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キューポラ (cupola) とは、鉄の溶解炉のこと。鉄鋳物を作るための溶解炉で、古くからある形のものである。円筒型の炉で、外側は鋼板、内側には耐熱煉瓦が貼られている。高炉を簡単にしたような構造で、本来は高炉の一部分の名称である。現在では電炉に取って代わられつつあり、数は少なくなっている。
鋳物工場のシンボル的なもので、鋳物産業が盛んだった埼玉県川口市はキューポラが多く見られ、映画『キューポラのある街』の舞台となっている。
戦車の砲塔上部にある司令塔を指すこともある。