ジョン・W・キャンベル
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ジョン・W・キャンベル(John Wood Campbell Jr., 1910年6月8日 - 1971年7月11日)は、アメリカ合衆国の小説家、SF作家、編集者。SF雑誌『アスタウンディング・サイエンスフィクション』(後のアナログ)の編集長を務め、ロバート・A・ハインライン、A・E・ヴァン・ヴォークト、アイザック・アジモフなど多くのSF作家を育てた。1950年代アメリカSFの立役者のひとり。
『影が行く』(Who Goes There?) は、『遊星よりの物体X』(1951年)、『遊星からの物体X』(1982年)として2度映画化されている。ドン・A・スチュアート (Don A. Stuart) 名義でも、短編『機械』(The Machine) などいくつかの作品を発表した。
編集者としては特に初期のアジモフとの関係で知られており、有名な「ロボット工学三原則」もアジモフの短編を元に彼が定式化したものである。また、ファウンデーションシリーズで異星人が登場しないのは、白人至上主義者で異星人すら蔑視していたキャンベルとの衝突をアジモフが避けたためと言われている。
彼の業績を記念して、彼の名をとったジョン・W・キャンベル記念賞 (The John W. Campbell Memorial Award) とジョン・W・キャンベル新人賞 (The John W. Campbell Award) が別々に設けられた。
[編集] 作品リスト
- 100万光年の死闘 (The Mightiest Machine)
- 月は地獄だ! (The Moon Is Hell)
- 暗黒星通過! (The Black Star Passes)
- 影が行く (Who Goes There? And Other Stories)
- 太陽系の危機 (The Ultimate Weapon)
[編集] 映画化された作品
- 遊星よりの物体X (The Thing from Another World)、1951年(米)
- 監督:クリスチャン・ナイビー、出演:マーガレット・シュリダン、ケネス・トビー、ジェームズ・アーネス
- 遊星からの物体X (The Thing)、1982年(米)
- 監督:ジョン・カーペンター、出演:カート・ラッセル、A・W・ブリムリー、リチャード・ダイサート
カテゴリ: アメリカ合衆国の小説家 | SF作家 | 1910年生 | 1971年没