ジェームス・ホールデン
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ジェームス・ホールデン (James Holden) はオックスフォード在住のDJ、音楽プロデューサーである。プログレッシブ、アシッドハウス、テクノ、エレクトロとジャンル・レスで、個性的なスタイルである。
学生時代から音楽制作活動を開始し、SIlver Planet と契約を開始した。
その後自身のレコードレーベルである Border Community を設立し、ダンスミュージックに新たな時代をもたらした。
大箱至上主義から、質を重視する音楽への転換期を担った人物である。 マドンナやブリトニー・スピアーズ等のミックスも手がけている。
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[編集] 楽曲制作
楽曲制作は高価な機材やソフトを並べて行うのではなく、フリーソフトの「Buzz Machines」を主に使用している事を公言している。 近年のスタイルはよりフリーキーさを増しながらも、それだけに傾倒せず、絶妙のセンスをもってギリギリの破綻しないレベルでスタイリッシュに編集された新解釈のハウス・ミュージックと呼べるものとなっている。
[編集] DJプレイ
[編集] 2001年〜2005年初め
パイオニアが開発したCDJ-1000により、CDターンテーブルがアナログターンテーブルを超えた機能と操作性を持つようになった。HoldenはCDJ-1000をいち早く使い始め、ミックスCD"Balance005"をリリースした。CDJ-1000を3台用いることによる複雑なサウンドが特徴だった。
[編集] 2005年夏以降
この頃からのHoldenは、DJM-400が持つサンプラー機能や、CDJ-1000のスクラッチ機能を多様したプレイになっていく。CDJの台数は2台に減ったものの、CDJ-1000mk2で実装された多彩な機能を天才的に用い、アクロバティックなプレイをはじめる。曲の持ち味を活かした複雑なサウンドをフロアに送り出す事が特徴的である。
[編集] ディスコグラフィー(一部)
[編集] EP
- holden - the idiots are winning [ border community ]
[編集] シングル
- holden - a break in the clouds [ border community ]
[編集] リミックス
- Madonna - Get Together (James Holden Mix)
- Andre Kraml - "Safari" (James Holden Remix)
- Avus - "Fancy Arse" (James Holden's Sunday Night Remix)
- Black Strobe - "Nazi Trance Fuck Off" (Holden Mix)
- Britney Spears - "Breathe on Me" (Holden Dub)
- Britney Spears - "Breathe on Me" (Holden Vocal Mix)
- Depeche Mode - "The Darkest Star" (James Holden Remix/Dub)
- Kirsty Hawkshaw - "Fine Day" (James Holden Remix)
- Nathan Fake - "The Sky Was Pink" (Holden Mix)
- Nathan Fake - "The Sky Was Pink" (Holden Noise Tool)
- New Order - "Someone Like You" (James Holden Heavy Dub)
- System 7 - "Planet 7" (James Holden Remix)
[編集] ミックスCD
- Fear Of Silver Planet [Silver Planet]
- Balance 005 - James Holden [EQ (Gray)]
- At The Controls [Resist]
[編集] James Holdenが日本でDJプレイをしたクラブ
[編集] 2005年
- 東京 ageha
- 大阪 TRIANGLE
[編集] 2006年
- 札幌 precious hall
- 東京 WOMB
[編集] 外部リンク
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