サクララウンジ
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サクララウンジ (SAKURA Lounge) は、日本航空 (JAL) がエコノミー普通運賃(国際線の場合のみ)以上で搭乗する旅客(ビジネスクラス、ファーストクラス利用者も含む)とJALグローバルクラブ (JGC) 等の会員向けに、JALが就航している国内外の主要空港内に設置する搭乗待ちをする空港ラウンジである。
なお、地方空港を中心とした国内一部空港にはサクララウンジに代えて「JALラウンジ」が設置されている。
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[編集] 概要
サクララウンジには、当日の新聞(夕刊が配達された場合は夕刊も。機内では夕刊は貸し出されない)、無料のソフトドリンク、ビールを中心としたアルコール類が準備されており、おつまみも準備されている。また、ファクス、コピー機、Ethernetポート等が準備されたビジネスコーナーがある。
[編集] 国際線
国際線のサクララウンジには、軽食を取ることができるようにパンや寿司、おにぎりやうどんですかい等が準備されていることもあるが、各空港のサクララウンジごとに提供されるサービスが異なる。
- 海外空港の国際線サクララウンジの場合、チェックイン時にラウンジの入室カードが手渡されることが多い。
- 国内空港の国際線サクララウンジの場合、チェックイン時にチケットに入室できるラウンジ名がプリントされる。
[編集] 国内線
サクララウンジは基幹空港にのみ設置されている。地方空港である仙台空港・小松空港・広島空港・松山空港・熊本空港・鹿児島空港はJALラウンジが設置されている。また、宮崎空港には他社と共同使用のコモンラウンジ「大淀」がある。以下の説明はこれらのラウンジでも基本的に共通である。
国内線のサクララウンジの場合、入室できるのは以下の者である。
- JMBサファイア以上のステータスを持った上級会員
- JGC会員
- 上記会員の同伴者1名(ラウンジ利用クーポンを持っていればさらに最大2名までの同行者も利用可能)
- 国内線ラウンジクーポンを持ったJMBクリスタルの会員
ラウンジクーポンはマイルとの引き替えで入手可能。
なお、これらのステイタスを持たない(またはステイタスを持った同伴者のいない)乗客はクラスJ利用であってもラウンジの利用はできない。
[編集] ダイヤモンド・プレミアラウンジ
羽田空港第一ターミナル内には、ダイヤモンドステータスを持ったJMBメンバー及び JGCプレミア(JGP)メンバー向けに、サクララウンジより上位のダイヤモンド・プレミアラウンジが設置されている。ラウンジのレセプションでチケットのステータスプリントを確認後、ラウンジ内のセキュリティゲートでセキュリティチェックがおこなわれる(サクララウンジと併設されているダイヤモンド・プレミアラウンジには、セキュリティゲートはない。乗り継ぎ客用に準備されているようだが、ガラガラということはない)。チェック項目は、通常のセキュリティゲートと同一だが、搭乗客への扱いはより丁重に行われている。
ラウンジ設備はサクララウンジとほとんど遜色がないが、国内線サクララウンジにはないマッサージチェアが準備され、早朝にはパンの無料サービスがある。コースター、紙ナプキン、使い捨てのオシボリがラウンジ専用である。最大の特徴は、繁忙時間帯でもサクララウンジで発生するように満席になることはないこと。