ギド・ヴァン・デル・ガルデ
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ギド・ヴァン・デル・ガルデ(Giedo van der Garde)はオランダ出身のドライバー。 1985年4月25日生まれマクラーレン・ヤングドライバー・サポート・プログラムの一員であり、ルノーとのつながりも強いとされる。9歳の時にカートをはじめオランダ国内のチャンピオンを2回獲得している。2003年より4輪レースに参戦。03年のフォーミュラ・ルノーオランダ選手権ではランキング4位となりベストルーキーを受賞した。 2004年からユーロF3に参戦。2006年は初優勝を含む2勝をあげ、ランキング6位となった。 またスーパーアグリF1チームと2007年シーズンのリサーブ&テストドライバーとして契約しFIA契約承認委員会に2007年1月23日提出された。その後2月1日に行われたバルセロナ合同テストで走行した4周のみにとどまった。 だが後日行われたスパイカーF1の新車発表会にテストドライバーとして参加。本人も『僕はスパイカーの一員だ』と話していた。 これに対しスーパーアグリF1チームは契約は我々と結んでいると主張。実際に契約承認委員会に承認されている契約はスーパーアグリF1チームのもので、スーパーライセンスの発給権もスーパーアグリF1チームにある。 スーパーアグリF1チームのチームオーナーである鈴木亜久里氏は『資金の持込を前提に契約したが、期日までに入金がなされなかったのでテスト途中段階で“お引き取り頂いた”。既に弁護士を通じ裁判段階に入っている。ギドはどうやったってスパイカーには乗れないよ』と話している。資金の持込というのはギド・ヴァン・デル・ガルデのパーソナルスポンサーであるテルフォートからの5百万ドル(約6億円)のことであるが、ギド・ヴァン・デル・ガルデの出身国であるオランダはF1へのスポンサードに積極的な国で、さらにオランダ系の企業のスポンサーを見つける可能性があったわけだ。 彼は違約金を払ってスーパーアグリF1チームを離れるか、スパイカーF1が契約を買い取るか、もしくはスポンサーに入金を頼んでスーパーアグリF1チームの一員となるかが彼に残された道である。 なお2007年シーズンはワールドシリーズ・バイ・ルノーに参戦予定である