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コーセルテルの竜術士物語 - Wikipedia

コーセルテルの竜術士物語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

この「コーセルテルの竜術士物語」は、まだ完結していない作品や番組に関する項目です。ある程度ストーリー・番組内容がまとまってから編集するようにしてください。
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コーセルテルの竜術士物語』(コーセルテルのりゅうじゅつしものがたり)は、石動あゆまによるほのぼのファンタジー漫画。月刊『コミックZERO-SUM』(コミックゼロサム)で連載中。単行本は2006年3月現在、3巻まで刊行されている。以前、他誌で連載されていた『コーセルテルの竜術士』(全4巻)の続編。また、コミックマーケットや雑誌の誌上販売で売られている「zero-sum」(コゼロサム)に番外編を掲載したり、コミックス2巻、3巻で設定資料集の応募者全員サービスを行ったりもしている。また、2007年にはドラマCDが誌上にて販売された。


注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。


目次

[編集] 概要

「コーセルテルの竜術士物語」は竜と精霊と獣人、そして少数の人間が暮らす国コーセルテルを舞台に展開する、ほのぼの子育てファンタジー。物語の主役となるのは竜の子と、彼らを守り育てる人間=竜術士たち。毎日色々な事を学びながら成長していく子竜たちや彼らと共に日々を生きる竜術士、さらには精霊や獣人なども交えての、元気で且つ穏やかな日々が描かれる。殆どが一話完結式で物語は進むが、前後編、あるいは中編を挟んだ構成になる事も。ちなみに少年漫画と思われがちだが、実際は少女漫画として位置づけされている。

[編集] 世界観

[編集] 竜について

本作に登場する竜は、一般的にドラゴンなどの名称で親しまれる竜と本質的には同じ姿をしている。しかし、普段の生活でこの姿でいる事はほとんどなく、竜術の一つ「竜人化術」を使って人間とほぼ同じ姿、大きさで生活している。これは「竜術士の傍により多く居られる」「小さいと小回りが利いて暮らすのにも便利」という二つの理由による。 竜人化した竜の姿は人間とほぼ変わらない。違いとしては、人間より一回り大きく角ばった耳、頭の小さな二本の角、そして幼竜にはこれに加えてバランスを取るための小さな尻尾がある(さらに暗竜には背中に蝙蝠のような二枚の翼がある)。

また竜人化した竜は人、異種竜、魔人などの、同じく人型の種族とは全て結婚する事もできる。なおこの両者の間に子供が生まれた場合、その子供は全て母親側の種族で生まれ、それにいくらか父親の血をプラスした状態となる。この法則は竜に限らず、他の人型種族同士の場合も同じである。(例を挙げれば、人間の女性であるメリアと魔人の男性の間に生まれたウィルフは「魔人の血を引く人間」)

服装も人間と同じで、作中では丈の長いローブやズボン、スカート等を好んで着ている。基本的な意匠は各竜族ごとに共通の意匠があるが、個人の好みで自由にアレンジ可能なようでコーセルテルの竜たちも服のデザインは様々である。 また言葉も普通の人間と同じ様に話せる。ただ幼い竜は話すのが苦手なので、一種のテレパシーのようなもので相手に意思伝達をする(この話し方は本編中では他と異なる吹き出しで表現される)。 彼ら竜は成長する際、人間のように何年経てば何歳という年の取り方ではなく、精神の成長に伴って身体も大きくなる。精神面が成長すればそれだけ成長も早まる。

それぞれの竜術士家での竜術士の補佐役は補佐竜と呼ばれるが、これも上記の理由で責任感がそのまま成長に表れる一番竜がなることが殆どである。

竜たちの暮らす「里」は世界各地に点在しているが、基本的に外界との接触はほとんど無く、竜同士でも異種の竜と接触することは稀。コーセルテルに来る子竜は里での決定に基づき預けられてくるが、それがどうやって決まっているのかは不明である。

さらに竜は自らの内に宿る力を用いて「竜術」という特殊な力を使う事ができる。これに関しては「竜術について」を参照。

竜の種族

竜はそれぞれの種族の性質ごとに、火・水・地・風・木・光・暗の七種に分けられ、各竜族ごとに性格や能力が異なる。ちなみに光・暗は司る力が星の「外」にあるので「天の二竜」、それ以外の竜は星の「内」に眠る力を司るので「星の五竜」と呼ばれる。 ただし、性格に関しては以下に挙げられるのはあくまで「このような性格が多い」というものであり、同じ種族でも個人によって、また育った環境によって差はあるし、中には一族の類型に全く当てはまらない変わり者も居る。

