ゲネプロ
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ゲネプロとは、オペラやバレエ、演劇などの舞台芸術において、初日の間近に舞台上で行う最後の全体リハーサル、「通し稽古」をさす語である。
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[編集] 語源
ドイツ語のGeneralprobe(ゲネラールプローベ)を略した言葉である。「ゲネ」や「GP」ともいい、「総舞台稽古」などと表わされることもある。日本だけで使われている造語。ドイツ語のGeneral(総合という意味)とProbe(稽古の意味)を足して、「総合的な稽古」という意味で付けられた。
なお通し稽古のことを英語圏ではドレスリハーサル (dress rehearsal) といい、日本の演劇界でも現在ではこちらを使うことの方が多い。
[編集] 概要
本番と全く同じ条件で舞台上で行う。全ての稽古の総仕上げである。観客の入場と開演5分前の合図(1ベル)から、再現することもあれば、それを略すこともある。基本的に本番と同じなので、間違いがあっても、途中で止めるようなことは殆どない。
[編集] 時期と回数
「初日の前日に」との記述も見受けられるが、実際には前日とは限らない。通常は1回であるが、日本の場合、完成度が未熟な作品が初日を迎えてしまった場合、開幕後も数日間はゲネプロを行うこともある。
昨今ではポピュラー音楽の現場でも用いられる言葉だが、特にアマチュアの現場ではその意味はミュージカルやオペラに比べ曖昧なケースが多く見られ、単純に公演直前に本番会場(もしくは同条件の別会場)で行うリハーサルをさす事も多い。
[編集] 対外的役割
リハーサルではあるが、ファンクラブや賛助会員など特定の人を招待したり(=公開ゲネプロ)、プログラムやマスメディア向けの写真撮影などに使ったりもする。
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