スタートレックIII ミスター・スポックを探せ!
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『スタートレックIII ミスター・スポックを探せ!』(Star Trek III: The Search for Spock)は『スタートレック』の映画第三作。スポックを演じるレナード・ニモイの初監督作品。『スタートレックII カーンの逆襲』や『スタートレックIV 故郷への長い道』との三部作になっている。
- 本項目は『スタートレックII カーンの逆襲』のネタバレを含んでいます。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ストーリー
カークたちはエンタープライズを救うために殉職したスポックの宇宙葬を行い、悲しみのうちに帰還する。しかしスポックの棺はジェネシス装置によって生まれた新惑星に軟着陸し、その肉体は魂のない状態で再生していた。またスポックは壮絶な死の間際、自己の魂(カトラ)をドクターマッコイに託していた。それを知り司令官に掛け合うカークだったが、軍規によりジェネシス星へ近づく事は禁じられていた。もう一つの人格に苦しむマッコイやスポックの魂を救うため、カークたちはエンタープライズ号を乗っ取り惑星ジェネシスへ向かう。しかしその頃、ジェネシスの航行を許可された科学船グリソムはジェネシス装置のデータを手に入れたクリンゴン人のクルーグによって破壊されてしまった。一方、ジェネシス装置には不安定な元素が使われていたことがわかる。惑星ジェネシスは急激な老化により終焉を迎えつつあった……
[編集] みどころ
前作で死んでしまったスポックを生き返らせてしまうという奇抜なストーリーを初監督で製作したレナード・ニモイの手腕が光る作品である、オリジナルのテレビシリーズでかつての艦長のために論理的であるはずのスポックが反乱を起こす、というストーリーがあったが今回はスポックが友人たちによって救われることになる。SFのくせに友情を語る青春映画のようなストーリーで地味な印象が否めないが、意外にも二作目と四作目の橋渡しという理由以上の見る価値と奇抜なストーリー展開からくる面白さが本作にはある。
[編集] キャスト
役名 | TV(日本) | 俳優 |
---|---|---|
ジェームズ・カーク | カーク船長 | ウィリアム・シャトナー |
スポック | Mr.スポック | レナード・ニモイ |
レナード・マッコイ | Dr.マッコイ | ディフォレスト・ケリー |
モンゴメリー・スコット | チャーリー | ジェームズ・ドゥーアン |
ウフーラ | ウラ | ニシェル・ニコルズ |
ヒカル・スールー | 加藤 | ジョージ・タケイ |
パベル・チェコフ | チェコフ | ウォルター・ケーニッグ |
デビッド・マーカス博士 | メリット・バトリック | |
サーヴィック大尉 | ロビン・カーティス | |
クルーグ艦長 | クリストファー・ロイド | |
サレク大使 | サレク大使 | マーク・レナード |
トゥラル | デイム・ジュディス・アンダーソン |
[編集] スタッフ
- 監督:レナード・ニモイ
- 製作脚本:ハーブ・ベネット
- 音楽:ジェームズ・ホーナー
- SFX:ILM
- 創作顧問:ジーン・ロッデンベリー
[編集] 外部リンク
- Star Trek III: The Search for Spock - Internet Movie Database
- Star Trek III: The Search for Spock (Memory Alpha)
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