  • 火竜
    火の力を操る竜族。赤茶色の髪と黄色の目を持つ。気質は陽気で豪放。反面、短期で喧嘩っ早い。ただ彼らの荒っぽさはコミュニケーションの一つでもあるので、後に引きずる事は少ない。また極端な方向音痴が多いのもこの一族の特徴。炎そのものを操る他、一定空間の熱温を調節する事もできる。火傷をしない体質だが、水に濡れたり、寒くなるのは大の苦手。
  • 水竜
    水の力を操る竜族。目と髪の色は水色。明るく快活で社交的。異性に対して非常に惚れっぽく、素敵な異性を見つけると人・竜に関わらず積極的にアプローチをかける。なぜか時おり両手を広げて呆れたように首を振る癖がある。水の中の水分の調節から水流の導きまで操る事ができ、水に濡れても風邪は引かず溺れる事も無いが、暑さには弱い。。
  • 地竜
    大地の力を司る竜族。目と髪の色はともに黒。象牙のような牙飾りを一族共通で身に着けている。真面目で努力家、そして読書が大好き。知識が豊富で、「知恵の竜」と呼ばれる。ただし、気質上あまり外に出歩く事が無い為、知識ばかりが先行して経験不足になりがちなのが欠点。特に高い所には行きたがらない。物の重みを感じない体質が備わっており、重い物も楽々と持ち上げられる。術としては地脈を読んだり、地面に埋まっている物を見つけたりと地味なものが多い。
  • 風竜
    風の力を司る竜族。銀色の髪と、独特の光彩を放つ同色の瞳を持つ。風を操り空を飛ぶのが最も得意。相手の身に纏う空気の匂いにも敏感で、一度会った相手は姿形が変わっても見間違えない。その気質はやんちゃでいたずら好き。じっとしているのが苦手で常に面白いもの、新しいものを求めて飛び回る。地下に潜ったり水に濡れたりするのは苦手である。
  • 木竜
    木々を初めとした植物の力を操る竜族。髪は浅い若葉色だが、瞳の色は深緑。風竜と同じくいたずら好きだが、彼らの場合は術などを使った手の込んだいたずらを好む。あらゆる植物の成長の促進補助に最も長けている。その中には薬草も多く含まれる為、コーセルテルの医療は基本的に木竜術士の仕事となっている。暑い所が苦手。
  • 光竜
    光の力を操る種族。髪は鮮やかな金髪で、目の色は個人によって異なる。物腰は上品で落ち着いており、どことなく貴族的な雰囲気を漂わせる。性格も穏やかだが、自分の憧れた対象にはどこまでも一途。その力の源は太陽の光と、それを反射した月の光。本編中では陽の光の下に居る対象を探索する術などが披露された。また彼らの里は他の竜のように地上ではなく、月にあるとされている。
  • 暗竜
    暗闇を司る竜族。目と髪の色は漆黒と形容できる程の黒。背中には二枚の蝙蝠のような翼がある。無口、無表情で感情をほとんど表に出さない。しかし自分が心を寄せる人間にはとても強く執着する。その力は七竜の中でも飛びぬけて大きく、暗竜術士であるメリアでも二人しか育てられない。彼らが操るのは暗闇なので辺りを暗くするのが基本術だが、「空間」を操るのも力の範疇らしく、一定空間内から対象物(炎など)を消滅させたり、同調術によって空間を跳び越して移動する事もできる。また、彼ら暗竜に里は現在は存在しない。三千年前に「竜都コーセルテル」が滅亡した際、暗竜の一族は天空に旅立ってしまっており、現在のコーセルテルにいる暗竜たちはその時に彼らが残した卵から生まれた者達なのである。

[編集] 竜術について

竜術とはその名の通り竜の力を源として発動する一種の魔法のような力である。その系統別に火・水・風・地・木・光・暗の七つに分けられ、効果・種類・規模まで多彩なものがある。基本的に竜は幼竜の段階から成竜なみの力を持っているが、未熟なうちは力の使い方が分からず「術」として発動させる事はできない。術を覚えるには他の竜や竜術士に使い方を習う必要がある。また、竜の力を借りて竜術を使う事のできる人間を「竜術士」と呼ぶ。

[編集] 竜術士について

竜の力を借りて竜術を使う人間の事を竜術士と呼ぶ。彼らはその竜術を、人間を含めたコーセルテルの住人に役立てる代わりに、まだ幼い竜の子を守り育て、術を教える役目を持つ。竜と竜術士は一つの家族のように共に暮らすので、別名を「子守り術士」とも呼ばれる。竜術士は子竜に力を借りて術を使い、子竜はその感覚を感じる事で術の使い方を覚えていく。成竜以上に力を引き出せる竜術士に育てられることは竜の将来にとって非常にプラスになるので、世界の各地に散らばる里の竜たちはこぞってコーセルテルに子竜を預けようとする。

竜術士になるにあたっては術資質というものが大きな意味を帯びている。これは人間に生まれつき備わる体質のようなもので、この資質が子竜を育てられる程大きいと認められる事が竜術士として認められる条件の一つである。 また重要となるのが、竜術においては竜が自分の意思で人間に力を貸すという事が前提であり、逆に言えばいくら竜術士の資質が多く、強くても竜が力を貸さなければ術は使用できない。また術を使う際にかかる負担はほとんどが竜術士の方にかかる。 ちなみに現在のコーセルテルでは竜術士は各竜族ごとに一人ずつ、計七人と決められている。都の時代にはこれに加え七つの属性全てを備えた「竜王の竜術士」、及びその人物に育てられた「竜王」が存在していたが、都が滅び竜王を必要としなくなってからは次第にそれらの記憶も薄れていった。主人公マシェルは例外となる「八人目」であり、三千年ぶりに現れた「竜王の竜術士」でもある。

  • 同化術
    文字通り竜と融合して力を行使する術。通常の竜術よりも大きな力を操る事ができるが、その分身体への負担も大きい。現在のコーセルテルでこの術を使う事ができるのはマシェル一人である。これは例外として彼に備わっているある属性が関係しているらしいが・・・。
    同調術
    二種以上の竜の力を合わせて使う合成竜術。同化術ほど大きな力を使う事はできないが、その分負担は大きくなく、組み合わせ次第では実用的な効果を数多くもたらせる為、日常生活はもちろん子竜の術練習にもよく使われている。また同種の竜と異種の竜では組み合わせた術の効果も異なり、どれだけ多くの属性を組み合わせられるかは術士の腕前次第である。
    術道具
    竜の力を込めた特殊な道具の事。持っているとそこに竜が居るのと同じ効果があり、子竜を育てられるほど資質が強くなくとも、ある程度の資質があればこれを用いて術を使うことができる。ただしその力は竜本人から借りるよりも低い。コーセルテルの竜術士達は、大抵自分の育てる子竜の属性の他にもいくつか術資質を持っているので、同調術の時やちょっとした術を使いたい時、竜が傍に居ない時等にこれを使用している。

