クォース
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ジャンル | パズルゲーム |
対応機種 | アーケード X68000 MSX PC-9801 ファミリーコンピュータ ゲームボーイ プレイステーション2 iアプリ、EZアプリ、S!アプリ、WILLCOMアプリ |
開発元 | コナミ |
発売元 | コナミ ※PS2版のみハムスター |
人数 | 1~2人 |
発売日 | [AC]1989年 [MSX]1990年3月 [GB]1990年3月16日 [FC]1990年4月13日 [PS2]2006年1月16日 |
クォース(QUARTH)は、1989年にコナミが発表したアーケードゲーム。シューティング・パズルゲームソフト。
パズルゲームの中ではヒット作と言え知名度も高い。しかし独創性が強い(その割にはゲーム性があまりにシンプルすぎる)ためか、類似のゲームが発売されず、続編・関連作も発売されていない珍しいゲームの一つである。(もっともこのゲーム自体が「テトリス」以降の「落ち物パズルゲーム」ブームで生まれたゲームでもある)
ルネサンス風にまとめられた芸術性の高いグラフィックと、独特のメロディーや美しい音色で奏でられるBGMは非常に評価が高い。
目次 |
[編集] 移植作品
[編集] 1990年
以下の機種に、ほぼ同時に移植された。
[編集] 1998年
- コナミGBコレクション VOL.4(GB版と同じ。対戦機能削除)
[編集] 2002年
- EZアプリ - ゲーム名は『ブロッククォース』。
[編集] 2003年
『ブロッククォースDX』として、携帯電話3キャリアに対応。
[編集] 2006年
- オレたちゲーセン族 クォース(プレイステーション2) - 発売元はハムスター。
- WILLCOM用アプリ『ブロッククォースDX』配信開始。
- i-revoにて、ファミコン版とMSX版が配信開始。
[編集] ストーリー
199x年、時空間のゆがみによって発生した「クォース」が地球を襲う事が判明した。「クォース」は「ブロックピース」と呼ばれる物質が当たると同化し、四角形になると消えてしまう事が解明された。地球を守るべく「ブロックピース」を発射できる戦闘機でクォースを消すべく出撃した。
[編集] システム
画面(ブロック)は縦スクロールするが、自機である砲台は左右にしか動けず、固定画面のシューティングゲーム(インベーダーゲームやギャラクシアン、ギャラガなどと同様の形式を取っている。
レバーで砲台を操作し、ボタンでブロックを発射する。ブロックは4連射まで可能。 上から一段ずつ降りてくるブロックへ発射したブロックをくっつけることで、完全な四角にすると消すことができる。ブロックはいくつかの種類があるが、どれもブロックを4つくっつけることで四角にすることができる。隣接はしているが結合はしていないブロックも存在し、それらは個別に消す必要がある。 複数のブロックをまとめて一つの四角にしても良く、多くのブロックを一度に消すほど点数が高い。 画面最下部、砲台の正面部分には線が引いてあり、ブロックがその線に達してしまうと砲台がつぶされミスとなってしまう。
エリアが0~9に分かれており、画面の背景(ファミコン版、GB版は画面横)に現在のエリアを表す数字が表示される。 表示は「Y/X」のようになっており、Xが現在のエリアを表す。 Yの数字はそのエリア内のレベルで、一定距離を進むと0~9まで上がっていく。 エリアが進むほどブロックの配置が難しくなり、レベルが進むほどブロックの落ちるスピードが速くなっていく。
「9/X」になった後一定距離をブロックに潰されずに進むと、面の最後のブロック(色が違う)が出てくるので、そのブロックを消せば面クリア。次のエリアが「0/X+1」から始まる。
ファミコン版では、色違いのブロックは消すと特殊効果を発揮するものに変わっている。
- E - そのとき画面内にあるブロックを全て消す
- B - 消すとボーナス点が入る。ブロックピースをたくさんくっつけて、大きいブロックにして消せばその分点数が入る。
- S - ブロックのスクロールが一定時間止まる。
- C - 一定時間砲台が変形し、その間の得点が2倍になる。
[編集] 2人プレイ
[編集] アーケード版
[編集] 2人同時プレイ
コラムスと同様、左右に分かれて2人で同時にプレイする。
[編集] 2人協力プレイ
1つのフィールドを2人で手分けしてプレイする。フィールドは1人用よりも広い。 1P側は左端~中央右側まで移動可能、2P側は右端~中央左側まで移動可能。中央部では2人の移動範囲が重なっているが、相手の砲台を押したりすり抜けたりして移動することは出来ない。
[編集] 2人対戦プレイ
左右に分かれたフィールドを使い、どちらが先にミスをするかを競い合う。 3つ以上のブロックを同時に消すと、相手側のフィールドを上側から順に隠すことができる。このときに自分のフィールドに隠れた部分があると、隠れた部分を同じだけ開けることができる。
[編集] MSX版
[編集] 2人協力プレイ
ルールはアーケード版と同様であるが、フィールドが1人用と同じ。また、相手の砲台をすり抜けることが出来る。
[編集] 2人対戦プレイ
アーケード版と同様。
[編集] ファミコン版
[編集] 2人交代プレイ
ルールは1人用と同じ。ミスをするともう片方のプレイヤーに交代する。
[編集] 2人協力プレイ
アーケード版と同様。
[編集] 2人対戦プレイ
左右に分かれたフィールドを使い、どちらが先にミスをするかを競い合う。 両者のブロックの出現パターンは一緒である。 3つ以上のブロックを同時に消すと、相手の砲台を押し上げ、同じだけ自分の砲台を下げることができる。 さらに、何もないところへブロックを打ち込むと(空撃ち)一瞬だけ両者のスクロールの速度が速くなるため、これをうまく使った駆け引きが可能であった。