シークヮーサー
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シークヮーサー | ||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||
Citrus depressa | ||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||
ヒラミレモン |
シークヮーサー(Citrus depressa)は、沖縄県特産のカンキツ類の果物。琉球語で「シー」は「酸」、「クヮーサー」は「食わせるもの」を表し、「シークヮーサー」という名称は「酸を食わせるもの」を表す。これは、芭蕉布を織り上げた際に、そのままでは固い布をシークヮーサーの果汁で洗浄し、柔らかくしたことに由来する。日本語では「ヒラミレモン」とも呼ばれる。
沖縄では野生のものもあるが栽培されてもいる。果実は小さくて丸く、皮が薄いので小さな温州ミカンといった姿。緑色から黄色く熟する。味はとても酸味が多く糖分が少ない。(熟したものは、クガニーと呼ばれる。)
沖縄ではレモンの代わりに果汁を飲み物や料理、醤油に加えるなどして使用している。
シークヮーサーに多く含まれるフラボノイドの一種ノビレチンにはがん抑制効果が期待されており、健康食品として加工され流通している。
また、シークヮーサー果汁入り缶チューハイが全国販売されている。
[編集] 表記
シークヮーサーという名称は表記揺れが激しいため、食品メーカーや店舗でバラつきがある。
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