[編集] コーセルテルについて

コーセルテルとは、険しい山と深い森に囲まれた、竜と精霊と獣人、そして竜術士の国である。険しい山と樹海によって人にはほとんど踏み込めない場所にあり、その気候は温暖で、かつ暑さが耐え難くなる事もない、過ごしやすい土地柄である。遥か昔には「竜の都コーセルテル」と呼ばれ、多くの竜と竜術士が住む都があったが、魔族の襲撃などによって衰退・滅亡し、現在では国というよりも隠れ里のような、穏やかでのんびりした暮らしが続いている。その広さはかなりのもので、湖や広大な森、高い山まである。また大昔の竜都時代の遺跡があちらこちらに残っており、その中には昔かけられた術が不完全な状態で生きている場所や、老朽化していつ崩れてもおかしくない場所などもあるので、そういった場所には竜術士たち以外は基本的に立ち入りを禁じられている。 外界から隔絶された世界ではあるが、竜術士のほとんどが外の世界出身である事からも分かるように、時おり人間が自力で山と谷を越えてきたり迷い込んだり、引退した元竜術士が後継者候補を連れてきたりする事もある。

[編集] 作品に登場する竜以外の種族

精霊

ある種の霊のような存在だが、普段は人間の姿をし、言葉も交わすことができる。竜と同じ様に自然界の力を司っているが、彼らは数や種類が格段に多い為に竜のようにはっきりと種族分けはされておらず、ただ司る対象に従って、「○○の精霊」と呼ばれている。基本的には司るものの近くで個人ごとに好きに暮らしているが、春夏秋冬の四季を司る精霊たちはその力の性質上、長を頂点として厳しく統制され、力を振るう機会も制限されている。ただ、これ以外の精霊たちも、力の強い者が同じ種族の者をまとめたり、弱い者を守ったりする習性は本能的に備えているらしい。 コーセルテルを自分達にとっても特別な場所であると認識しており、そこに暮らす獣人や竜、竜術士たちとも友好な関係を築いている。

獣人

その名の通り人と獣を合わせたような外見をしており、コーセルテルでは竜と並ぶ主要な種族の一つ。獣人たちの中にも種族が存在し、それぞれ集落を作って暮らしている。彼らは食料や衣類などの生活に必要な品々を作っており、それらは竜や竜術士が生活していく上で欠かせないものである。 かつて滅んだ都の『竜術士』を復活させた千五百年ほど前に世界中から集められ、竜や竜術士の生活を支える代わりに竜術士が獣人を守るという約束が成立して今に至っている。なお外の世界では獣人の数は次第に減少しており、現在では竜たちの里の近くにしかなくなっているらしい。

  • ニアキス族

コーセルテルの獣人の中でも比較的馴染み深く、ポピュラーな種族。犬とキツネを足したような顔立ちをしており、ふさふさした尻尾を持つ。コーセルテルのほぼ中央にある湖の近くに集落を作って暮らしている。人懐こく穏やかで竜たちとはご近所付き合いをする仲。畑仕事を生業としており、コーセルテルの住民の食料はほぼ彼らが生産している。

  • グイ族

背中に鳥のような大きな翼を持つ有翼人種で、グランガ山の頂上に住んでいる。服や織物を作るのが仕事で、竜や竜術士たちの服作りはグイ族の仕事である。

  • ターフ族

地面に洞穴を掘りそこに暮らす種族。人間とモグラの合いの子のような姿をしており、体は小さく成人しても幼竜くらいの大きさしかない。穴の中から滅多に外には出ず、一生を一人で暮らすことも珍しくはない。武術訓練用の木剣を作っているのは彼らである。

魔人

遥か昔、竜や竜術士たちと歴史に残る大戦争を繰り広げ、当時の竜都が滅亡した一因ともなった種族。現在はお互いの力が弱まった事もあって対立も沈静化し、竜と同じ様に自分達の里でのんびり暮らしている。なおマシェルの家に住む魔人の幽霊ロズ・アルバはいかにも怪物然とした姿だが、これは三千年前の戦争時に彼らが術でわざと恐ろしい姿を取っていたためで、現在は竜人化した竜と同じ様な姿で生活しているらしい。コーセルテルには魔人はおらず、唯一人間と魔人の混血であるウィルフが居るのみ。深刻な対立は無いまでも、やはり過去の歴史からお互いの接触は避けているようである。また彼らの使う術は魔獣術と言い、彼らも竜と同じ様に術士に子供を育てさせて力を身に付けさせていた。

[編集] 竜術士以外の「術士」

  • 精霊術士

竜術士が竜の力を借りて術を使うのと同じ様に、精霊の力を借りて術を行使する者達の事を指す。但し、竜が主で術士が従である竜術士とは逆に、中位以下の弱い精霊を司る場から無理に引き剥がして力を奪う為に、精霊はもちろん竜や竜術士達の間でも忌むべき存在とされている。現在はイルベス地方に精霊術士の国イル・レネイスがある。

  • 魔獣術士

魔人の力を源にすると思われる「魔獣術」を使う者達。本編では登場しておらず、唯一暗竜術士メリアがかつて魔獣術士であった事が語られている。ちなみにその息子ウィルフが使う「瞬間移動術」も魔獣術の一つ。

