シクロヘキサノン
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シクロヘキサノン | |
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IUPAC名 | シクロヘキサノン |
分子式 | C6H10O |
分子量 | 98.15 g/mol |
CAS登録番号 | [108-94-1] |
形状 | 無色液体 |
密度と相 | 0.9478 g/cm3, 液体 |
融点 | −16.4 °C |
沸点 | 155.65 °C |
SMILES | C1CCCCC1=O |
シクロヘキサノン (cyclohexanone) は、有機化合物の一種で、シクロヘキサンのメチレン基がひとつカルボニル基に置き換わった環状ケトン。無色の液体で、アセトンに似た臭いを持つ。長期放置すると黄色に変色する。水にわずかに溶ける (5-10 g/100 mL)。通常の有機溶媒とは任意に混和する。
シクロヘキサンの酸化、あるいはシクロヘキサノールの脱水素によって合成される。
シクロヘキサンは、工業化学において溶媒、または酸化反応の活性化剤として用いられる。
また、ナイロンの原料として、アジピン酸やε-カプロラクタムに至る過程の中間体となる。
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