-81 ニューヨーク・コスモス(USA)
- 1981 ニューポート・ビーチ(USA)
- 1982 ニューヨーク・コスモス(USA)
[編集] 指導経歴
- 1983-85 フラメンゴ(ブラジル)
- 1986-87 ナウチコ(ブラジル)
- 1987-93 マイアミ・シャークス(USA)
- 1995-97 ナイジェリア
- 2000-01 オマーン
- 2001 ザマレク(エジプト)
- 2004-05 アゼルバイジャン
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ブラジル代表 - 1970 FIFAワールドカップ 優勝メンバー (3度目) | ![]() |
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1 フェリックス | 2 ブリト | 3 ピアッザ | 4 カルロス・アウベルト | 5 クロドアウド | 6 マルコ・アントニオ | 7 ジャイルジーニョ | 8 ジェルソン | 9 トスタン | 10 ペレ | 11 リベリーノ | 12 アドゥ | 13 ロベルト・ミランダ | 14 バウドッチ | 15 フォンタナ | 16 エヴェラウド | 17 ジョエウ | 18 パウロ・セザル | 19 エドゥ | 20 ダリオ | 21 ゼ・マリア | 22 レオン | 監督: ザガロ |
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