[編集] 主要キャラクター

ここでは、コーセルテルで暮らす竜や竜術士の他、主要な登場人物について解説する。ちなみに本作では人はもちろん竜や精霊など、全て「~人」と数えている。

[編集] マシェル家

  • マシェル声優宮田幸季
    本作の主人公である青年。冬の中頃生まれの18歳。七つの資質全てを持ち、七属性全ての術を身に着けたコーセルテル八人目の竜術士。作中で「コーセルテル一」とよく評されるが、それは「一番術が使える」、「一番子守りが上手い」という2つの意味合いがある。優しく穏やかで、とにかく子竜たちの事が大好き。時にそれが行き過ぎて甘やかしてしまう事もある。自分の事で怒る事はほとんど無いが、子竜たちが危険な目に遭ったりした時には本気で怒るし動揺もする。家事全般、特に炊事が得意で彼の作る料理はおいしいとコーセルテルでも評判である。元々はイルベスという地方のとある村で暮らしていたが、幼い頃に事故で家族を全て亡くし、出稼ぎに行った叔父を探して旅に出ていた所をミリュウの母エカテリーナに出会い、コーセルテルへと連れられて来た。好物は蜂蜜。趣味はとにかく子竜にかかわる事全て。七属性全てを持っていることから「竜王の竜術士」たる資格を持つが、本人はそうは名乗らずあくまで一人の「竜術士」として暮らしている。
  • ナータ(声優:下野紘
    暗竜の男の子でマシェルの一番竜。無口無表情、会話の時の言葉も必要最低限しか使わない。無茶をしがちなマシェルの良きフォロー役で下の子竜たちの面倒見も良い。物事全てをマシェル中心で考えているので、時々その為に他の事を二の次にしてしまう事もある。宇宙に旅立った暗竜族が残した卵の最後の一つから生まれる。それまで卵の中に千年近く居たため精神的な年齢は他の子竜と比べてかなり高い。術もその頃から使えており、幼い頃のマシェルと卵越しに会話もできた。その時に彼と「竜術士の約束」をしており、その数年後に約束どおり彼の一番竜となった。なお、彼を含めてマシェルの子竜たちは全て幼竜である。
  • サータ(声優:竹内順子
    風竜の男の子でマシェルの二番竜。やんちゃでいたずら好き。冒険心と好奇心が旺盛で色々な場所や物に興味を持つ。逆境に強く非常事態では常に真っ先に立ち直るが、その非常事態を起こすのが一番多いのも彼本人。ただ最近では兄としての自覚も出てきており、ナータを気遣うなど成長したところを見せている。ミリュウの一番竜ジェンとは、コーセルテルでは珍しい血の繋がった姉弟で、額のバンドもお揃いのものを付けている。
  • アータ(声優:高橋美佳子
    地竜の男の子でマシェルの三番竜。真面目で読書好き。幼いながら、挿絵の全く無い大人向けの本も読破してしまう。その一方、知識先行型で非常事態に弱い。二番竜のサータがいたずら大将なので必然的にマシェルとナータの留守中には彼の歯止め役になろうとするのだが、持ち前の知的好奇心を押さえられず結局一緒に冒険に行ってしまうことも多い。
  • マータ(声優:真堂圭
    水竜の女の子でマシェルの四番竜。種族の傾向なのか惚れっぽく、少々ませた所がある。好きな遊びもままごとやお姫様ごっこなど女の子らしいものが多い。ただマシェル家では男の子が多いので、ままごと等があまりできないのが少し不満らしく、お泊り会で女性が多い水竜家に行った時には嬉そうにはしゃいでいた。冬精霊カシには出会った時から憧れていて、彼に会うのも楽しみの一つ。
  • タータ(声優:福圓美里
    木竜の女の子でマシェルの五番竜。おしとやかで面倒見が良い。何か問題があった時にはアータと共に抑え役にまわる。幼い木竜らしい罪の無いいたずらを時折やっているが、要領が良いのでマシェルやナータ、アータ以外には気付かれていない。最近ではマシェルへのあまりの過保護をネタにナータをからかう場面が多い。木の精霊ルンタッタとは仲良し。
  • ハータ(声優:仙台エリ
    火竜の男の子でマシェルの六番竜。激しい気性の多い火竜族には珍しく、性格は穏やかで人懐こく、のんびりしていて怒ったりする事もほとんどない。ただ火竜のもう一つの特徴である方向音痴はしっかり受け継いでいる。最初の出会い以来アグリナが大好きで、術練習にも付き合ったことがある。また熱調節が得意でガラス細工の腕も中々のもの。
  • カータ(声優:仲西環
    光竜の男の子でマシェルの七番竜。七人の中で最年少。甘えん坊で少々泣き虫なところがある。しかしモーリンの所にきたセユウルが孵り「お兄ちゃん」になってからは目覚ましく成長し(ちなみにそれまで光竜のなかでも一番年少だった)積極的に色々な事に挑戦している。

[編集] 地竜家

  • ランバルス
    地竜術士を務める男性。秋の初めの生まれの35歳。肩幅が広くがっちりした体格をしている。陽気で朗らかな性格で、地竜の子竜たちにとっては良き父親のような存在。その反面大雑把なところがあり、持ち出し禁止のはずの地下書庫の本も問題がない限り気楽に人に貸している。術は竜術士の中で一番下手だが、剣の腕前は我流ながらコーセルテル一。もっとも本人の性格もあって剣を振るっている場面は余り無い。
    コーセルテルに害をなす者が入れないよう見回る役目を担っており、そのせいで家を空けている事が多い。それが原因で子竜たちが寂しがっているのも知っているが、心配をかけないようにと敢えて知らせないようにしている(ちなみにユイシィには打ち明けており、またロービィも薄々ながら気付き始めている)。外の世界では妻と、そして娘とともに暮らしていた。二人を病気で亡くした後、自力でやって来たコーセルテルで当時の地竜術士ジリスの誘いを受け、竜術士となる。趣味は読書と遺跡探検。子竜たちからは「師匠」と書いて「せんせい」と呼ばれている。
  • ユイシィ
    ランバルスの一番竜にして補佐竜。黒い髪を腰まで伸ばした女の子。落ち着いていて理知的だが少々真面目すぎる性格。一つ一つの動作が非常にきびきびしており、誰かに説教する時などは「キビッ」という擬音がつく。家を空ける事の多いランバルスに代わりテキパキと家の中の仕事をこなしていくしっかり者。共に暮らしてきたランバルスに恋心を抱いているが、彼の亡き妻子への想いも知っており、彼女自身の真面目さもあって今の所は家族以上にはなっていない。趣味は読書と写本。将来の夢はランバルスの書庫を充実させること。
  • ロービィ
    ランバルスの二番竜。真面目で読書好きな少年。初登場時はまだ幼い感が多分にあったが、ランバルスのような頼られる大人になりたいという憧れの為か次第にしっかりしてきている。暗竜の少女エリーゼとは遺跡での出来事がきっかけでお互いに好意を持つようになる。
  • リド
    ランバルスの三番竜。黒髪の男の子。
  • クレット
    ランバルスの四番竜。黒髪をお下げにした女の子。

