ゲオルグ・デ・ラランデ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゲオルグ・デ・ラランデ(George de Lalande, 1872年-1914年)はドイツ出身の建築家。日本で設計事務所を開き、風見鶏の館をはじめとする作品を残した。
[編集] 略歴
ドイツのヒルシュベルクで建築家の家に生れた。ベルリン工科大学を卒業し、上海、青島で仕事をした後、日本を訪れた。先に日本で事務所を開いていたドイツ人リヒャルト・ゼールが帰国したため建築事務所を引き継いだ。ドイツ世紀末の様式であるユーゲント・シュティールの高田商会などで知られる。
朝鮮総督府の仕事のため京城(ソウル)へ出張中に肺炎で倒れ、日本に戻って亡くなった。未亡人エディは、子どもを連れてドイツに帰国したが、後に外交官・東郷茂徳(後の外務大臣)と再婚した。