ザルツブルガーノッケルン
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ザルツブガーノッケルン(Salzburger Nockerln)は、オーストリアのザルツブルク名物のデザート。ザルツブルガーノッカルンとも呼称する。
30cmほどのグラタン皿に加糖して固く泡立てたメレンゲとカスタードクリームをアルプスの山のごとく盛り、それをオーブンで加熱した、甘くて大きいデザートである。
名前の由来は、このデザートがアルプスの山(ノッケルン=方言で山)のように見えるからである。ちなみにノッケルン(Nockerln)はノッケン(Nocken)とも言うが、こちらはイタリア料理でいうところのニョッキ(Gnocchi)であり、団子状の料理である。
一般の日本人には甘過ぎて大きすぎるというのが定評である。注文してから待たされることをお忘れなく。
[編集] レシピ
材料
ザルツブガーノッケルンのレシピはいくつかの流儀があるが、基本となるのは以下である。
- 卵黄に半分の砂糖と牛乳、バター、バニラシュガーを加えて滑らかなクリームを作る。ミキサーを使ったり、あるいは耐熱皿の上で一煮立ちさせる方法がある。バターは耐熱皿に塗る流儀もある。
- 卵白をしっかり角が立つくらいまで泡立て、それによくふった小麦粉と残りの砂糖を加える。
- この二つをさっくりと手早く混ぜ、浅い耐熱皿の上に盛り、3つの山をつくる。
- オーブンを225度に加熱して8分〜10分、あるいは200度で15分、黄金色になるまで焼く。
- 最後に粉砂糖をふりかけて出来上がり。
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カテゴリ: ザルツブルク | オーストリアの食文化