[編集] 風竜家

  • ミリュウ(声優:緑川光
    風竜術士にしてマシェルの義兄である青年。夏の初めの生まれの25歳。祖父が風竜なので彼もその血を引いており、竜がいなくても術を使う事が出来る。ただしその場合、身体への負担が大きい為あまり多用はできない。明るく気さくな好青年だが、人をからかうのが好きな面も。またマシェルと同じく少々天然ボケ気味である。自分の子竜たちも含め常に相手を「~君」「~さん」と呼ぶが、カディオやシオリアに対しては呼び捨て。生まれも育ちもコーセルテルなので、外の世界を知らず、その分それらへの憧れも強い。マシェルがコーセルテルに来てから竜術士として独立するまでの期間には一緒に暮らしており、今でも彼を弟のように可愛がっている。趣味は歌を歌う事と、術で遊ぶ事。
    ちなみに酒を一定量以上飲むと、その後数日間起きてこないという困った癖がある。
  • ジェン
    ミリュウの一番竜で補佐竜。常に元気いっぱいの女の子。空を飛ぶのはもちろん、勉強から家事までとにかく楽しんでしまう名人。「面白い物はみんな素敵」と思っているので、メオの作る奇妙な陶器も彼女にとっては素敵な作品である。しかしじっとしている事と水に濡れる事は苦手。ミリュウとは以心伝心の仲であり、緊急事態にも慌てず的確に彼をフォローする。マシェルがコーセルテルに来たのとほぼ同時期に卵から孵っており、幼少の頃は一緒に暮らしていた。またマシェルの二番竜サータとは、コーセルテルには珍しい血の繋がった姉弟である。夢はミリュウと世界一周する事。
  • ロッタルク
    ミリュウの二番竜。長い銀髪を三つ網にした女の子。名の由来は大冒険で有名な六代目風竜王ロッタルクだが、男名であるのが恥ずかしいのか周りには愛称の「ロッティ」で通している。真面目できちんとした性格で、やんちゃ盛りのグレイスやゼインにはいつも振り回される。幼い頃はよくいたずらをしてはマシェルに助けてもらっていた。マシェルが独立して家を出る際、「マシェル君に頼らない、いたずらはしない」事を誓い、今は日々それを実践するために奮闘中。その頃からの関係で今も彼を兄のように慕っている。
  • グレイス
    ミリュウの三番竜。やんちゃを絵に描いたような少年でとにかく身体を動かすのが大好き。エレとカシの武術訓練も楽しみにしている。男の子なのだが、名の由来はなぜか絶世の美女と言われた七代目風竜王。
  • ゼイン
    ミリュウの四番竜。グレイスと共に常にはしゃぎまわる男の子。

[編集] 火竜家

  • イフロフ
    火竜術士を務めるかたわら、鍛冶屋も兼業する男性。白髪で腰もやや曲がり気味だが、意思と体力はまだ十分。寡黙で口下手な所があり、普通の受け答えは大抵「…うむ」で済ませてしまう。火の資質を持つ者の例に漏れず極端な方向音痴。コーセルテルに来る前は妻であるフィナと共に鍛冶屋を営んでいたが、ある事件をきっかけに大ゲンカして飛び出し、道に迷った末にコーセルテルに辿りつき、そのまま竜術士として住み着く。後に妻とは和解し、掟により一緒には暮らせなかったものの秘密は許可を得て全て話していた。彼女の死後遺された娘アグリナを引き取るも、生来の口下手のせいで最初は会話もまともにできなかった。しかしマシェルらの協力もありそれも克服。現在は親子として仲良く暮らしている。火竜たちやアグリナからの呼び名は「オヤジ」。
  • アグリナ(声優:野中藍
    火竜術士見習いの少女。イフロフとその妻フィナの一人娘。外の世界で行商をしていた母と二人暮しをしていた。母の死後迎えに来たイフロフに連れられて火竜術士の見習いとしてコーセルテルへやって来る。明るく面倒見の良いお姉さん肌の女の子で、ケンカっ早いのが玉にキズ。火竜たちとはケンカが絶えないが、それもコミュニケーションの一つである。最初の出会い以来マシェルに恋心を抱いているが、彼が色恋にとてつもなく鈍いため気付かれていない。なお髪型は三つ編みお下げにしているが、『海に行く夢』(竜術士物語第8話)でお嬢さん風の服を着た時は髪を下ろした姿も見せてくれた。
  • メオ
    イフロフの一番竜で補佐竜。豪快で喧嘩っ早い、火竜族の典型のような少年。常にサラシの上に上着一枚と言う気合の入った服装をしており、火竜の弱点である水や寒さも根性で克服してしまった。趣味は陶芸だが、作る作品はどれもまるで土偶のようなデザインがされており、面白いもの好きな風竜以外にはあまり受けが良くない。またこの陶器は非常に頑丈で、彼はよくデザインをバカにされた時にこれでリリックを殴っている(もちろん加減はする)。当初言い争いばかりだったアグリナとも今は随分打ち解けており、漫才まがいのケンカを繰り広げている。甘い物が好きという意外な一面もあり。夢は最強の陶芸品を作ること。
  • リタ
    イフロフの二番竜。彼が以前にメオの次にもう一人レリという子竜を預かっていた為、実質的には彼女は三番目になる。おてんばな女の子で、アグリナとは「ケンカするほど仲がいい」を地で行く関係。彼女を「アグリナ姉ちゃん」と呼ぶ。怒ったり慌てたりすると両手を握り締めてぶんぶんと振り回すクセがある。
  • マノ
    イフロフの三番竜。いつも元気な男の子。
  • スウ
    イフロフの四番竜。リタやマノと共に元気に駆け回る女の子。

