コンソート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
![]() |
クラシック音楽 |
---|
作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ |
ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 |
ルネサンス - バロック |
古典派 - ロマン派 |
近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 |
木管楽器 - 金管楽器 |
打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 |
指揮者 - 演奏家 |
オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 |
宗教音楽 |
メタ |
ポータル - プロジェクト |
カテゴリ |
コンソート(英語:consort of instrumentsまたは単にconsort)とは、16世紀から17世紀にかけてイングランドで器楽アンサンブルを指すのに使われた音楽用語。すなわち、「合奏」の意味である。
当時は数種の楽器を組み合わせたアンサンブルを特定するのに使われた。現在では、さまざまな楽器の組み合わせからなるコンソートについては、ブロークン・コンソート "broken consort" と呼び、ヴァイオル・コンソートなどのように、同属もしくは同種の楽器のみからなるアンサンブルについては、単に「コンソート」だけでなく、ホール・コンソート "whole consort" という語も用いうる。
エリザベス朝の代表的なコンソート音楽の作曲家に、ジョン・ダウランド(《ラクリメ》)、アンソニー・ホルボーン、ウィリアム・バードらがいる。ジェームズ1世時代の代表的な作曲家は、トマス・ルポ、オーランド・ギボンズ、ジョン・コプラリオ、アルフォンソ・フェッラボスコ2世である。17世紀後半になっても、クリストファー・シンプソン、ウィリアム・ローズ、ヘンリー・パーセルらがコンソート音楽の伝統を守った。
コンソートという語は、「強調して、調和して」という意味の成語"in consort" に生き残っている。