カヴァーデイル・ペイジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カヴァデール・ペイジ | ||
---|---|---|
カヴァデール・ペイジ の アルバム | ||
リリース | 1993年3月18日 (日本先行発売) |
|
ジャンル | ハードロック | |
時間 | 61分15秒 | |
レーベル | ゲフィン・レコード | |
プロデュース | ジミー・ペイジ デヴィッド・カヴァデール マイク・フレーザー |
|
レビュー | ||
|
||
チャート順位 | ||
カヴァデール・ペイジ(Coverdale-Page)は、デヴィッド・カヴァデールとジミー・ペイジによるプロジェクトであり、唯一発表されたアルバム。
ペイジとしてはレッド・ツェッペリン以来となる商業的成功作となり、カヴァデールにとってはホワイトスネイクでも伺えたレッド・ツェッペリン色が映えた作品になった。
このアルバムが制作される以前、ジミー・ペイジはロバート・プラントらとレッド・ツェッペリン再結成に向けて意欲的であったが、結局プラントの拒絶により頓挫。その後「デヴィッド・カヴァデールを起用してアルバム制作に突入」の報が入ると、双方のファンは色めき立った。
片やペイジはレッド・ツェッペリン以降音楽的にも商業的にも当時ほどの評価を得られない状態が続いており、片やカヴァデールはそのレッド・ツェッペリンのライバルバンドであったディープ・パープルのヴォーカリストであり、その後のホワイトスネイクでは「プラントの猿真似」と揶揄されるようなパフォーマンスが見受けられたため、この両名が伝説のバンドの業績を台無しにするのではないかという危惧を抱いたためである。その一方で元レッド・ツェッペリンと元ディープ・パープルの合体ということで非常に期待されていたことも事実である。
ペイジはレッド・ツェッペリン解散後は同じ方法論を踏襲せずにいたがこのアルバムでそれを復活させ、全盛期当時ほどではないにせよ生彩を取り戻したとして、現在では一定の評価を得ている。結局このプロジェクトは日本ツアーの後解体するが、アルバムとツアーの成功もあってロバート・プラントとのプロジェクトであるペイジ・プラントへと繋がっていった。
[編集] 収録曲
- シェイク・マイ・ツリー - Shake My Tree
- 永遠の女 - Waiting on You
- ア・リトル・ホワイル - Take Me for a Little While
- プライド・アンド・ジョイ - Pride and Joy
- オーヴァー・ナウ - Over Now
- ホットな気分 - Feeling Hot
- イージー・ダズ・イット - Easy Does It
- ルック・アット・ユアセルフ - Take a Look at Yourself
- ジス・ウェイ - on't Leave Me This Way
- 赦罪のブルース - Absolution Blues
- 死にゆく者への祈り - Whisper a Prayer for the Dying
全作詞・作曲: ジミー・ペイジ、デヴィッド・カヴァデール
[編集] 参加ミュージシャン
- Jimmy Page - ギター、ダルシマー、ハーモニカ、エレクトリックドッグ、トランスパフォーマンス
- David Coverdale - ヴォーカル、ギター
- Denny Carmassi - ドラムス
- Jorge Casas - ベース
- Ricky Philips - ベース
- Lester Mendez - キーボード、パーカッション
- John Harris - ハーモニカ
- Tommy Funderbuck - バッキング・ヴォーカル
- John Sambataro - バッキング・ヴォーカル
カテゴリ: 1993年のアルバム | ロックのアルバム | イギリスのアルバム