[編集] 水竜家

  • エレ
    水竜術士を務める女性。冬の終わりの生まれの25歳。気が強く凛とした雰囲気を持つ。ただ外ではあまりそれを知られたくないので多少猫をかぶっている所がある。術のみならず剣の腕前も一流で、武術訓練では指南役を担う。すっきりとした佇まいで同性にも好かれる一方、いい加減な妥協や甘えを許さない厳しさも持っている。元はある国の王女であった事が本編で明かされている。祖国が大国カルヘーツに併合された後に旅に出るが、その途中誤って河に転落、流されて来た所をコーセルテル地下住まいの獣人に助けられ竜術士となった。ミリュウに好意を寄せているが、今のところ進展は無い。またカディオとは祖国にまつわる確執の為にギクシャクした関係が続いていたが、最近ではそれも改善されつつある。なお酒が入ると手に負えなくなるらしく、リリックは家では絶対に彼女に酒を飲ませない。
  • リリック
    エレの一番竜で補佐竜。青い長髪を後ろで纏めた、整った顔立ちの少年。家事が凄まじく苦手なエレに代わり水竜家の家事全般を一手に引き受けている。基本的に人当たりは良いのだが、余計な一言をついポロッとこぼして事態をややこしくしてしまいがち。水竜らしくとにかく女の子が大好きで、同世代かそれよりやや年上が好みらしい。その中でもユイシィは本命で会うたびにアプローチをかけているが、悲しいまでに通じていない。一方で光竜のマリエルに想いを寄せられているが、こちらはリリックの方が気付いていないと思われる。将来の夢は格好いい大人になること。
  • クララ
    エレの二番竜。水竜らしく惚れっぽいが、少々ませている所もあり。マシェルに憧れている。またリリックに対してはさらりとキツイことを言ったりもするが、内心では彼を認めてもいる。
  • ラティ
    エレの三番竜。水色の髪をツインテールにした女の子。
  • ティルク
    エレの四番竜。お泊り会では王子様を演じた男の子。

[編集] 木竜家

  • カディオ(声優:三木眞一郎
    木竜術士を務める長髪の青年。夏の初めの生まれの25歳。
    術はもちろん、家事全般から畑仕事まで何でも万能にこなす器用な人物。その為に他人の仕事まで引き受けてしまう苦労人な所もある。木竜たちとは、ロイとノイのいたずらに手を焼いているのを除けば仲良く暮らしている。その二人も今では他人の害になるいたずらはしなくなった。風竜術士ミリュウとは年が同じな事もあり、お互いを理解し合える親友同士。コーセルテルに来る前は精霊術士をしていたが、ある事件で術士仲間から追放され、その後エカテリーナに導かれてコーセルテルにやって来た。その背景から水竜術士エレとは確執があったが、それも最近では次第に改善されてきている。
  • ノイ(声優:松本彩乃
    カディオの一番竜でロイとともに補佐竜を務める女の子。ロイとは卵時代に一族が決めた婚約者同士で、いつも一緒に行動している。以前は木竜術で妙な果物や薬を作って食べさせるなどのいたずらを他人に仕掛けカディオを困らせていたが、彼の過去やそれにまつわる苦悩を知ってからはきちんと竜術士の手伝いができる補佐竜になりつつある。もっとも術研究は止めたわけではないので木竜家の隠し棚には怪しげな研究の「成果」が大量に隠されている(ちなみにカディオはとっくに気づいているが、いたずらに使わないならと黙認している)。夢は壮大な夢を持つ人の力になる事(今の所はロイ)。
  • ロイ(声優:鈴木千尋
    カディオの二番竜でノイと共に補佐竜を務める。ノイとは一族が決めた婚約者同士で、常に見事なシンクロ振りを見せる。「手段の為に目的を吟味し実行する」性格で、術の研究が大好き。昔はそれでいたずらをしかけ周りに迷惑をかけていた。術の複雑な研究にかけてはカディオも認めるほどに優秀だが、基本の術に関しては年少のタータに教えてもらうほど不得手と、かなりアンバランス。カディオの記憶喪失事件以降は責任感が芽生え、きちんと彼を補佐できるように頑張っている。夢は南海の小島に木竜術の実験パラダイスを作ること。
  • キーニ
    カディオの三番竜。ボーイッシュな女の子。気が強くおてんばに見えるが実は甘えん坊で寂しがり。向こう気が強く見えるのもその裏返しである。盆栽が趣味。
  • カラナ
    カディオの四番竜。緑の髪をストレートに伸ばした女の子。
  • ロット
    カディオの五番竜。まだまだ甘え盛りな男の子。

