クイズ百点満点
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クイズ百点満点(くいず・ひゃくてんまんてん)はNHK総合テレビで1988年4月10日~1994年3月20日まで毎週日曜19:20~20:00に生放送された情報クイズ番組である。「クイズ面白ゼミナール」の後継番組。司会はNHKアナウンサー(当時)の大塚範一と、NHK解説委員(当時)の田畑彦右衛門。
「クイズ紙と鉛筆をどうぞ」というタイトルのパイロット番組が源流。人気番組であった「クイズ面白ゼミナール」の後継番組に選ばれ、レギュラー昇格した。
[編集] 形式
最近の時事問題、国際情勢、暮らしに直結する話題などから毎週1つのテーマでクイズを出題し、スタジオにいる200人の学生解答者と電話回線(事前申し込み制)で参加する視聴者が解答に参加する。解答は初期の頃が全て3択形式で6~7問、後期が「ホント」か「ウソ」かの2択形式3問、3択形式5問の計8問(1問10点。7問目と8問目は20点)で、スタジオ解答者は1問でも不正解ならその時点で脱落(赤い帽子を脱ぐ)となるノックダウン方式が採用された。
最終的に全問正解者はスタジオ中央で披露された。NHKらしく賞品などは無く、ステージで自分の名前を言えるのみ(放映初期には、名前と共に学生解答者の在籍大学も発表していた)。後期には、全問不正解者も発表されるようになった。これには「かわいそう」との不評もあったが、次回参加時(特別に青い帽子をかぶる)にリベンジを果たすなど、当人には逆に励みになることもあった。
番組の中盤には、輪嶋直幸の指導による、頭を活性化させる満点体操(手と指を使った簡単体操)を行う。当初は「満点体操第1」のみであったが、その後第2・第3が作られた。
なお、パイロット版「クイズ紙と鉛筆をどうぞ」では、視聴者の参加者の解答手段として、電話回線ではなくキャプテンシステムが使用された。
[編集] その他
大塚アナが1994年春NHKを退局しフリーアナウンサーに転向、そのため同時に同番組も6年で終了となった。
解答の制限時間が終了すると、大塚アナは「はい、鉛筆を置いて!」と言っていたが、スタジオで配られていたのは黒いサインペンであった。
1993年から一年間のみにこにこぷんのトリオ(じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろり)も登場した。
[編集] 関連商品
- クイズ百点満点(二見書房、ISBN 4-576-91158-9、1991年)
NHK総合 日曜19:20 - 20:00枠 | ||
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