クアッガ
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クアッガ | ||||||||||||||||||
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![]() London, Regent's Park ZOO, 1870 (生きたクアッガの唯一の写真) |
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分類 | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Equus quagga quagga Boddaert, 1785 |
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英名 | ||||||||||||||||||
Quagga |
クアッガ Equus quagga quagga は、ウマ目(奇蹄目)・ウマ科・ウマ属に分類されるシマウマの一種で、南アフリカ共和国の草原地帯に生息していたが、すでに絶滅した。クアッハとも表記される。
クアッガ、またはクアッハという名前の由来は、クーアッハクーアッハというその鳴き声を写したものである。1785年のある記録では、クアッガの鳴き声は「ロバとはかなり違っており、マスティフ犬の滅茶苦茶な吠え声に似ていた」という。
体高135cm程度。外見上特徴的なのは、身体の後ろ半分に縞がなく茶色一色であることである。脚とその付け根は白。数十頭で群れを作って生活していた。なお、同じ地域にバーチェルサバンナシマウマが生息していたが、混じり合わずに別々の群れを作っていたという。なお、一体何の利点があって身体の後ろ半分に縞がないという進化の仕方をしたのかについては資料に記載がない。
クアッガの絶滅の原因は、人間による乱獲と開発に伴う生息地の減少とされる。肉は食糧に、皮は靴・袋などに加工されるために大量に殺された(つまりバーチェルサバンナシマウマと同じ事情である)。野生の最後のクアッガは1861年に射殺された。ヨーロッパ各地の動物園に運ばれていたものがその後も生きていたが、飼育下で絶滅回避を図るには数が少なすぎた。最後の一頭が死んでクアッガが絶滅したのは1882年8月12日のことである。
なお、最近になってクアッガの剥製から採取した肉片によってクアッガの遺伝子配列が分析され、クアッガに近縁なシマウマを集めて交配することでクアッガを復活させようという計画があるという。