[編集] 光竜家

  • モーリン
    光竜術士を務める女性。冬の初めの生まれの28歳。ゆるく波打つ美しい髪の美人。物腰は上品でしとやか、言葉遣いも非常に丁寧。どんな時でも自分のペースは崩さず、その毅然とした姿は、育てる光竜たちにとって憧れの的である。補佐竜のラスエルとは夫婦。昔、外の世界で命の危険に晒されていた所をたまたま用事で出かけていたラスエルに助けられ、コーセルテルへ。後に彼と結婚し竜術士となった。なお、コーセルテルに来る前はレキ島という、昔コーセルテルから移住した人が住む島で巫女をしていたらしい。趣味は裁縫やレース編み。マリエルたちにエプロンを作ってあげた事もある。夢は月に行く事。
  • ラスエル
    モーリンの補佐竜であり、また夫でもある光竜。先代の光竜術士の補佐を務め、外の世界で危機を救ったのが縁でモーリンと知り合う。代替わりした際に本来ならば里に帰り族長になるはずであったが、一族の反対を押し切り彼女と結婚、引き続き補佐竜を務める。その為現在の光竜族長は先々代の補佐竜であった彼の姉がなっている。穏やかで誠実な人柄だが慌て者。動じる事の無いモーリンと比べてやたらと慌てる場面が多いが、いざとなると頼りになるらしい。趣味は園芸と生花。
  • マリエル
    モーリンの一番竜。金髪の可愛らしい女の子。清楚な容姿で、礼儀正しく気立ても良いが、こうと決めた時にはとても行動的。橋を渡っていて落ちそうになったところをリリックに助けられ、以来彼に好意を持つように。またモーリンやエレなど強い女性にも惹かれており、エレとカシの勝負を見たことがきっかけで武術訓練にも参加する。なおその際には長い金髪は後ろで纏めている。
  • ファーリル
    モーリンの二番竜。金色の髪をポニーテールにした女の子。
  • セユウル
    モーリンの三番竜。『竜術士』三巻第三話で卵のまま光竜セユセに連れられ、紆余曲折の末にモーリンに預けられた男の子。その後『竜術士物語』第一巻第二話で卵から孵った。カータを「にーに」と呼んで懐いている。光竜家・マシェル家含め最年少であったカータにとっても初めての弟分と呼べる存在なので、カータもまた彼を大変可愛がっている。

[編集] 暗竜家

  • メリア
    暗竜術士を務める白髪の女性。春の初めの生まれの54歳。郵便屋ウィルフとは親子。厳しさと包容力を併せ持っていて、暗竜たちだけでなく、ミリュウやマシェルら若い竜術士にとっても頼りになる存在。昔は魔獣術士をしており、今は亡き夫も魔人族。つまり息子のウィルフはハーフである。夫が亡くなった後、息子と二人でエカテリーナの案内でコーセルテルにやって来た。若くして竜術士となったマシェルや、特殊な境遇にあるナータに対しても常に気遣っている。子竜たちからは「メリア母さん」と呼ばれる。密かに自分の育てる暗竜と息子ウィルフが結婚してくれればいいなと思っている。
  • ラルカ
    メリアの一番竜で補佐竜。黒髪ショートヘアの少女。無口で無表情、目立った形で感情を表す事は少ないが、その分冷静に状況を見ている事が多い。話し方も、単語を繋げたような淡々としたもの。しかし実は寂しがり屋で一人ぼっちが嫌い。一緒に暮らしてきた義兄ウィルフに対して恋心を抱いており、彼を「お兄ちゃん」と呼んで慕っている。趣味は日記をつける事だが、その中身はウィルフの事がほとんどらしい。将来の夢は「お兄ちゃんと居る」こと。
  • エリーゼ
    メリアの二番竜。黒髪を長く伸ばした少女。暗竜らしく無口で無表情だが、好意を持った相手に対しては人懐こい笑顔を多く見せる。「お兄ちゃん」であるウィルフにとても懐いている。また地竜の少年ロービィとは遺跡での出来事がきっかけで、お互いに好意を抱くようになる。
  • ウィルフ(声優:檜山修之
    コーセルテルの内外を行き来する郵便屋でメリアの息子。人間と魔族のハーフなので、額には第三の眼と、頭には帽子に隠れて普段は見えない小さな角が一本ある。いつも配達の為にあちこちを飛び回っていて、家にはあまり帰らないが、一緒に暮らしてきた暗竜の少女たちの事は妹のように可愛がっていて、帰ってきた時は優しく思いやりのあるいいお兄ちゃん。竜術は使えないが、魔獣術の一つ「瞬間移動術」を使う事ができ、仕事にもそれを活かしている。ミリュウとは幼馴染。

[編集] 精霊

  • カシ
    春夏秋冬の季節のうち「冬」を司る精霊の一人で、元はコーセルテルに駐留する「冬軍」寒波隊の隊長。外見的には十九歳前後の青年だが、実年齢は万を超えている。第一話にて初登場し、マシェルに術勝負を挑むが彼の同化術の前に完敗。以降しばらくはマシェルに再戦を申し込むべくつきまとうも、のらりくらりとかわされ続け、時には手助けさえしてしまう妙な関係になる。さらに冬将軍からの昇格話を断った為に冬軍もクビになってしまい、結局行く所が無くなった末にフルーおばあさんの家の居候となり、マシェルとも「子竜たちが大きくなるまで待つ」という約束の下、現在は休戦中である。精霊としてはかなり高位の力を持ち、万年雪なので夏の暑さの中でも平気で動き回れる。剣の腕前もエレをしのぐほどであり、それを買われて武術訓練の手伝いもしている。
  • ブナ
    冬の精霊で見た目は十六歳くらいの女性。何故か常に京都弁のような言葉使いで話す。カシに熱烈に惚れていて、絶えず彼を追いかけて飛び回っていた。「カシに振向いてもらうため」という理由でカシが負けたマシェルに勝負を挑むが、自分を気遣うマシェルの器の大きさを認めると大人しく手を引いた。その後カシが休戦したので彼女も再戦の時まで問題はお預けになっている。
  • ルンタッタ
    木の精霊。見た目は小さな少女。ある雨の日に、獣人エントットの住む地下のほら穴に流されてきた。生まれたてでありながら水と光が足りなかった為に一時は衰弱しきっていたが、マシェルやタータたちの協力で元気になる。現在では人間でいう十歳くらいの外見にまで成長し、エントットと仲良く暮らしている。まだ小さいが、将来はかなり高位の精霊になれるというカディオのお墨付き。

