ジョセフ・グッドマン
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ジョセフ・トンプソン・グッドマン(Joseph Thompson Goodman, 1838年9月18日 - 1917年10月1日)は、アメリカ合衆国の実業家。
23歳になる前にネバダ州のヴァージニア・シティでテリトリアル・エンタープライズ紙の社主兼編集者となった。ヴァージニア・シティは、1859年にカムストック鉱脈という大金鉱が発見されて、一躍有名になった。グッドマンは、1881年にサミュエル・ラングホーン・クレメンズ(後のマーク・トウェイン)を自分の新聞社の記者として雇って、最初の文筆の仕事を与えた人物でもある。カムストック鉱脈への投資で財を成すと、カルフォルニア州に移って、サン・フランシスカン紙を創刊した(トウェインは、創刊号にも寄稿した)。1880年代からマヤ研究をはじめ、碑文の研究を1883年ごろから始めていたと思われる。長期暦の1(・)と5(-)の数字の代用として使われるマヤ文字の頭字体を発見し、1905年に『アメリカン・アンソロポロジスト』誌(American Anthropologist)に「Maya Date」と題する論文を発表して、GMT対照法として知られる西暦と長期暦の対照法のもとを作った。
カテゴリ: メソアメリカ文明 | アメリカ合衆国の実業家 | 1838年生 | 1917年没