[編集] 獣人

  • フルアデラ(フルーおばあさん)
    湖の傍に住むニアキス族のお婆さん。老いてなお好奇心旺盛で活発。料理が上手で彼女の作る菓子は村の子供や子竜たちにも大好評。マシェルが竜術士になった当初から色々と世話を焼き、今はカシを居候させたりと面倒見も良い。昔、とある冬の精霊とロマンスがあったらしい。そのせいか精霊についての知識が豊富でマシェルも知らないような事を知っていたりする。
  • エントット
    マシェルの庭のほら穴に住んでいるターフ族のお爺さん。ほら穴に篭って一人で暮らしてきたが、雨で流されてきたルンタッタが居ついたのをきっかけに、他者の温もりを知るようになる。ルンタッタが元気になってからは一緒に暮らしており、ほら穴の入り口にも専用の小さなドアが付けられている所を見るとマシェルたちとも会っているらしい。

[編集] その他の登場人物

  • 竜王の竜術士の幽霊
    マシェル家の地下遺跡の一室にある棺に眠っていた女性の幽霊。本名はフェルリ。三千年前に栄えた竜都コーセルテルの、最後から二番目の「竜王の竜術士」で、最後の竜王アゼットの育ての親だった。竜都衰退以降は外の世界を見ることも無くなっていたが、マシェルの子竜たちが地下に迷い込んだのがきっかけで友達になる。マシェルと同じく七つ全ての術を使う事ができたが、幽霊となった今では当然ながら使えない。かなりおっとりした性格でマイペース。長い戦いの哀しみも知っており、その後に訪れた平和を心から喜んでいるので、魔族の幽霊とも今は良い友人である。皆からは「竜王の竜術士さん」と呼ばれる。
  • 魔族の幽霊
    マシェル家の地下遺跡に住んでいる魔人の幽霊。本名はロズ・アルバといい、その正体は三千年前にコーセルテルを襲った魔族軍の一兵士。竜都崩壊の際の崩落に巻き込まれて地下に閉じ込められ、幽霊となった後も竜に対する憎悪と恐怖から地下をさ迷っていた。地下に入ってきたマシェル達を見て最初は怯え逃げ惑うが、マシェルの子竜たちが七竜同時同調術で地下いっぱいに咲かせた花を見て、かつての強力な竜術がすっかり様変わりしていることに驚く。さらにウィルフから現代の魔人たちからの手紙を受け取った事で、荒れていた心は救いを見出す事ができた。今は地下墓地の一室でフェルリとのお喋りや、たまにやって来る子竜たちと遊ぶのを楽しみにしている。皆からは「魔族の幽霊さん」と呼ばれる。
  • エカテリーナ
    現時点では回想にのみ登場の先代風竜術士で、ミリュウの母。マシェルにとっても母同然の存在で「エカテ母さん」と呼ばれている。風竜の血を引いており、その力がミリュウにも受け継がれている。叔父を探して一人で河を下っていたマシェルを見つけ、それ以外にもメリアやカディオを連れてくるなど、今の竜術士たちの原点に深く関わっている。今では行方不明の夫を探して世界中を旅しながらも、コーセルテルに害をなす動きが無いかを調べて手紙でカディオに送っている。
  • レリ
    イフロフの元で暮らしていた火竜の女の子。マシェルがコーセルテルに来る以前に火竜術士家で暮らしていたが、ある日遺跡に迷い込んでケガをしてしまい、傷が癒えるまで里に帰郷。結局そのままコーセルテルに戻る事は無く、今も里で暮らしている。ただ、設定資料集2のおまけ漫画でアグリナを迎えにいった際には彼女も同行しており、その時のイフロフへの接し方や、今もイフロフ達に頻繁に手紙のやり取りをしている事からも分かるように、今でもイフロフを強く慕っているようである。
  • シオリア
    先代風竜術士エカテリーナの補佐竜で現・風竜族の守長。マシェルにサータを預けにきたのも彼。ジェンに「迷惑な暴風」と言われるようにぶっきらぼうで荒い言動が目立つが、内面では仲間や子竜の事をよく考えている。エカテリーナが出て行ってしまったのでマシェルやミリュウも同じ様になるのではと考えており、そうなった時のジェンたちを心配している。「外に出る」事に対して殊更に過敏になるのもその為。
  • ノーセ
    先代地竜術士ジリスの補佐竜で現・地竜族副族長。竜術士となったマシェルにアータを預けにきた。
  • クルヤ
    先代木竜術士コゼリィの補佐竜。役職は回想シーンで剣を挿していた事から守長ではと思われる。マシェルにタータを預けにきた。
  • ベルティ
    先代水竜術士の補佐竜。マシェルにマータを預けにきた。いつもニコニコと笑顔の女性。
  • レイティル
    先代火竜術士の補佐竜。火竜の例に漏れず彼女も大変な方向音痴で、マシェルにハータを預けに来た時などは迷いに迷って隣の大陸にまで行ってしまった。

[編集] 外部リンク

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